ユーザー企業が語るデータ連携ツール活用法 #2 ワタベウェディング様編 講演レポート
「これからのコーポレートITの必須スキルとは? ~既存データ活用でIT部門主導の売上アップを実現~」

講演レポート ワタベウェディング様

あらゆる業務にシステムが利用されている現在、システム内のデータをどう活用するかがビジネス成長の鍵であるといっても過言ではありません。そんなシステムを管理する”情報システム部門”に求められる役割の変化について、ワタベウェディング株式会社 石毛様よりご講演いただきました。

事業内容

みんなの情シス

ワタベウェディング株式会社様(以下、ワタベウェディング)のメイン事業は国内・海外のリゾートウェディング事業とホテル運営です。
情報システム部門は昨年、SUNITED株式会社(以下、SUNITED)として独立し、ワタベウェディングに限らず様々な企業のITコンサルティング/運用サービスを行っています。事業会社の情報システム部門が集まって助け合う「みんなの情シス」というシェアリングサービスも提供されています。

事業会社の情シスに求められる役割の変化

事業会社の情シスに求められる役割の変化

システムがより広い範囲の業務に影響を与える現在、情報システム部門には単純なシステムの運用保守だけではなく売上・利益貢献につながる役割が求められる、と石毛様は考えます。

インフラがクラウド化し、システムもスクラッチ開発ではなくさまざまなサービスの組み合わせで利用できるようになり、以前と比べ構築・保守は格段に容易になりました。

業務ごとに様々なシステム・サービスが利用されるようになったものの、それぞれの部門単位で管理されていることが多いのではないでしょうか。情報システム部門は、社内で利用しているシステムの全体を把握・理解し、それらの”データ資産”をどのように管理・活用するかを考えていくことが重要です。

ASTERIA Warpの活用

ワタベウェディングの事例2/7

ワタベウェディングでは当初、ASTERIA Warpを販売管理システムと会計システム間の「バッチ処理」のために使用しており、情報システム部門でも管理されていない状態でした。

そんな時、各店舗で受け付けていた問い合わせを集約するためのコールセンター新設に伴い、顧客情報の一元管理が必要になり、こちらもあまり使われていなかったSalesforceを活用することに。Webサイトからお問い合わせいただいた顧客情報をSalesforceと販売管理システムに自動登録する処理、来店&契約成立後に販売管理システムに登録された契約情報をSalesforceに戻す処理など、ASTERIA Warpは「データ活用」の領域でも活躍するようになりました!

ワタベウェディングの事例:データ連携した結果

顧客情報を一元管理したことにより来店状況や契約状況などを正確に把握でき、お客さまのフェーズに合わせたメール配信が可能に!資料請求後、来店前、来店後など細かく状況を分類し、来店リマインドやおすすめのプラン紹介などのメールをMAで自動配信することにより、来店率向上につながりました。

現在は、グループ会社の顧客管理も一元化し活用していくことも考えているそうです。

Asteriaのメリット

石毛様が考えるASTERIA Warpを利用するメリットを3つご紹介いただきました。

  1. 開発変更が容易:ASTERIA Warpで開発する「フロー」自体が設計書となり、手直しが必要な際に修正箇所を見つけて直すことが簡単!
  2. エラー対応が簡単:標準で処理ログ、エラー内容が保存でき、一覧で確認できるところがGOOD!スクラッチで作ると一つひとつエラー処理を作成する必要があって大変…。
  3. 教育コストが低い:プログラミングスキルのない人にはASTERIA Warpの方がコーディングより覚えやすくハードルも低い!

システム連携サポートサービス「Ishigeria」!?

プロジェクト体制

売上アップに貢献するシステム連携を提案するSUNITEDでは、システム連携のサポートサービス「Ishigeria」の提供を予定中。システム・データの把握が難しい、複数サービス利用時にどのデータを連携させればいいか分からない、などの悩みを解決するサービスです。興味のある方はSUNITEDへお問い合わせください!

Q&A

――システムからデータを集合させるときに顧客データの統合で難しいところはありますか?どこに気を付ければよいでしょうか?

マスターデータがどこにあるのかをきちんと明確にしておくといいかなと思います。例えば、既存の販売システムを更新するとSalesforceが更新されて、Salesforceが更新されても販売管理システムが更新されるというように相互連携すると管理が複雑で難しくなるので、基本的にデータは一方通行の方がいいかなと思います。データの構成で言うと、業態によって顧客情報の項目が全然違うので、基本の情報だけひとつのテーブルにして、業態ごとの情報はそれぞれテーブルにわけてリレーションでつなげていますね。

――情シスに業務視点を持たせるにはどうすればいいでしょうか?

情シスが業務に関する意見を言いやすい環境・関係づくりが大切だと思います。ミスや失敗を強く言われてしまうと腕が縮こまって意見を言えなくなり、今のシステムを守ることに集中してしまいます。とくに経営者や大きな判断権限のある人が、情報システム部が気軽に意見を言える環境をぜひ作っていただきたいです。

ビジネスの成長にIT活用が欠かせない今、コーポレートITの必須スキルにマーケティング視点によるデータ活用が加わる日も近いかもしれません。

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