今回は、ASTERIA Warpを使ったExchange Onlineのメール送受信について、通常のメール処理との違いや連携方法、テンプレートを使った処理の作成についてご紹介します。
目次
マイクロソフト社が提供するExchange Onlineは、法人向けのクラウド型メールサービスです。ビジネスメールとして利用されている方も多いのではないでしょうか。メールの他にも予定表や連絡先などの各種機能をPCやスマホからアクセスできます。
通常ASTERIA Warpでメールの送受信をするときは、認証の仕組みとしてSMTPやPOP3、IMAP4などの基本認証を使うことが多いです。しかし、Exchange Onlineでは、それらの認証が非推奨とされており使えません。代わりに先進認証(OAuth 2.0)での認証が必要です。
では、先進認証を使って連携するためにはどのような方法があるのでしょうか。
Microsoft Office 365アダプターでは先進認証に対応しています。メールの送受信の他にも予定表、連絡先、OneDrive for businessなどと連携が可能です。
先進認証を含め、メールの送受信はREST APIを使って連携することが可能です。アダプターを使わずに標準機能のみで処理を作成する場合は、RESTコンポーネントを利用します。
こちらは公開されているAPIドキュメントをみながら処理を作成していただく必要があります。
Exchange Onlineでのメールは従来のメールと認証方法が異なり、Office 365アダプターかRESTコンポーネントでの対応が必要です。
「もっと具体的な対応方法が知りたい!」という場合は、ぜひテンプレートをご活用ください。テンプレート広場にて公開中です。
ナビゲーション画面に沿ってコネクション(接続設定)やファイルパスなどを設定するとフローが自動生成されます。
以下のような、メール送信・メール受信の処理が自動生成されます。
ご利用方法は、ADN Microsoft Exchange Online連携テンプレート(Office365アダプター利用)をご確認ください。
ナビゲーション画面に従ってクライアントIDなどの接続情報やファイルパスなどを設定します。
設定が完了すると、以下の3つの処理が自動で作成されます。
RESTコンポーネント利用のテンプレートでは、メール送信・メール受信に加え、初回の認証設定に使うAccessTokenの取得処理が含まれます。
ご利用方法は、ADN Microsoft Exchange Online連携テンプレート(RESTコンポーネント利用) をご確認ください。
ASTERIA Warpを使ったMicrosoft Exchange Onlineのメール送受信処理について紹介しました。テンプレートを使うことで1から処理を作成せずに簡単に連携することができます。
テンプレートを利用する際は、ダウンロードページに記載の注意事項をよく読み、処理内容を確認してからお使いくださいね。ぜひお試しください!
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