2020/12/25 著者:車 淳一 カテゴリー: ASTERIA Warp使ってみた , アダプター紹介
こんにちは。 アステリアのチャです。
本日はASTERIA Warp 2012のリリースに伴い、Gmailとの連携処理を行うGmailアダプターが一緒にリリースされたのでご紹介します。
Gmailとは、Googleが2004年にサービスを開始し、ユーザー数が2019年末に15億人を越えている世界最大規模のメールサービスです。 また、ビジネス用のクラウド型グループウェアサービス、Google Workspace(旧 G Suite)にも含まれており、さまざまな規模の企業において、業務環境の改善や教務の効率化に活用されています。
今回は「Gmail」のフローテンプレートも一緒に公開されました!
Gmailアダプターでは3種類のコンポーネントが使えます。
コンポーネント | 説明 |
---|---|
GmailへSELECT文を発行して結果セットをストリームとして出力します。 | |
Gmailのテーブルに対して更新を行います。 | |
Gmailに任意のSQLの実行を行います。 |
GmailアダプターではRDBのようにSQLでデータを処理する手段を提供しています。そのため、基本的な使い方はRDB系(RDBGet、RDBPut、SQLCall)のコンポーネントと同じです。
Gmailより未読メールのみ取得し、本文と添付ファイルをファイルに保存するフローを作成してみます。 ここでは、GmailアダプターのRESTスキーマを利用します。
作成したフローは以下の通りです。
GmailGetコンポーネントを使ってGmailより未読メールを取得してメール本文をテキストファイル保存します。 そして、GmailSQLCallコンポーネントでプロシージャを実行して添付ファイルを取得します。
フローの実行結果下記の通り、メールの受信日、件名ごとフォルダーが作成され、その配下にメール本文のテキストファイル、添付ファイルが保存されています。
正常にメール本文と添付ファイルが保存されていることが確認できます。
指定したメール送信リストにメールを配信するフローを作成してみます。 ここでは、GmailアダプターのIMAPスキーマを利用します。
メール送信リスト、件名、メール本文を下記の通り用意します。
作成したフローは以下の通りです。
メール送信リスト、件名、メール本文を読み込み、GmailSQLCallコンポーネントを使ってプロシージャを実行してメールを送信しています。
フローの実行で送信されたメールはこちら↓。
いかがでしょうか。
Gmailアダプターを利用しますと複雑なAPIの実装が不要で、データベース連携と同等のSQLを利用して連携することができますし、スキーマ情報の自動取得によりGUIでSQLを自動生成する支援機能もございますので、皆さんも是非活用してみてください。
ユーザー企業が語るデータ連携ツール活用法 #10 エスペック様編 講演レポートハイブリッドクラウド連携を1ヶ月で実現!〜メーカーと代理店をつなぐ情報サイト構築による業務改善〜
ユーザー企業が語るデータ連携ツール活用法 #9 関電システムズ様編 講演レポート開発はつづくよどこまでも!~ノーコードツールに必要な二面性とは~
ユーザー企業が語るデータ連携ツール活用法 #8 コニカミノルタジャパン様編 講演レポートExcel業務の自動化で人的ミス&工数を削減!~従量課金型の新規ビジネスを支えるデータ連携ツール
レポート出力はもう不要!Zoomウェビナーの登録者管理を自動化―ナガタのRPA体験記
業務自動化でDX推進!パッケージ版Garoonとkintoneをノーコードでつないでみた!
ASTERIA Warp製品の技術情報やTips、また情報交換の場として「ADNフォーラム」をご用意しています。
ASTERIA Warpユーザー同士の交流の場として、各種イベント案内や開催レポートを掲載しています。
Copyright©1998 -2021 Asteria Corporation. All Rights Reserved.