こんにちは。 アステリアのチャです。
ASTERIA Warp 2106新バージョンで、Microsoft Teamsとの連携アダプターがリリースされたので、さっそくご紹介していきます。

目次
Microsoft Teamsはマイクロソフトが提供するコラボレーションプラットフォームで、会議やチャット、通話、ビデオ、共同作業を1か所で行うことができるとても便利なツールです。Windows、macOS、Linux、iOS及びAndroidで使うことができるMicrosoft 365アプリケーションの一部ですね。
今回は「Microsoft Teams」のフローテンプレートも一緒に公開されたので、あわせてご紹介していきます!
| コンポーネント | 説明 |
|---|---|
| Microsoft TeamsへSELECT文を発行して結果セットをストリームとして出力します。 | |
| Microsoft Teamsのテーブルに対して更新を行います。 | |
| Microsoft Teamsに任意のSQLの実行を行います。 |
Microsoft TeamsアダプターはRDBのようにSQLでデータを処理する手段を提供しています。そのため、基本的な使い方はRDB系(RDBGet、RDBPut、SQLCall)のコンポーネントと同じです。
それでは、早速アダプターを使ってみましょう。
Microsoft Teamsアダプターではチームのライフサイクルを自動化することができます。 こちらのCSVファイルからデータを取得し、チームを自動作成するフローを作成してみます。

作成したフローはこちら。
MSTeamsPutコンポーネントを使って、グループを作成してグループIDとチーム名を使ってチームを作成しています。

フローの実行結果は下記のとおりで、CSVファイルから取得した4つのチームが簡単に作成できましたね。

Microsoft Teamsアダプターでは指定したチャネルへメッセージを投稿することができます。 メッセージはテキストまたはHTML形式で作成し、メッセージの重要度設定やチーム内のメンバーにメンションをつけることも可能です。
以下のCSVファイルからメッセージデータを取得し、チャネルへ投稿するフローを作成してみます。

このフローでは、MSTeamsGetコンポーネントを使って、ユーザー情報、チームID、チャネル情報を取得してMSTeamsSQLCallコンポーネントでSendMessageプロシージャを実行、メッセージを投稿しています。

フローの実行結果を見ると、「ASTERIA Warpチーム」の「一般」チャネルにメッセージが投稿されていることが確認できます。

Microsoft Teamsアダプターではチームのメンバーに対してシフトを作成することができます。
以下のCSVファイルからシフトデータを取得し、各ユーザーのシフトを作成してみます。

作成したフローは以下の通りです。
MSTeamsGetコンポーネントを使って、ユーザー情報、チームID、SchedulingGroupIDを取得してMSTeamsPutコンポーネントを使ってシフトを作成します。

フローの実行結果で、6月21日から6月25日までのシフトが正常に作成されていることが確認できますね。



いかがでしょうか。
Microsoft Teamsアダプターを利用すると複雑なAPIの実装が不要で、データベース連携と同等のSQLを利用して連携することができますし、スキーマ情報の自動取得によりGUIでSQLを自動生成する支援機能もあるので、皆さんも是非活用してみてください。
ASTERIA Warp 2106新バージョンについては、こちらをご覧ください。
PM・SE・マーケティングなど多彩なバックグラウンドを持つ「データ連携」のプロフェッショナルが、専門領域を超えたチームワークで「データ活用」や「業務の自動化・効率化」をテーマにノウハウやWarp活用法などのお役立ち情報を発信していきます。

![MDMコラム[入門編]第1回:マスターデータ管理(MDM)とは?メリットや進め方、導入事例をご紹介!](https://www.asteria.com/jp/wp-content/uploads/2013/01/warpblog_88671186_title01.png)



Related Posts
ASTERIA Warp製品の技術情報やTips、また情報交換の場として「ADNフォーラム」をご用意しています。
アステリア製品デベロッパー同士をつなげ、技術情報の共有やちょっとしたの疑問解決の場とすることを目的としたコミュニティです。