Raspberry Pi 3が出ましたね。
技適マークがどうのという話も出てましたが、無事に国内で使えるものが出たので早速購入しました。
3の特徴は多少のスペックアップとBlutoothと無線LANが内蔵されたことのようです。
小型のLinuxマシンですので、ネットに繋がればASTERIA Warpからも普通に繋がると思われます。
センサーでもつなげてデータとってみようかなと思ったんですが、LinuxならASTERIA Warpインストールできちゃうんじゃないの?とゴーストが囁くのでチャレンジしてみました。
OSは一番「普通」だと思われる「Raspbian」を選択。
普通にインストールして普通に内蔵のWifi使ってネットワークに繋げられました。
あとはSSHでリモートからインストーラーをアップロード。
実行権限付けて実行すれば動くでしょーと、思ったんですけど・・・
「JRE libraries are missing or not compatible….」というエラーメッセージが。
インストーラに内包されてるJREがラズパイでは動かないんですね。
そんなわけで、開発陣や物識りな諸先輩方に聞いてみた結果、「どっかのLinuxにインストールしてJREだけ取っ替えれば動くんじゃね!?Javaだし。」という回答をゲット。
仮想環境に用意したLinuxにRaspberry Piで用意されているのと同じユーザー「pi」を作ってインストール。 ユーザーHomeディレクトリに出来た「asteriawarp」「asteriahome」ディレクトリをコピって来ました。
次に行うのはJREの入れ替えです。
asteriawarpディレクトリの「jre」ディレクトリをさくっと消します。
ネットで調べた結果、ラズパイに最初から入っているJREは「/usr/lib/jvm/jdk-8-oracle-arm32-vfp-hflt/jre/」にあることがわかったので、これをコピーして「~/asteriawarp/jre/」に置きました。
これでライセンスがちゃんと入っていれば起動しましたよ。
リモートからフローデザイナーでつないで使うことができそうです。
ついでに起動時に自動でASTERIA Warpが立ち上がるようにもしておきます。
「/etc/rc.local」にflowsvcをフルパスで書いておくと無事立ち上がるようになりました。
さて、こんな感じでラズパイにASTERIA Warpを乗せることができました。
なお、2016年3月現在で正式には動作保証はしてませんので、ご了承ください。
ASTERIA Warpシリーズ担当のシニアプロダクトマネージャー。ホワイトペーパーの執筆のほか、開発経験を活かしたASTERIA Warpを使ったデモ作成等を実施。
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