はじめまして、ISIソフトウェアー の藤堂です。
2018年5月1日より「ASTERIA Warp Boxアダプター」の提供を開始しました。
2018年6月4日プレスリリース
『アイ・エス・アイソフトウェアー、ASTERIA Warp連携「Boxアダプター」を提供開始』
「ASTERIA Warp Boxアダプター」は、「ASTERIA Warp」とbox が提供するクラウド型のセキュアなファイル共有ストレージ「Box(ボックス)」との連携機能を担う専用アダプターです。
今回は、この「ASTERIA Warp Boxアダプター」をどのように活用できるのか、私たちが考える活用方法のほんの一例ですが、3回に分けてご紹介させていただきます。
みなさんが抱えている課題解決の足掛かりになれば幸いです。
では、さっそく活用方法を見ていきましょう。
「ASTERIA Warp」の特徴である企業向けのシステム連携にフォーカスを当ててみましょう。
「ASTERIA Warp」は、様々な形式のデータフォーマットやシステム、プロトコルに対応したコンポーネントが用意されています。
今回はMicrosoft SQL Server(以下、SQL Server)とPDFを用いた活用方法をご紹介いたします。
みなさんは発注書などの書類をどのように作成して、どのように管理しているでしょうか?
例えば、各担当者のPCにExcelファイルで情報を入力し、PDF化したファイルをメール添付する場合や、システムから出力された発注書をPCにダウンロードして、ファイル共有サーバーに格納する場合もあると思います。
今回ご紹介するフローは、システムのデータベースからデータを取得し、PDF化したファイルを直接Boxにアップロードする処理です。
まずは、フローを見てみましょう。
このフローでは、SQL Serverに格納されているデータを取得してPDFを生成し、Boxに格納しています。
「ASTERIA Warp Boxアダプター」の特徴として、「ASTERIA Warp」で加工したファイルをローカルのフォルダに置くことなく、「Box」にアップロードができる点にあります。
特に個人情報等を扱うファイルであれば、セキュリティ対策として個人の端末にファイルを置かないことが望まれます。そのような場合に「ASTERIA Warp Boxアダプター」を使用することで、個人情報が個人の端末から漏洩することが防げます。
では、実際にフローを動かしてみましょう。
「Box」のフォルダに発注書が作成されました。
注文情報や明細の内容は、SQL Serverから取得した情報が記載されています。
「Box」の格納先として、お客様と共有しているフォルダを指定すれば、メールにファイルを添付する必要がなくなり、メールの誤送信などのリスクを防げます。また、発注書を修正した場合でも、過去のメールから最新のファイルを探す必要がなくなります。
情報セキュリティに注目が集まっている昨今、ファイルの取り扱い方を見直す良い機会ではないでしょうか。
第2回目のBoxアダプター活用法では、Boxの初期導入において簡単にデータ移行する方法をご紹介します。
株式会社アイ・エス・アイソフトウェアーは、“繋ぐ、繋がる”をテーマに、企業における一連の業務フローに対応したソリューションをトータルで提供するIT企業です。各企業に最適なIT基盤を構築することで、お客様のワークスタイルの改善・働き方改革の実現をサポートします。2012年からはASTERIA Warpテクニカルパートナーとして、お客様への技術的なサポートやノウハウの提供をおこなってきました。10年以上にわたる開発経験を活かし、「楽楽精算アダプター」や「Boxアダプター」などの連携アダプターの開発・提供もしています。
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