ブロックチェーンの検証環境をさくらインターネット様、テックビューロ様のご協力で2016年1月から6月まで無償で提供しています。
今回はその環境で利用できるサンプルを作成しましたので、ご紹介してみようと思います。
プライベートブロックチェーンの基盤製品「mijin」はオープンソースのブロックチェーン基盤「nem」をベースとしています。
まだベータ段階のmijinのリファレンスは執筆時には公開されていませんでしたので、nemのリファレンスを元にフローも作成していきます。
※さくらクラウド上でASTERIA Warpを試せる無料体験版は提供を終了しました。
クラウド版「手ぶら de ASTERIA Warp 体験 5日間」をご利用ください。
「nem」のAPIのリファレンスはこちらをご覧ください。
なお、リファレンスを見る際、ポート番号が違う点にご注意ください。mijinでは「7895」が使われています。
まずは手始めとして、ブロックチェーンの各サーバー(ノード)のステータスを確認してみるフローを作りました。
今回、無償検証環境でのブロックチェーンでは、4つのノードが提供されています。
その4つのノードについてそれぞれステータスをチェックするため、4回繰り返すフローにしました。
RESTのコンポーネントではstatusのAPIを実行します。
実行結果はJSONで返ってきますので、ASTERIA WarpのJSONコンポーネントで受け取ります。
受け取った内容はステータスのコードが入っているだけですので、コードに対応したメッセージをリファレンスからコピーしてマッパーの中で変換するようにしました。
実行結果はわかりやすくCSV形式にしました。
こちらのフローをトリガーを使って定期的に動かし、エラーがあったらメールを送信するようにするなど、活用の方法はいろいろありそうです。
次回はアカウントの一覧を取得するフローをご紹介します。
他の記事についてはこちらをご覧ください。
ASTERIA Warpシリーズ担当のシニアプロダクトマネージャー。ホワイトペーパーの執筆のほか、開発経験を活かしたASTERIA Warpを使ったデモ作成等を実施。
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アステリア製品デベロッパー同士をつなげ、技術情報の共有やちょっとしたの疑問解決の場とすることを目的としたコミュニティです。