こんにちは、マーケティング本部のチャです。
私の所属しているマーケティング部もそうですが、広報活動や製品プロモーション、またユーザーとのコミュニケーションツールとしてFacebookやTwitterなどのSNSを運用されている企業って多いですね。
LINEやInstagram、LinkdInなど、それぞれの特性を持ったSNSもあり、企業として全てを運用していくのはとても大変です。専属のSNS運用担当がいれば良いですが、SNSを始めてみたものの、運用になかなか手が回らず、放置してしまっているというのも、あるあるな話です。さらにSNS分析までとなると、、、、気軽な気持ちで手を出さなければよかったと後悔している担当者も多いかもしれません。
そこで今回はそんなSNSの運用方法についてご紹介していきます。
最後には弊社で実施しているセミナー・イベント情報を自動でSNSへ投稿する方法についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
※本記事は2022年8月時点での内容です。2023年11月現在ではX(旧Twitter)への接続はX側のAPI仕様変更のため実施できません。
目次
SNSの運用には、以下のように大きく分けて4つの方法があります。
自社のSNS専属担当者が、SNSを使って商品・サービス・イベントの告知などを行います。場合によっては、SNSに投稿するコンテンツの作成やSNSを利用する人とのコミュニケーションを行うことも必要です。SNSはそれぞれ「言葉」「写真」「動画」をメインで伝えるなど特性が異なり、さまざまな種類があるため、全てのSNSを担当するのは無理があります。担当者に多くの人数を割くことはできないため、必要なSNSのみに絞って運用していく必要があります。
SNS運営代行サービスなどを利用し、外部に委託する方法です。SNS運営代行サービスなどは、企業によって担当する範囲が大きく異なります。例えば、SNS運用の企画・運用だけを行う場合もあれば、アカウントの開設、コメント対応、分析、フィードバックまで幅広く対応してくれる場合もあります。業務範囲によって費用が大きく異なるのが特徴です。
SNS投稿管理ツールとは、投稿管理機能・分析機能・管理者機能などを備えたツールです。複数のSNSアカウントの一括投稿やコメントの一括管理、ユーザーの行動分析などが行えます。多くのSNS投稿管理ツールがありますが、それぞれ対応可能なSNSや費用が異なるので、自社に合ったものを選定する必要があります。
SNSの投稿は、アプリやツールを連携させることによって自動投稿が可能です。さまざまなアプリやツールがありますが、CRMと連携させることによって、自社に関する記事の更新と同時にSNSでその情報を発信することや、定期的に投稿を行うことで自社Webサイトをアピールできます。
CRMはTwitter・Instagram・Facebook・LINE・TikTokなど、ほとんどの主流なSNSでの連携が可能です。
CMSとは、コンテンツ管理システムの略で、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても簡単にWebサイトの作成や運用が行えるツールです。自社のホームページなどに活用されることが多いCMSですが、近年はSNSと連携するケースが増えています。そこで、CMSとSNSを連携させることによって得られる3つのメリットをご紹介します。
企業のホームページなどは、検索エンジンなどから流入するのがメインです。しかし、CMSとSNSを連携していれば、アクティブユーザー数が多いSNSからの流入も期待できます。単純に流入数が増えるのもメリットですが、SNSで検索を行う傾向が高い若年層の流入も期待できます。集客力を増やしたい、若年層をターゲットにしたい場合におすすめです。
CMSの管理画面や編集機能からSNSアカウントにアクセスして、情報を発信できるので手軽に発信が行えます。CMSの更新と同時にSNSで情報を発信できます。投稿時に拡散を促すボタンを配置することも可能です。SNSユーザーに「シェア」や「リツイート」で、情報を拡散してもらえば、無料で多くの情報を拡散することが可能になります。
CMSとSNSを連携していない場合は、それぞれで投稿を行わなければならず、投稿忘れが起きてしまうこともあります。しかし、CMSとSNSを連携することで、CMSの更新と同時にSNSに情報を発信できるため、投稿忘れを防止することが可能です。
SNSには、Twitter・Instagram・Facebook・LINE・TikTok・YouTubeなどさまざまな種類があります。WordpressなどのCMSによって、それぞれ連携可能なSNSは異なりますが、一般的にはTwitter・Instagram・Facebookとの連携が主流になっているようです。これらの連携を行っておけば自動的にページの更新を行った際にSNSへの自動投稿が可能です。
CMSを使った際のSNS運用時の注意点について解説します。
SNSの投稿は、意図していない場合でも思わぬことで炎上につながることがあります。コンテンツの内容が批判され、拡散されると企業のイメージを損なうだけではなく、不買運動などの悪影響を及ぼします。
CMSとSNSを連携させた場合、CMSで完成した段階でSNSに自動アップロードされてしまうため、より注意が必要です。大きな事故や災害が起きた場合などは、タイミングを間違えると同じ内容でも炎上してしまうこともあります。普段からCMSとSNSが連携されていることを常に意識しておくことが大切です。
最近ではCMS以外にも顧客情報管理をしているCRMでセミナーやイベントを管理している企業も多いかと思います。そのデータを使いながらSNSの運用を行うことも可能です。顧客のロイヤリティを高めるために、セミナーなどの情報をSNSを活用し発信しましょう。CRMとSNSの連携は一見難しく見えるかもしれませんが、ノーコードのデータ連携ツールなどを活用すれば、プログラミングの技術がなくとも 開発を行うことが出来ます。
CRM内にまとめているセミナー・イベント情報をSNSへ自動で配信する処理を、誰でも扱えるノーコードのデータ連携ツール「ASTERIA Warp」を使って作ってみました。ASTERIA Warpを使うとFacebookやTwitterへの自動投稿がとても簡単におこなえます。
イメージはこんな感じです。
CRMから開催予定のセミナー・イベント情報を取得し、開催日の1週間前にFacebookやTwitterへ自動で投稿する流れです。投稿メッセージは開催日や場所の情報と合わせて、予め用意しておいた定型文で投稿するパターンと、CRM内から特定の紹介文を取得して投稿する2パターンで作成。画像と一緒にメッセージを今回はFacebookとTwitterへ自動投稿する仕組みです。
上記のようにCRMから情報を取得し、自動でさまざまなSNSへ自動で投稿する仕組みを、ノーコードのデータ連携ツール「ASTERIA Warp」を使うと簡単に実現できます。
今回作ったフローがこちら
フローはメインフロー、3つのサブフロー、エラー処理フローで構成されています。
メインフローでは
以上の処理を行います。
サブフローではCRMから配信対象のセミナー・イベント 情報の取得、FacebookやTwitterへメッセージを投稿する処理を行います。
ここでは、FacebookやTwitterへ投稿する際にエラーが発生したらエラーの詳細内容をSlackで担当者へ通知する処理を行っています 。
CRMから取得したセミナー情報が開催日の1週間前にFacebookとTwitterへ自動配信されましたね。
今回はCRMから情報を取得していますが、MAツールやCMS、または公開されているWEBサイトの情報などを取得する方法でもできそうですね。
業務自動化の一環として今回はセミナー・イベント情報をFacebookやTwitterへ自動投稿する仕組みを作ってみましたが、いかがでしたでしょうか。 CRM,Facebook、Twitterなど接続先が3つもあるので本来であれば、接続処理だけでも結構複雑なロジックの実装が想定されますが、ASTERIA Warpを使うと簡単に実装することができます。
SNS運用でお悩みの方は、「SNSの自動化」ぜひ試してみてはいかがでしょう。
ASTERIA Warpのプロダクトマーケティングを担当。ADNブログへの執筆も行っています。こちらのブログへはオプション機能の紹介や便利な使い方などの情報を配信していきます。
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ASTERIA Warp製品の技術情報やTips、また情報交換の場として「ADNフォーラム」をご用意しています。
アステリア製品デベロッパー同士をつなげ、技術情報の共有やちょっとしたの疑問解決の場とすることを目的としたコミュニティです。