デベロッパーの実になる情報満載!「DevFes 2023 Autumn~ASTERIA Warp実りの秋まつり~」開催レポート

DevFes 2023 Autumn~ASTERIA Warp実りの秋まつり~

渡部キャラクター画像

こんにちは、AUG事務局のワタナベです。

2023年11月17日(金)、ASTERIA Warpデベロッパー様向けのスペシャルイベント、「DevFes 2023 Autumn」を現地・オンラインのハイブリッドで開催しました

今回のテーマは デベロッパーの“実”になる ということで、使いはじめの方からベテランユーザーまで参考になる、大変すばらしい会となりました^^
当日の様子をレポートいたします!

アステリアの受付ソリューション

現地会場の渋谷ストリームホールでは、アステリアの製品GravioPlatioをASTERIA Warpで連携させた受付ソリューションがお出迎え。

アステリアの受付ソリューション 来場者様へのスムーズなご案内を実現

↑来場者に事前に送られたQRコードをスキャンすると…

アステリアのAUG太郎様が来場されました。名札の色は緑です。

会場受付の様子↑受付担当者にSlackで自動通知。どなたが来場されたか即時通知されるため、
名札をスピーディにお渡し&スムーズなご案内を実現!

当日の講演資料の閲覧はHandbook Xも活用して、アステリア製品をフル活用しました!

プレイベント デベロッパークイズ

まず、プレイベントとして「DevFes」恒例のデベロッパークイズがスタート。
DevFesの司会進行はおなじみ菊ちゃんです。

菊地写真

豪華賞品を目指して皆さん真剣な面持ちです…!

DevFes2023 Automun ASTERIA Warpデベロッパークイズ

最高得点など気になる方はクイズ入賞者発表をご覧ください^^

挑戦いただいたみなさん、いかがでしたか?
クイズのあとは、いよいよ本編のスタートです!

開会挨拶

アステリア株式会社 常務執行役員 営業・マーケティング本部長 熊谷 晋

熊谷写真

開会挨拶

本編は弊社熊谷のご挨拶でスタート。

ASTERIA Warpの導入社数10,000社突破へのお礼や、コロナ禍を経てのコミュニティ活動の変遷、オンラインコミュニティ「ADN Slack」のバージョンアップ計画について熱く語りました!

ADN Slackのバージョンアップについては、年明け1月ごろのご案内を予定しています。お楽しみに!

[ユーザー事例講演]

新入社員が見たASTERIA Warp開発の現場~ゼロからのフロー開発習得法~

株式会社NYK Business Systems 海運プラットフォーム推進部/ITサポート課 横川 達也様

ユーザー事例講演のトップバッターを飾ったのは、NYK Business Systemsの横川さま。

横川様写真

開発未経験者に向けたゼロからのフロー開発習得法

入社間もなくASTERIA Warp担当に任命された横川さま。開発経験ゼロからのスタートにもかかわらず、前回のDevFes 2023 Winterのデベロッパークイズでは、ユーザー部門4位を獲得された逸材です。

開発の進め方や学習方法がわからない未経験者向けに、フロー開発を進める際の“頼り先”や“実際に試す“方法について、ご自身の経験をもとにお話しいただきました!

参加者の声

  • 新たにASTERIA Warpに触れる際に開発方法を習得していく上で、お手本とするべき内容だった。
  • 「頼る」ができるのは大事な事だと感じました。それを社外にも求める事が普通にできるのは素晴らしいと思います。
  • 初心者が困った時、どのような打ち手があるのか、パターン別にまとめられているのがとてもわかりやすくてよかったです。
  • ASTERIA Warp開発時の疑問点について誰に聞けばいいか分からないという同じような経験をしたことがあるので、共感できました。
  • ASTERIA Warpの技術習得に限らず、何かのスキルを身に付けるためには必要なマインド。開発者としてアサインされた新人の方が挫折しないような環境を作るために、横川様の資料が指針になればいいなと思いました。

講演中、ADN Slackでは「ヘルプはF1キーでも開けるよ!」といった情報も寄せられていました。Slackでいつも情報提供してくださる皆さまもありがとうございます!

百貨店社員 登録業務自動化への挑戦 ~未経験の壁をのりこえイメージをカタチに~

株式会社三越伊勢丹 オンラインストアグループ デジタルベース運営部 インフラ推進 マネージャー 岸 菜穂様
株式会社三越伊勢丹 オンラインストアグループ デジタルベース運営部 インフラ推進 営業スタッフ 相川 悠様

つづいての講演は、三越伊勢丹の岸さま&相川さまのおふたり。

百貨店社員登録業務自動化への挑戦

岸様、相川様写真

三越伊勢丹さまでは、基幹システムへの商品マスタ登録に関わる業務(フォーマット変換やマッピングなど)の自動化にASTERIA Warpを活用。

開発未経験のおふたりが、設定も用語も何もわからない状態から、フロー開発を進められるようになるまでの間に、どのような壁にぶちあたり、どのように乗り越えてきたかについて、具体例を交えながらお話しいただきました。

参加者の声

  • 経験談からくる熱い語りにこちらも熱くなれました。
  • 実際に内製化された際の進め方について共有いただけたので、大変参考になりました。
  • 初めてのASTERIA Warp開発において、どんなことに躓き、どうやって解決していったのかのイメージができて、とても良かったと思います。知識ゼロのユーザーが知りたい内容がちりばめられていたと思います。
  • とてもよかったです。声も聴きやすく、資料も見やすく、大変興味深かったです。引き継ぎの部分など共感する部分も多く、勉強になりました。
  • 非IT部門でのフロー作成ということで、発表にあった以外でも様々な問題が発生し苦労されながら1つずつ解決してきたのでは、と思いました。もっと詳しく知りたい!

体験セミナーに参加して、そのあと実際どう進めていけば…?が良くわかるお話でした。プロジェクト当初からいらっしゃる岸さまと途中から参加された相川さま、異なる視点のお話が聞けたのもとても参考になりました。

ASTERIA Warpで始めるSaaS活用術

さくらインターネット株式会社 CS本部 アカウントマーケティング部 デマンドセンター 小林 涼様
日本ロードサービス株式会社 総務経理本部 情報システム部 部長 長田 英一様

ユーザー事例セッションもいよいよ後半に突入。
AUGの勉強会でも何度かご登壇いただいている、さくらインターネットの小林さまと日本ロードサービスの長田さまが、最強コンビを結成して登場^^

ASTERIA Warpで始めるSaaS活用術

小林様、長田様写真

ASTERIA Warpで繋げると、活用の幅がぐっと広がるSaaS。

さまざまなサービスを連携させてきた経験をお持ちのおふたりが、SaaS連携の具体例や、SaaSの中でも利用者の多いkintoneをCore+のジョブ管理ツールとして活用するデモ、さらにはちょっとした裏技やSaaS連携事例の調べ方までご紹介いただきました。

参加者の声

  • Saas連携が非常に多くありますので、参考にさせていただきたいと思います。
  • kintoneとの連携があり参考になった。ASTERIA Warpを使えば、高額なカスタマイズを入れなくても実現できることが増える気がしました。
  • SaaSは敷居が高そうで、全てフロー自社開発になっているので、是非とも参考にしたい情報でした。
  • そういった連携法があるんだと、とても興味深いお話で更にASTERIA Warpに興味が湧きました。
  • コント仕立てで楽しかったです。ASTERIA Warpを中心とした「SaaS」利用について、自分も利用しているにもかかわらず、俯瞰してみていないなぁと感じました。

セッション内で案内された「SaaS勉強会」について、「参加したい」というお声を複数頂戴しました。今後の開催にご期待ください!

情シスのエキスパートが考えるASTERIA Warp運用術~スムーズなフローリリース~

ワタベウェディング株式会社 グループ管理本部 システム統括部 石毛 信次様

ユーザー事例セッションの最後にご登壇いただいたのは、過去複数社にわたりASTERIA Warpに触れてこられたワタベウェディングの石毛さま。

石毛様写真

導入前の心得からはじまり、開発時に決めておくと良い役割分担やフォルダ構成、バージョン管理やリリース時のルールなど、さまざまな運用術を実例と共にご紹介いただきました!

フォルダルールの整備

システムによってユーザーが違う場合があるので、認識の齟齬を防ぐことが重要

リリースはRedmine+Teams申請 エラーの通知やログなどは全フロー共通

↑ご紹介いただいたさまざまな運用術

参加者の声

  • ユーザー管理について初めて具体的な例を聞くことができ、とても参考になりました。
  • 時間をかけて蓄積してきたと思われるノウハウが披露されていて、大変印象的なセッションでした。
  • 情シスの立場から、きっちり判断しながら事を進められている印象を受けた。稼働前のテスト環境整備等、気を付けるポイントの事例があったことはよかった。
  • ASTERIA Warpの習得を目標として認めてもらうのは是非自社展開したいと思いました。
  • 技術だけではなく、利用していくうえで事前にトラブルを防ぐのがいかに大切か再確認することができました。加えてお話頂いた内容は、ASTERIA Warpに限らず通ずる部分があるので、とても参考になりました。

複数社にわたってASTERIA Warp導入に携わってこられたご経験ならではのお話でした!「あるある」ネタもちりばめられていて、会場では共感の声や笑いも巻き起こっていました^^

パネルディスカッション「ASTERIA Warpの技術継承」

パネラー:
株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン 清水 正朗様
HOYA株式会社アイケアカンパニー 太田 満様
株式会社NYK Business Systems 横川 達也様
株式会社三越伊勢丹 岸 菜穂様
株式会社三越伊勢丹 相川 悠様
モデレータ:
アステリア株式会社 菊地 雄大

本編最後のセッションはパネルディスカッションです!「ASTERIA Warpの技術継承」をテーマに、ディスカッションを行っていただきました。

パネルディスカッション写真

ユーザー事例講演の前半にご出演いただいた、NYK Business Systemsの横川さま、三越伊勢丹の岸さま・相川さまの3名に加えて、2名のエキスパートがご登壇。

10年以上ASTERIA Warpに携わり、現在は新人技術者の育成も行っているゴルフダイジェスト・オンラインの清水さま、過去数社にASTERIA Warpの導入に携わってこられたHOYAアイケアカンパニーの太田さまです。

Q. 新しいメンバーを迎えるための準備として、これまでの知見を効率よく共有するために、どのような資料を作って残していくとよいでしょうか?(岸さま)

  • ASTERIA Warp導入時には、必ずユーザー部門のメンバーも含めて社内勉強会を実施している。ASTERIA Warp自体の使い方はもちろん、連携先の仕組、例えばどのような項目で、どのような連携になるのかについて、全体像を把握できるものについても準備する(太田さま)
  • ASTERIA Warp導入の目的について、背景や経緯も含めて必ず伝えるようにしている。複数の事業がそれぞれのシステムをもっており、それらをつなぐためにどう考えなければいけなかったか、システム構築を行うときには必要不可欠となる前提知識。また、“やっていいこととやってはいけないこと”についてもなるべく共有するようにしている。(清水さま)

Q. “やってはいけないこと”…具体的には?(菊地)

  • 例えば、「ファイルを読み込んでDB書き込む」という単純な処理を行う際、ASTERIA Warpだとファイルの全件読み込みも簡単にできてしまうが、テスト環境ではデータが数件で問題なかったものが、本番環境ではデータが数万行ありOut Of Memoryを起こしてしまうなど。読み込むデータがどうなっているかを想定して開発する必要がある。(清水さま)

Q. チームメンバーの個々のベストプラクティスを共有する良い方法はありますか?(岸さま)

  • 販売パートナー様に協力をお願いして、自分たちがよく使う処理については予め部品としてテンプレート化してもらい、その使い方も資料化して社内勉強会で共有してもらうようにしている。ほかにも、自分たちが開発するなかで見つけた知見については、定期的にチーム内で共有する場を設けるなど、より自分たちに合った方法を模索する。(太田さま)
  • ワタベウェディング様のセッションでも出てきた、「Redmine」というプロジェクト管理ツールを用いて、「なにをやろうとしたか」「なにをやったか」を後から検索しやすいように記録に残すようにしておくと、数年後にフロー改修する際などにも役立つ。(清水さま)

Q. HOYAアイケアサービス社で行われている「社内勉強会」について、具体的にどのようなことを行っていますか?(横川さま)

  • 2種類あって、1つめは導入直後に行う大規模の勉強会で、販売パートナー様に講師の対応を依頼して開催。アステリア社のトレーニング資料をベースに、販売パートナー様独自の開発・運用ノウハウも盛り込んでもらい、3日間くらいかけて開催。そこでできあがった資料を、新しく入ってきたメンバー向けに、知識を習得済みのメンバーからスキトラを実施。(太田さま)

Q. ここでADN Slackにきた質問です。開発時のフローやフォルダの命名規則について教えてもらえますか?

  • バッチ系の処理と、フロント側(WEBからリクエストを受けて処理を受ける側)の処理が2種類あり、それぞれの処理が混ざらないように、バッチ系のものには「BT」、WEB側は「WS」と頭につけて、後は連番。また命名規則の一覧表を作成して、フローデザイナーを開かなくてもわかるように工夫している。(清水さま)
  • 実は以前、命名規則を作っておらずフローとプロジェクトが増えてくるにつれて管理ができなくなるという地獄をみた。その反省も踏まえて、開発の部品となるテンプレートを作る時に、開発標準自体を販売パートナー様に相談して、ご提案いただいたものをもとに作成し活用。(太田さま)

Q. 非エンジニア部門のものが、ASTERIA Warpで開発を進めるにあたり、「これだけは知っておいたほうが良い」というものがあれば教えてください(相川さま)

  • 最初に触るときに、いきなり本番にはつなげないようにする。可能ならばバージョン管理もおこなって、問題が起こった時にも戻せるようにしておく。また、困ったときの問い合わせ先を確保しておく(清水さま)
  • ASTERIA Warp自体というよりは、データベースを扱うことが多いのでSQLを学んでおくといいのでは。(太田さま)

参加者の声

  • 簡単に作れるからこそ継承が疎かになりがちな部分もあるので、弊社でも体系化しようと動いています。
  • 技術継承や新しく参画したメンバーへの教育や開発者同士の情報共有は課題として感じているのでこういった会社を超えたディスカッションは勉強になりました。
  • まだ学び始めてばかりのため、難しい内容もありましたが、実体験や課題を聞けたので、自分の今後に活用することができそうであると感じました。
  • 社内で教育はやっているものの技術者が増えない現状に悩んでいますので良い参考となりました。
  • ASTERIA Warpの知識だけでなく、システムの背景や意図などドキュメントに残っていない部分を伝えることはとても重要なことだなととても共感できました。

「質問に的確にこたえていく清水さま&太田さまがかっこよかった」といったお声も寄せられました^^
ASTERIA Warpの運用に悩んでいる方は、セッションでご案内のあった「よろずごと相談会」もぜひご活用ください!

クイズ入賞者発表・閉会挨拶

アステリア株式会社 営業本部 副本部長 河上 敬

本編は以上で終了となり、いよいよクイズ入賞者発表と閉会の挨拶です!
今回の栄えある入賞者と獲得点数は以下の通り。

ユーザー部門

最優秀賞:
ニックネーム:ミヤパパ様(72点)
優秀賞:
ニックネーム:マキカタ様(64点)
優良賞:
ニックネーム:さー様(64点)

※同一点数の場合先に回答したほうが上位となります

パートナー部門

最優秀賞:
SCSK株式会社 清水 絢子様(88点)

上位入賞者のみなさまと、23位・31位・111位・117位の方に順位賞をお贈りさせていただきました。賞品は今回ご出演の三越伊勢丹様のギフトセットをはじめ、すべてASTERIA Warpのユーザー企業さま提供の商品からチョイスしています^^
入賞のみなさま、おめでとうございます!

パートナー部門の88点は、過去最高得点でした!!!👏

クイズ入賞者発表に続いて、河上より閉会挨拶です。

河上写真

ASTERIA Warpのユーザー会AUGは15年ほど前に7名という小規模でスタートしましたが、今回のDevFesは900名近くのデベロッパー様に参加登録いただく規模感まで成長しました。ユーザー会の存在が導入の決め手になることも増えてきていることから、今後も随時情報発信を続けてまいりますと締めくくりました。

今回のDevFesの講演資料は、ASTERIA WarpのオンラインコミュニティADN Slackの#勉強会 チャンネルで共有しております。ぜひチェックしてみてください♪

おわりに

本編終了後、現地会場では登壇者さまや弊社メンバーを交えて情報交流会を開催しました^^

はじめましての方同士のテーブル、お久しぶりです~のテーブル、議論が白熱しているテーブルなどなど・・・大変な盛り上がりを見せていました!

今後も交流の場を設けてまいりますので、ぜひご参加いただけると幸いです。



クラウド版

使い方いろいろ!
手ぶら de ASTERIA Warp
体験 5日間

サーバー準備の手間なくデータ連携ツール「ASTERIA Warp」の
全ての機能を5日間お試しいただけます。

今すぐ体験してみる 書籍の詳細についてはこちらをご覧ください。
基礎と実践 使い方マニュアル
著者:渡部 かおり

著者:
渡部 かおり

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