ASTERIA Warp 製品ブログ

ユーザー企業が語るデータ連携ツール活用法 #14 テレビ朝日サービス様編 講演レポート
API連携の課題とデータ連携ツールによる攻略法~クラウドサービスとの最適な連携手法とは~

講演レポート14 テレビ朝日サービス様

昨今、手軽に導入できるクラウドサービスがさまざまな分野で普及しており、自社システムとの連携ニーズも高まっています。しかし、クラウドサービスとの連携を行うには、サービスベンダーの公開しているAPIだけでは不十分なケースがあります。

今回は、テレビ朝日サービスの渡部様よりデータ連携ツール「ASTERIA Warp」とRPAツールを活用し、各種クラウドサービスと社内システムの連携をノーコードで実現した事例をご紹介いただきました。

 

テレビ朝日サービス システム事業部紹介

テレビ朝日サービス システム事業部のご紹介

株式会社テレビ朝日サービス(以下、テレビ朝日サービス)のシステム事業部では、株式会社テレビ朝日(以下、テレビ朝日)の業務システムの開発・運用・保守や社内ヘルプデスクの運用サービスなどを提供しています。

既存のスクラッチ開発だけでなく、新しいツール・サービスの導入も積極的に行っています。ASTERIA Warpについては10年近く前にテレビ朝日に導入しており、現状、50以上の社内外システムと連携し、毎日1,500~3,000の連携フローを運用しています。
今回紹介する事例の中で、新しくデータ連携基盤を構築する際にASTERIA Warpを採用した理由のひとつとして、テレビ朝日での安定した運用実績もあげられます。

また、RPAの導入・運用サービスも幅広く提供しており、業務効率化、生産性向上を目的にテレビ朝日内外で約100のロボットが稼働しています。

 

人事給与システム更新プロジェクト

人事給与システム更新PJにおける要望事項

では、本題の人事給与システムの更新プロジェクトについてご紹介します。
本プロジェクトで、人事給与システムの刷新に伴い新しい人事給与システムを構築するうえで、ユーザー部門とシステム部門の両方からあがった要望事項を満たす必要がありました。

ユーザー部門の要望

既存システムはスクラッチで開発していたため、項目の追加や業務フローの変更に対応する際にシステムの改修に時間がかかってしまう、という課題がありました。そこで、人事や給与の機能に最適化されたクラウドサービスをそれぞれ導入し、業務変化にも迅速に対応できるようにしたい、と要望があがっていました。

また、業務効率化を推進するため、ユーザー部門自らが使いやすいと感じるサービスを選定することになっていました。

システム部門の要望

人事給与システムは他の社内システムとも連携しています。新しくクラウドサービスを導入し連携するデータフォーマットが変わることで、社内システムへの影響の調査、改修に多くの工数がかかることが懸念されました。そのため、社内システムへの影響がないよう連携するデータフォーマットをなるべく変更しないでほしい、という要望があがっており、今回一番重視したポイントでもあります。

また、今後クラウド環境へ移行していくことを見据えて、広くクラウドサービスと連携できるようなデータ連携基盤をクラウド環境上に構築することになりました。

 

RPAxASTERIAを選定した理由

当初は、クラウドサービスに用意されているAPIを使って社内システムとデータ連携することを想定していました。
しかし、APIを調査したところ、人事情報の氏名や所属部署などの基本的な項目は取得できたものの、社内システムで利用する組織の階層情報や異動情報を取得できないことがわかりました。また、新入社員登録時など、データ連携のトリガーとなる情報を取得することも困難でした。

そこで、それらの問題を解決するためにRPAツールとASTERIA Warpを組み合わせてクラウドサービスと社内システムのデータ連携を実現することにしました。

 

実現したこと

実現イメージ

RPAツールは画面操作を自動化できるので、人が行う作業と同じように画面操作経由でクラウドサービスにログインし、API経由では取得できない項目を含め、必要なデータを取得します。
一方、ASTERIA Warpはデータ変換が得意ですので、RPAツールで取得したデータをASTERIA Warpによって社内システムで扱うデータフォーマットへと変換、連携します。

これにより、必要十分なデータを漏れなくクラウドサービスから社内システムへ連携することができるようになり、APIの新規開発や社内システムの改修をすることなくデータ連携を実現。全体の開発費用を抑えることができました。
また、クラウドサービスとデータ連携機能を切り離すことで、ユーザー側で設定変更や項目追加を行っても、データ取得方法やデータ変換処理を変更するだけとなり迅速に対応が可能になりました。

 

RPAツールもASTERIA Warpもノーコードで簡単に開発ができるので、処理の修正も迅速に対応できますね。

システム更新後の連携図では”マスタ”がありますが、部署情報などあまり変更のないマスタデータを保持しています。こちらに関しては、APIを新規開発してASTERIA Warpで連携しています。

本プロジェクトのASTERIA Warp開発部分に関しては、ASTERIA Warpパートナーの株式会社アテネコンピュータシステムの協力により、短納期にも関わらず高品質なシステムを構築できました。

これにより、既存の関連システムへの影響を排除した上で適切なサービスへのリプレースを実現し、ユーザー部門、システム部門、双方の要望に応えることができました。

 

今後の予定

今後の展望

クラウドシフトの流れがあり、クラウドサービスの導入やSaaS間連携も進んでいますが、今回のプロジェクトで、公開されているAPIだけでは既存の社内システムへの連携要件を満たせないことがあるということがわかりました。

今後、クラウドサービスもAPIが充実すれば、RPAツールを使わずにASTERIA Warpだけで連携することができるようになるかもしれません。しかし、現時点では、APIがないシステム・サービスも多くあり、既存システムへの影響を考慮すると、RPAツールとASTERIA Warpのそれぞれ得意な機能を組み合わせて、APIだけに頼らないデータ連携基盤を構築するという手段も有用ではないかと考えています。

 

ASTERIA Warpでは各種クラウドサービスと連携するためのアダプターを提供しております。アダプターを利用するとクラウドサービスとのAPI連携を直感的に操作できるため、API習得コストや仕様変更時の対応を最小限に抑えることができますよ。

Q&A

―― ASTERIA Warp選定理由、比較製品に対してどういう点でASTERIA Warpが優れていたのかを教えてください。

やはり、これまでの実績として、ASTERIA Warpの安定性、パフォーマンスの良さが評価されました。具体的には、25くらいの連携先に同時にデータの受け渡しがあっても、なんの問題もなく安定して連携ができているところがデータ連携ツールとして優れている点かと思います。

―― 連携処理のレスポンスや、エラー発生時のリカバリ対応などで何か工夫されたことがあれば教えて下さい。

今回の人事給与システムとの連携では、そこまで連携頻度が多くないのでレスポンスの考慮はしていませんが、今後連携が増えてきても、これまでのASTERIA Warpの実績を考えるとレスポンスに関してとくに問題ないかなと思います。エラー発生時のリカバリ対応としては、ASTERIA Warpでエラー発生時にエラー詳細情報をログとして出力するようにしています。また、エラー発生のリスクを抑えるために、処理の変更があった場合には、検証機能で検証してから運用するようにしています。

―― 連携先のAPIのバージョンや仕様変更をタイムリーに把握し、合わせていくための社内の仕掛け、仕組みをどのように構築しておりますでしょうか。

(アステリア 熊谷より回答)今回の事例ではクラウドサービスとの連携をRPAツールで行っていますので、ASTERIA Warpでの対応方法をご回答させていただきます。ASTERIA WarpではAPI連携機能をラップしたアダプターがあります。アダプターを使うことで、APIの仕様把握やバージョンをお客様自身で管理していただかなくても、ツール(ツールベンダー)に任せることができます。その点が、API連携においてASTERIA Warpをご利用いただくメリットかなと思います。

―― RPAツールとデータ連携ツールをどのように使い分けられていますか。

データ変換能力についてはASTERIA Warpが圧倒的に強く、大量データ処理のパフォーマンスについてもASTERIA Warpに優位性があると考えています。RPAツールでデータ変換を行おうとすると、ノーコードとはいっても変換ロジックを作る必要があり、パフォーマンスにも難があります。ですので、RPAツールについては、Web画面を操作してデータを取得するといった得意分野に限定して、使い分けています。

―― 今後、クラウドサービスのAPIが充実していくことを想定して、クラウドサービスとの連携をAPIで対応したほうがよいのか、RPAで対応したほうがよいのか、アドバイスがあればお願いします。

まず、システム部門としてはAPIが十分にあるかというのは選定の基準として考慮したほうがよいと思います。とはいえ、ユーザーサイドとしてはサービスの使いやすさが重要かとは思いますので、APIの拡張を待たずに導入したい場合は、今回のような手法でクラウドサービスとの連携を実現することで乗り切れるのではないでしょうか。

Q&Aではその他にも多くの質問が寄せられました!
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API連携の課題とデータ連携ツールによる攻略法



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