ブロックチェーン技術が注目されておりますが、ブロックチェーンは仮想通貨のビットコインから生まれたものです。
ビットコインには各取引所ごとにAPIが公開されています。
このAPIを使うと送金なども行うことができるようですが、今回はお手軽にビットコインと日本円の為替レートを取得しグラフにしてみました。
今回は、インフォテリアが協業を発表したテックビューロ社の運営する取引所「Zaif」のAPIを利用してみます。
corp.zaif.jp/api-docs/
特にログイン等も必要ない「公開情報API」にティッカーというのがあります。
その中の「btc_jpy」が今回利用するAPIです。
APIを実行した際の価格等がJSON形式で取得できます。
というわけで、1時間に1回このAPIを実行し、24時間分の情報を元にグラフにしてみましょう。
作成したフローは2つ。
ひとつめは1時間に一度実行するフローです。
JSONをそのままファイルで保存しますが、ファイル数が多くならないように指定件数(今回は24時間分)以上は削除するようにしました。
こちらのフローは1時間ごとに実行するように、トリガーを設定します。
ふたつ目のフローはこちら。
保存したファイルを順次読み込みます。
古いものから順次読み込むように、ファイル一覧のコンポーネントを使いました。
あとは内容を読み込み、Velocityコンポーネントを使ってGoogleChartのHTMLを生成します。
ブラウザで実行してGoogleChartを表示する仕組みですので、こちらはURLトリガーを設定します。
ブラウザでアクセスされるたびにデータソースにアクセスする方法もありますが、アクセスが集中すると遅くなるだけでなくデータソース側にも迷惑がかかる場合もありますので、こんな感じでほどよく定期的に実行されるフローと、表示系の2つを組み合わせるのは常套手段の1つではないでしょうか。
ASTERIA Warpシリーズ担当のシニアプロダクトマネージャー。ホワイトペーパーの執筆のほか、開発経験を活かしたASTERIA Warpを使ったデモ作成等を実施。
Related Posts
ASTERIA Warp製品の技術情報やTips、また情報交換の場として「ADNフォーラム」をご用意しています。
アステリア製品デベロッパー同士をつなげ、技術情報の共有やちょっとしたの疑問解決の場とすることを目的としたコミュニティです。