アイ・エス・アイソフトウェアーの片岡です。
第2回目の「楽楽精算アダプター」活用法はマスタの更新についてです。
今回は「楽楽精算アダプター」を使用してマスタの更新をやってみましょう。
「楽楽精算アダプター」のマスタ連携に関するコンポーネント2つを紹介いたします。
この2つのコンポーネントを使って実際に社員マスタの取り込みを行ってみましょう!
まずは取り込むCSVファイルを用意します。
取り込むマスタデータのCSVファイルと、更新するマスタの名称を設定します。
今回は社員コード9000~9004の4人を「楽楽精算」に登録します。
フローデザイナーに「CsvImport」コンポーネントを配置します。
「CsvImport」コンポーネントのプロパティ設定では、以下の設定を行います。
今回は「重複キー対処方式:データを更新」、「パスワード設定メール送信方式:送信しない」の設定で進めます。
フローデザイナーに「CsvImportProcess」コンポーネントを配置して、マスタデータの取り込み状況を自動で確認できるようにします。
「CsvImportProcess」コンポーネントのプロパティ設定では、以下の設定を行います。
※コネクションの設定方法は「楽楽精算アダプター」活用法 Vol.1 ― 楽楽精算と他システムとのデータ連携を自動化しよう!を参照してください。
Mapper・条件分岐処理を入れたら設定完了です。
完成したフローが以下となります。
こちらが実行前の社員マスタの状態です。
社員コード9000,9001には既にデータが登録されている状態でフローを実行してみましょう。
実行後の社員マスタは以下のようになりました。
既にデータが登録されていた社員コード9000,9001は更新され、社員コード9003,9004のマスタデータは問題なく登録されることが確認できます。
ASTERIAフローサービスログも確認してみます。
フローサービスログもしっかり出力されていますね。
このように、「楽楽精算アダプター」を使用すると自動でマスタの更新が行えるようになります。
「楽楽精算アダプター」を使用してマスタ連携を行うことで、組織異動などによる社員マスタのデータ作成や更新を自動化でき、また人的なメンテナンスミスも減らすことができます。
また「CsvImportProcess」コンポーネントでマスタの取込状況を確認できるので、「楽楽精算」にログインする手間を省くことができます。
マスタ更新を自動化して、業務の効率化を図ってみてください!
ここまでご覧いただきありがとうございました。
2回にわたって「楽楽精算アダプター」の使い方を紹介しました。コンポーネントの組み合わせ方によって、様々な活用方法があります。
みなさんのニーズに合った活用方法で「楽楽精算」とのデータ連携をご支援できれば幸いです。
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株式会社アイ・エス・アイソフトウェアーは、“繋ぐ、繋がる”をテーマに、企業における一連の業務フローに対応したソリューションをトータルで提供するIT企業です。各企業に最適なIT基盤を構築することで、お客様のワークスタイルの改善・働き方改革の実現をサポートします。2012年からはASTERIA Warpテクニカルパートナーとして、お客様への技術的なサポートやノウハウの提供をおこなってきました。10年以上にわたる開発経験を活かし、「楽楽精算アダプター」や「Boxアダプター」などの連携アダプターの開発・提供もしています。
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