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マルチクラウド連携の運用課題を解決。複数クラウド接続をノーコードでシンプルに始める方法

マルチクラウド連携の運用課題を解決!複数クラウド接続をノーコードでシンプルに始める方法

近年、複数のSaaSやIaaSを組み合わせる「マルチクラウド」が普及し始めています。
しかし同時に、クラウドサービス同士が連携できず、部門間で情報が分断されるといった課題も顕在化してきました。接続や運用が属人化すれば、業務の継続性にも影響しかねません。こうした状況を打開する鍵となるのが、ノーコードによるマルチクラウド連携です。本記事では、マルチクラウド運用の課題と、その解決策として注目される「ASTERIA Warp」の活用方法をご紹介します。

マルチクラウド時代、企業が直面する“接続できないクラウド”の壁

複数のクラウドサービスを組み合わせて利用する「マルチクラウド」へと移行する企業が増えてきました。部門間でのデータ共有が進み、情報管理の効率化にもつながる点が主な利点です。

一方で、AWSやAzure、GCPといったIaaSに加え、各部門で導入されたSaaSが混在することによりデータ連携が複雑化しています。当社が行った調査では、社内に専門知識を持った人材がいないこと、接続方式や認証仕様の違いなどが障壁となり、システム全体を統一的に管理するのが困難な状況となっていることがわかりました。

クラウドサービスとの連携で課題に感じたことはありますか?

結果として、CSVファイルの手動転送やエンジニアによる個別対応といった属人的な運用が続くケースも見受けられます。このような体制では業務の分断や運用負荷の増大が避けられません。

今後はマルチクラウドを導入するだけでなく、「いかに円滑に連携させるか」が、重要な課題となるでしょう。

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4つの運用課題──クラウドを「つないで使う」ことの難しさ

マルチクラウド環境の導入によって、企業のITインフラは柔軟性を増します。しかし、クラウド同士の接続方法やデータの取り扱いが異なることにより、統合的な運用は一筋縄ではいきません。以下では、マルチクラウド連携において多くの企業が直面する課題をご紹介します。

1. 異種クラウド間で統一的な接続管理ができない

クラウドサービスごとに接続方式やデータ連携の仕組みは異なります。近年はAPIを介してデータ連携を行うサービスも増えていますが、ファイルベースでのデータ登録や専用フォーマットを要求するケースも依然として存在します。

接続手段が統一されていない状況では、変換処理や連携の自動化が難しく、業務の一部に手作業が発生することも少なくありません。そのため、特定の担当者に依存しやすくなり、運用の属人化を招く一因となっています。クラウドの柔軟性を活かすには、異なるサービス間を一貫して接続・管理できる仕組みが求められます。

2. 接続はできても“業務に活かす”連携ロジックが構築困難

マルチクラウドを活用することで、各クラウドサービスやファイルに分散したデータをDWHに集約し、BIツールで可視化・分析するといった高度な活用も可能になります。しかし、クラウドサービス間の接続自体は実現できたとしても、業務に活かす連携ロジックの構築は容易ではありません。

例えば、クラウドAに蓄積された顧客データを、クラウドB上のマーケティングツールと連携させるには、データの変換処理や実行タイミングの制御、トリガー条件の設計など、複数の要素を組み合わせた制御が必要になります。
開発リソースが限られている現場では対応が進まず、連携が業務に活用されないまま形骸化するリスクが生じてしまいます。

3. スクリプト運用・属人運用によるブラックボックス化

クラウド連携を実現する手段として、スクリプトを用いたデータ処理が採用されるケースは少なくありません。ただしこの方法では、記述内容や実行条件を担当者しか把握しておらず、運用の属人化が進行する傾向があります。処理の全体像がドキュメントなどで適切に整備されていない場合はブラックボックス化を招く要因となるでしょう。

さらに、クラウドからデータを手動で抽出し、別のシステムへアップロードする運用では、手順や判断が担当者の裁量に依存しやすくなります。このような体制では、担当者の異動や退職により業務が滞るリスクが高まります。

4. システム変更に柔軟に対応できず、連携が止まる

クラウドサービスは頻繁にアップデートされ、仕様変更や新機能の追加が発生します。
その都度、接続設定や連携処理の見直しが求められますが、業務部門だけで対応するのが困難な場面も少なくありません。社内のIT部門や外部へ依頼するにしても状況把握などに時間を要し、システム間の連携が一時的に停止する可能性も考えられるでしょう。

さらに、複数のシステムが同一のデータを個別に保持・更新している場合には、整合性が取りにくくなります。例えば、システムAでは「在庫あり」、システムBでは「在庫なし」と表示されるような矛盾が生じることも考えられます
そうなれば業務効率を損なうだけでなく、顧客満足度にも悪影響を及ぼしかねません。

“ノーコードでクラウド接続する”という選択

マルチクラウド環境における課題を解決する方法として、「GUIベースでのノーコード接続」が注目されています。ノーコードツールを活用すれば、専門的な知識がなくても視覚的な操作でクラウド間の接続や業務フローの設計が行えます。
これにより、IT部門の負担を軽減しながら、業務部門が自ら構築に関与できるようになります。

また、変更や調整も容易なため、現場主導の「自走型」運用が実現しやすくなります。処理内容が画面上で可視化されており、担当者が交代しても内容をすぐに把握できる点もメリットです。

ノーコードでデータ連携をすばやく見直せる体制が整っていれば、変化の激しい時代でも柔軟に対応でき、事業の継続性や競争力の維持にもつながるでしょう。

ASTERIA Warpで実現する「つながるマルチクラウド」

コードを書かずにクラウド連携を行えるツールはいくつか存在しますが、19年連続で国内シェアNo.1を誇るのが「ASTERIA Warp(アステリアワープ)」です。

100種類以上の接続先に対応しており、AWS・Azure・GCPといった主要なIaaSはもちろん、各種SaaSやデータベースともGUI操作で簡単に接続できます。

また、REST APIの呼び出し機能やスケジュール起動などの標準機能を備えており、定型業務の自動化やリアルタイム連携にも対応可能です。GUIベースの設計により、環境変更があった場合でも再設定や拡張が行いやすく、業務を止めることなく運用を継続できます。
提供形態は、サブスクリプション・iPaaS・標準ライセンスの3種類です。例えば、iPaaS型の「ASTERIA Warp Cloud」であれば、インストール作業やサーバーの準備が不要なうえ、一時的な利用にも対応しています。

属人性を排除しつつ、スピーディな構築と安定したクラウド運用を実現するために、ノーコードのデータ連携ツール「ASTERIA Warp」の導入を検討してみてはいかがでしょうか。詳しい機能はこちらをご覧ください。

導入事例にみる“マルチクラウド連携”の成果

ここでは、ASTERIA Warpを導入してマルチクラウドの課題を解決した事例をご紹介します。

JR九州システムソリューションズ株式会社

JR九州システムソリューションズ株式会社様は、労務系サービスの「SmartHR」と、人事・給与系サービスの「ePro_St@ff」を組み合わせたHRソリューションを提供しており、両システム間で共通の人事データを扱う必要がありました。
更新頻度の高い情報を両方に入力する運用は非効率で、2,000名規模の企業では年間100時間を超える作業負荷が発生していたといいます。
この課題に対し、同社は「ASTERIA Warp Core」を採用しました。ノーコードで直感的に連携を構築でき、接続先が豊富な点やメンテナンスのしやすさが選定の決め手となりました。導入後は二重入力が不要となり、ある利用企業では年間100時間の工数削減を実現しています。

  • JR九州システムソリューションズ株式会社様の事例詳細はこちら

“接続できるクラウド”が、企業のITインフラを変える

クラウドサービスの導入は、もはや企業のIT戦略において前提となりつつあります。しかし、真に価値を引き出すには、複数のクラウドを「つなぎ、活用する」視点が欠かせません。

部門や用途ごとに導入されたクラウドが分断されたままでは、全社的なデータ活用は進まず、業務の一体感も損なわれてしまいます。さらに、連携処理が属人化していると、担当者の異動や離職によって運用が滞るリスクも生じます。
こうした課題を解決する手段として、ノーコードツールが注目されています。視覚的な操作で接続を構築できるため、IT部門だけでなく業務部門も運用に関与しやすくなります。
中でも「ASTERIA Warp」は100種類以上のクラウドや業務システムとノーコードで連携でき、接続・統合の構築や管理を効率的に進めることが可能です。すでに10,000社以上の企業に採用されており、マルチクラウド運用の最適化を支えています。

業務効率化や企業の競争力維持に向けて、是非以下の資料も併せてご覧ください。



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基礎と実践 使い方マニュアル
執筆者:ASTERIA Warp チーム

執筆者:
ASTERIA Warp チーム

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ASTERIA Warpと色々つないでみた特集!記事はこちら>

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