ニューノーマル時代の業務自動化の進め方、DX実現のためのデータ連携「3つのポイント」

データ連携3つのポイント

DXによる業務変革と、従来ツールの課題

新型コロナウィルス感染症の“第6波”は、まん延防止等重点措置が解除されたものの、依然として先行きは不透明な状況にあります。しかし、「新しい日常」はすでに始まっており、企業は変化の激しいビジネス環境に対応すべくデジタルテクノロジーを活用したビジネス変革(DX)をスピーディに推進していくことが課題となっています。

たとえば、ビジネス変革を進める一つの手法として、RPA(Robotic Process Automation)などのツールを導入し、定型業務の自動化に取り組む企業が増えています。RPAは、これまで変革に未着手だった現場の定型業務の自動化にも寄与するとともに、業務に携わるユーザー社員自身が変革を主導できるといったメリットをもたらしましたが、その反面、次のような課題も指摘されるようになりました。

たとえば、人間が行うパソコン画面の操作を記録し、ルールエンジンやAIなどの認知技術を用いて代行するRPAは、その性質上、イレギュラー処理の対応が難しい面があります。また、複数の条件分岐を伴うような処理が苦手だったり、大量データの処理には時間がかかり自動化による効果が得られにくく、画面のないシステムとの連携も難しいといった課題があります。

さらに、管理面では、開発するロボットが増えると業務部門での運用・管理が難しく、いわゆる“野良ロボット”と呼ばれる情シス部門の管理負荷が増える課題も指摘されます。

データ連携の「3つのポイント」とは

こうした課題に対し、DX基盤としてのITインフラ整備には「データ連携ツール」を組み合わせることが有効です。データ連携ツールを組み合わせることで、システムやデータの連携がスムーズに行え、デジタル技術やデータを十分に活用できるようになるからです。 

では、データ連携の際にどんなポイントを押さえたらよいでしょうか。大きく以下の3つのポイントが挙げられます。

ポイント1:APIを有効活用する

現状、ほとんどのシステムやクラウドなどのサービスは外部システムから連携できるようにWeb APIを公開しています。しかし、API連携には連携手順(仕様)が書かれたリファレンスが難解で、また、すべてのAPIで手順が異なるため別の連携先では知識が生かせないという課題があります。そこで、API連携を容易に行えるツールを選ぶことが重要です。

ポイント2:クラウド上のデータを活用する

在宅勤務など働き方の多様化が進み、業務システムやアプリケーションのクラウド化が進んでいます。クラウドサービスへのデータ移行や社内システムとのデータ同期といったポイントを踏まえ、多くのクラウドサービスとの連携性が確保されたツールを選ぶことが重要です。これにより、様々なツールやシステム、データを組み合わせ、新しいサービスやビジネス価値を生み出すことが可能になります。

ポイント3:内製化に取り組む

クラウドサービスをはじめとした外部の仕組みを柔軟に活用しながら、必要な環境を社内で整備できる体制づくりにシフトすることで、開発のハードルを下げ、ITエンジニア不足といった課題を解消することが可能です。さらに、内製化には「開発や改善のスピードを高め、市場やユーザーのニーズに迅速に対応できる」「知識やノウハウが社内に蓄積できる」などのメリットもあります。

これらのポイントを実現するのが、データ連携ツール「ASTERIA Warp」です。ノーコードで様々なシステムやサービスと連携することができ、100種類以上のサービスやシステムと迅速に連携できます。

たとえば、API活用については、API仕様をASTERIA Warp側で吸収し、容易に連携を行うことができます。また、様々なクラウドサービスと連携してデータ活用が可能で、ノーコードでの超高速開発により内製化の体制づくりにも貢献します。

スピーディなデータ連携でDXに成功した先進事例

こうした特長を生かし、スピーディなデータ連携でDXを推進した企業事例もあります。

たとえば、メディア事業やゲーム事業・インターネット広告事業を展開する株式会社サイバーエージェントでは、各サービスの売上データを収集、分析するシステムをエンジニア10人のチームが半年ほどかけて構築しました。しかし、新サービスリリース時やフォーマット変更時の修正に手間がかかっていたため、新サービス提供や自社サービス品質向上などを目的とするDX推進の一環として、データ連携におけるデータ活用の強化に着手しました。

そこでASTERIA Warpを導入した結果、システムを引き継いだ担当者が、従来と同等の機能をもつ売上管理システムを3日で構築しました。また、新型コロナウィルス感染拡大によりリモートワークへ移行した際、VPNやビデオ会議ツールの利用率が急増し、継続利用が困難になることが懸念されたものの、ASTERIA Warpとクラウドデータプラットフォーム(Snowflake)を活用した分析環境をただちに構築し、ボトルネックを解決することにも貢献しています。

また、切削加工、設計、部品の製造から、表面処理、組み立てを行う株式会社トクヨシ精機では、IT部門を持たないため紙ベースでの手作業も多く、社員は受発注などの単純業務に多くの時間を取られ、スキルアップや企画業務などを行う時間がなかなか確保できずにいました。

そこで、「働き方改革」を実現すべく受発注業務の自動化を実施。注文機械部品表から材料の仕入れ先を特定する作業や売価の算出などをASTERIA Warpで自動化、単純な転記作業にはRPAツールを活用することにより、受発注業務処理が追いつかないことを理由にした納期変更がゼロになり、顧客満足度が向上しました。また、専任12名から兼任5名体制で業務遂行が可能になるとともに、受発注業務での残業時間がゼロになったことで、企画立案業務やスキルアップの時間が確保できるようになりました。

まとめ

ASTERIA Warpのノーコードによる高速開発によって、従来の手組みで数十分から数時間かかる開発が数分に削減可能です。

また、システム間の業務プロセス(データ連携)を自動化することで、上述したようなRPAツールの課題でもある「例外対応」「様々なシステムとの連携」「大量データの処理」の解決にも寄与することができます。

ニューノーマル時代のDX実現にノーコードのデータ連携ツールの活用をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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