データマートの特徴は?導入するメリット・デメリットを解説

2022/06/10

Data mart

データマートとは

データを保存・分析するために運用されるデータマートについて、以下で改めて詳しく解説します。

データマートは膨大なデータを管理しているシステムの一つ

企業で収集・蓄積している膨大なデータの中から、各部門で必要とするデータを選び出し、使いやすいように保存したデータベースを「データマート」と言います。データマートは膨大なデータを管理しているシステムのひとつです。

主な3つのデータ管理システム~それぞれの違いを解説~

データマートに似ているシステムに「データウェアハウス」と「データレイク」があります。以下ではこれらのシステムとデータマートの違いなどを解説します。

データマートの位置づけ

データマートは、名前にもある通りデータの小売店(マート)です。小売店に陳列されている商品のように、各部門で必要な情報がカテゴリー分けされています。分析担当者がすぐに取り出せて利用できる収納庫として位置づけられています。

データウェアハウス(DWH)とデータマートの違い

データウェアハウス(DWH)は、各部門から集めた情報を分析しやすいよう整理し蓄積しているシステムです。データウェアハウスとデータマートの違いは、保存しているデータの大きさにあります。

データウェアハウスは、「データマートに届ける情報を溜めておく倉庫」をイメージすると分かりやすいかもしれません。

企業の全データを、分析しやすいように整理して保存しているのがデータウェアハウスで、各部門ごとに必要な情報をデータウェアハウスから抽出・加工して保存しているのがデータマートです。

データウェアハウスについての詳細は、こちらからご確認ください。

データレイクとデータマートの違い

データレイクとは、細分化や加工がされていないデータをそのまま保存できる保管庫のことを言います。構造化データや動画、音声、SNSのログなどの非構造化データを含めて、企業にとって必要な情報を何でも保存できます。

データマートの種類

一口にデータマートと言っても、次のような種類があります。

  • 従属型データマート
  • 独立型データマート
  • ハイブリッド型データマート

以下で詳しく解説します。

従属型データマート

従属型データマートは、既存のデータウェアハウスから必要なデータをロードして利用します。データの形式がデータウェアハウスと同じか近いものを使うため、分析などに使いやすいのが利点です。

独立型データマート

データウェアハウスを使用せずに社内または外部のデータベースなどからデータを収集し、加工した後にデータマートに保管されます。

ハイブリッド型データマート

既存のデータウェアハウスと他のデータベースからデータを抽出し、加工して作られたデータマートです。運用が煩雑化しやすい一方、独立型と従来型のメリットが得られます。

データマートを選ぶメリット

データレイクやデータウェアハウスとある中で、データマートを選ぶメリットには次のような理由があります。

  • データの扱いやすさ
  • 実装が短時間でできる
  • 安価で導入できる

以下で詳しく解説します。

データの扱いやすさ

データマートは各部門で使いやすい形式にデータを加工しているため、扱いやすい点がメリットです。使う側のユーザーやシステムの要件に応じて改変しているため、使う側専用のデータベースと言えます。改変しても他への影響がなく、柔軟に利用できます。

実装が短時間でできる

データマートは短期間で構築・実装できるのが魅力です。特に独立型マートの場合、一週間ほどで構築が可能です。

安価で導入できる

データウェアハウスと比べてコストが安く導入できるのもメリットです。システムは複雑になるほどコストや導入までの日数がかかるものです。データマートは扱えるデータの量が少ない分、安価で導入できます。

データマートを選ぶデメリット

データマートにはメリットがある反面、次のようなデメリットがあることも把握しておく必要があります。

  • 維持するのにコストがかかる
  • データの規模が大きすぎると共有できない
  • 複雑で多角的な分析に向かない

以下で詳しく解説します。

維持するのにコストがかかる

データマートはデータウェアハウスに比べると、導入時のコストは安く済みます。しかし、維持するためにコストがかかる点がデメリットと言えます。導入だけして使う頻度が低い場合、導入コストよりもメンテナンスなどに維持費がかかってしまいます。

データの規模が大きすぎると共有できない

会社の規模によっては、データマートでは共有が追いつかない場合があります。データマートは小規模なデータを扱うのを得意としています。データ量が多くなると、データの処理が追いつかず共有できない恐れもあります。

複雑で多角的な分析に向かない

データマートが得意なのは単一データです。複雑で多角的な分析には向いていません。いくつものデータを必要とするような分析には適しておらず、新しい視点を得られにくい点がデメリットです。

結局どれを選ぶべき?管理システムを選ぶ基準

データマート、データウェアハウス、データレイクのうち、結局どれを選ぶべきかの基準を解説します。

利用目的を明確にする

どのようなデータを分析し、活用するか利用目的を明確にすることが重要です。そのため、企業の規模や利用目的に合わせて選ぶことをおすすめします。取り扱うデータ量が多くなく、特定の分野に絞った使い方ならデータマートを選ぶといいでしょう。短期間で構築できて、導入コストが安いという特徴があります。

ただし、データマートからデータウェアハウスへの移行は難しいため、目的次第ではデータウェアハウスの導入を検討するのが良いでしょう。

構造化データ、非構造化データなど、大量のデータを扱うのであれば、データレイクの導入を考慮すべきです。

予算を決めておく

あらかじめ予算を決めておくことで、迷わずに管理システムの導入ができます。

どんな製品があるのかを比較

データウェアハウスを選ぶ際は、どんな製品があるのか比較してみると良いでしょう。クラウド型、アプライアンス型、オンプレミス型のどれにするか、どんな機能を備えているのかなど、製品によって違いがあります。それらを検討したうえで選ぶと良いでしょう。

社内でのデータマートを利用したデータ活用事例

データマートを活用することで、様々な企業や業界で社内でのデータ管理を簡単に行うことが出来ます。今回はそれぞれのシステムのデータ連携を行うことが出来るデータ連携ツール「ASTERIA Warp」を使った活用事例でご紹介します。「ASTERIA Warp」を活用することで社内に点在している様々なデータや様々なシステムを連携することが出来、今あるデータを有効に活用することが可能です。

総合DBからデータマートを生成し活用

三協立山株式会社は、三協アルミと立山アルミが合併して誕生しました。その際、合併した各社で異なるメーカーのシステム等を保持していたため、複数のシステムからデータを収集する必要がありました。さらに、散らばった実績のデータを分析する際、複数のシステムからデータを収集し、Excelなどで再加工する手間がありました。

そこで、分散していた各システムを一元化・標準化し、ASTERIA Warpを経由してアクセスできるようにしたのです。結果、データマートのデータをBIツールで簡単に分析できるようになりました。

導入事例についての詳細は、こちらからご確認ください。

まとめ

当記事ではデータマートについてご紹介しました。データマートはデータを保存する管理システムの一つです。他にもデータウェアハウスやデータレイクといったシステムがあります。

データマートには次のようなメリットがあります。

  • データの扱いやすさ
  • 実装が短時間でできる
  • 安価で導入できる

導入や運用がし易い反面、以下のようなデメリットもあります。

  • 維持するのにコストがかかる
  • データの規模が大きすぎると共有できない
  • 複雑で多角的な分析に向かない

これらの特徴を踏まえたうえで、自社に必要な管理システムを導入しましょう。

関連する資料を以下にご紹介します。ご参考になさってください。



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