ユーザー企業が語るデータ連携ツール活用法 #3 FiNC Technologies様編 講演レポート
連携開発の常識を変える!?~話題のノーコード開発で実現する内製化~

講演レポート FiNC Technologies様

急激な環境変化への対応、DX推進、IT人材の不足等の理由から、システムインテグレーターに頼らずに自社でシステム開発を行う「内製化」に乗り出す企業が増えつつあり、その手段として有効な「ノーコード開発」が注目を集めています。

今回のセミナーでは、特にデータ連携をノーコード開発可能なツール「ASTERIA Warp」の活用によりシステム連携や業務自動化処理の内製化を実現した株式会社FiNC Technologies 張様よりその実践事例をご紹介いただきました!

事業内容

ヘルスケアに特化したプラットフォームアプリ

株式会社FiNC Technologies様(以下、FiNC Technologies)はヘルスケア/フィットネスアプリ「FiNC」や社員の健康管理をサポートして生産性向上を目指す法人向けサービス「FiNC for BUSINESS」など、ヘルスケアに関するさまざまなサービスを提供しています。

FiNCアプリのダウンロード数は、なんと1000万超!今話題のヘルスケアアプリです!

ASTERIA Warpの導入背景

ASTERIA Warpの導入・利用背景

FiNC Technologiesで利用しているシステムのほとんどはクラウドサービスだそうです。サーバーのメンテナンスが必要なく簡単に利用することができるのがクラウドサービスのメリットですが、標準機能で利用することを想定されており、カスタマイズが難しく、自社向けのデータ集計を行うためにはデータ加工・連携については手作業や個別開発する必要があり工数がかかっていました。

張様は以前在籍した企業でASTERIA Warpによるノーコード開発に関わったことがあり、システムの熟練者でなくても簡単に開発ができるというメリットを感じていたそうです。同社が利用しているクラウドサービスはAPIが公開されているため、FiNC Technologiesでもそのメリットを享受し、「システム間連携と業務自動化によるデータ活用の推進を実現したい」と考えてASTERIA Warpを導入されました。

ASTERIA Warpの活用

販売管理システム連携全体図

ASTERIA Warpの利用用途は、販売管理システムとの連携がメインです。

販売管理システムの出荷情報を元に運送会社へ出荷指示を出したり、売上データを集計しExcelレポートを作成したり、6つのシステム/ファイルがASTERIA Warpの活用でシームレスに連携しています。

セミナーではそれぞれの連携内容についても詳しくご紹介いただきました!

Salesforceでの活用

例えば、カスタマーサクセスでは、販売管理システム上の問い合わせデータをSalesforceへ登録し、カスタマー対応の効率化を進めています。

Salesforceとの連携で使用しているSalesforceアダプターではデータベースを扱う感覚で連携処理の開発ができます!アダプターを利用することで、頻繁に発生するSalesforceのカテゴリ項目変更にも柔軟に対応することができているそうです。

「通常のSalesforce連携であればAPI仕様の確認からスクリプト作成までかなり手間がかかるが、アダプターでは簡単にデータ取得や更新ができるのでとても便利」とコメントをいただきました。

内製のポイント

内製化できたポイント

各サービスのAPI仕様調査は必要なものの、仕様が確認できればノーコードで簡単に開発ができます。スピーディーなプロジェクト進行を重視しているため、外注ではスピード感が合わない場合はASTERIA Warpによる内製で対応することが増えているそうです。ノーコードで高速開発が行えること、仕様変更や追加開発もアジャイル開発で柔軟かつスムーズに実現できること、も高く評価いただいています。

クラウドサービスからExcelファイルまでさまざまなインターフェースに対応可能なので、システム連携だけではなく社内の業務自動化も多方面に実現でき、管理部門・業務部門の対応品質が上がり、作業工数が下がりました。その効果を実感した業務担当者も意欲的に情シスと業務改善を推進していくことになった、という副次的効果もお話しいただきました。

Q&A

――「仕様の変更、追加はアジャイル開発でスムーズに実現可能」とのことでしたが最初の実装はプログラミング開発同様に仕様を固めてから開発しているのでしょうか?「高速開発」というキーワードもありましたのでプログラミング開発と比較して最初の実装部分でも工数削減ができているのであればお聞かせください。

要件定義は必要で、設計も必要ではありますが、基本設計と詳細設計をまとめて整理できるので工数短縮につながります。データの加工ロジックや対応表が確認できれば、ASTERIA Warpはノーコードなので設計と開発を合わせて進められました。設計はしますが、通常必要な開発ドキュメントの作成まではいらないと思います。

――SIer時代と内製化時代でやり方に変化はありますか?

SIerだと基本的に受注した仕様を元に開発を進めていきますが、事業会社のシステム部門だと社内にユーザーがいるので、開発しながら状況を確認して、追加の依頼や変更にも柔軟に対応ができます。ユーザーである業務部門とディスカッションして意見を取り入れて実現すると業務部門も当事者意識が芽生えて、一緒に改善案を考えていくことができるところが大きな違いです。

――ASTERIA Warpの習得期間はどのくらいでしたか?また技術者の育成はどのようにされていますか?

私は2社でASTERIA Warpに携わってきましたが、開発歴では合計で1年半くらいしかありません。ただ、私の場合はもともとプログラムの開発経験はあるので、基本的な考え方が分かっていればすぐ使えるようになるのかなと思います。育成に関しては、最初は簡単な処理から作ってもらっています。ASTERIA Warpはプログラミングのハードルが低く小さな成果が出しやすいので、開発できると興味が湧いて次のステップに進むモチベーションにもつながっていきますね。

ノーコード開発ツール「ASTERIA Warp」を活用した内製化を実現したことで、変化にスピーディに対応可能なシステム開発の実現のみならず、業務効率化の効果を実感した業務部門の意識を変え、さらなる業務改善の促進につながるという間接的ながら大きな成果をあげられていることを感じました。具体的な活用方法の紹介が多く、私も自社の業務自動化例としてとても参考になりました!

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