RPAツール導入後約半年間で月50時間の業務削減効果を上げられた株式会社フォーバルテレコム様。一体どのようにしてRPA導入を成功に導かれたのでしょうか。
先日開催された「ASTERIA Warp業務自動化勉強会」で発表いただいた内容を元に、情報システム部がRPAを全社導入する際に大きなヒントとなる5つのポイントをピックアップしてみました。
目次
RPAツール導入前には、社内で名前の募集を行い、また導入時には「ロボ太が入社しました!」と告知するなど広く社内に知ってもらうための認知活動を実施。またRPAツールでどんなことができるのかを理解いただくため、社内でのデモンストレーションも相当数実施されたと聞きます。
次に業務自動化要望を要望シートに記入・提出してもらいます。要望シートには「定型業務の業務内容」の他に「実施頻度」「月間工数」「優先度」なども記載いただいたそうです。また、記載者には、直接ヒアリングも実施されたとのことです。
RPAはどのような定型業務にも適用できる訳ではありません。次のどれにするかを一つひとつ判断していきます。
業務手順が定まった単純作業、転記作業、チェック作業などはインプリしやすい
大量のデータ処理、データ授受処理、複雑な業務処理はRPAツールでは自動化できないため、ASTERIA Warpで自動化
業務手順が定まっていない業務などを自動化するのはとても大変なため、業務手順書のないものは手作業を継続してもらった方が無難
仕分けをしていると「そもそもこの業務必要ないんじゃない」というものも出てくる
画面解像度合わせ、ファイルINPUT、OUTPUTルール、実行シナリオ管理方法、RPAツールがインストールされたPCの管理方法、予約方法などの様々な開発・運用ルールを事前に決めることもトラブル回避の重要なポイントとなるようです。
現場担当者に自発的に作成してもらうと後々メンテナンスするのが困難なものが出来上がってしまいます。できれば情報システム部門でテンプレートを作成してあげて、穴埋めのような作業で済むようにして現場側にシナリオ作成してもらった方が良いとのことでした。
そして発表の最後には「RPAツール導入でわかったことは “アプローチの方法はASTERIA Warpと一緒なこと” 」と話されてました。実はフォーバルテレコム様は、POINT 4、POINT 5についてはすでにASTERIA Warpで実践済みです。(この辺りはこちらの勉強会のレポートで詳細をご覧いただけます)。
どうやらASTERIA Warpの導入ノウハウとRPAツール導入ノウハウはかなり共通しているということが今回の勉強会を通してわかりました。
“ASTERIA Warpユーザーの皆様をもっとハッピーに!”をモットーに日々AUGを運営しています。
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