こんにちは。 アステリアのチャです。
本日はASTERIA Warp 2012のリリースに伴い、Gmailとの連携処理を行うGmailアダプターが一緒にリリースされたのでご紹介します。
目次
Gmailとは、Googleが2004年にサービスを開始し、ユーザー数が2019年末に15億人を越えている世界最大規模のメールサービスです。 また、ビジネス用のクラウド型グループウェアサービス、Google Workspace(旧 G Suite)にも含まれており、さまざまな規模の企業において、業務環境の改善や教務の効率化に活用されています。
今回は「Gmail」のフローテンプレートも一緒に公開されました!
コンポーネント | 説明 |
---|---|
GmailへSELECT文を発行して結果セットをストリームとして出力します。 | |
Gmailのテーブルに対して更新を行います。 | |
Gmailに任意のSQLの実行を行います。 |
GmailアダプターではRDBのようにSQLでデータを処理する手段を提供しています。そのため、基本的な使い方はRDB系(RDBGet、RDBPut、SQLCall)のコンポーネントと同じです。
Gmailより未読メールのみ取得し、本文と添付ファイルをファイルに保存するフローを作成してみます。 ここでは、GmailアダプターのRESTスキーマを利用します。
作成したフローは以下の通りです。
GmailGetコンポーネントを使ってGmailより未読メールを取得してメール本文をテキストファイル保存します。 そして、GmailSQLCallコンポーネントでプロシージャを実行して添付ファイルを取得します。
フローの実行結果下記の通り、メールの受信日、件名ごとフォルダーが作成され、その配下にメール本文のテキストファイル、添付ファイルが保存されています。
正常にメール本文と添付ファイルが保存されていることが確認できます。
指定したメール送信リストにメールを配信するフローを作成してみます。 ここでは、GmailアダプターのIMAPスキーマを利用します。
メール送信リスト、件名、メール本文を下記の通り用意します。
作成したフローは以下の通りです。
メール送信リスト、件名、メール本文を読み込み、GmailSQLCallコンポーネントを使ってプロシージャを実行してメールを送信しています。
フローの実行で送信されたメールはこちら↓。
いかがでしょうか。
Gmailアダプターを利用しますと複雑なAPIの実装が不要で、データベース連携と同等のSQLを利用して連携することができますし、スキーマ情報の自動取得によりGUIでSQLを自動生成する支援機能もございますので、皆さんも是非活用してみてください。
機能詳細はこちらの記事でご紹介しています。
ASTERIA Warp 2012新バージョンのプレスリリースは、こちらをご覧ください。
ASTERIA Warpのプロダクトマーケティングを担当。ADNブログへの執筆も行っています。こちらのブログへはオプション機能の紹介や便利な使い方などの情報を配信していきます。
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