前回「①サーバーの動作確認をしてみた」に引き続き、ブロックチェーン環境「mijin」につないでみました。
第2回目の今回は、アカウントの一覧を取得してみます。
アカウントはそれぞれを一意に識別するaddressや、公開鍵などを持っています。それぞれのアカウント同士のデータのやりとりはこのaddress情報が起点となります。
また、アカウントには「重要度」というプロパティが存在しています。
BitCoinなどとは異なる「重要度」という情報はmijin独自のもので特徴づけるものです。重要度は複雑な計算によって取引や仮想通貨の所持額などから算出されます。
そんなわけで重要度の高いアカウントの一覧を取得してみようと思います。
作成したフローはこちら。
アカウントの一覧を取得するだけであれば、重要度を取得するAPI、account/importances を実行すると取得できます。
結果はJSONでaddress情報と、重要度が返ってきます。
アカウントのaddressが欲しいだけであればここで終わりでも良いのですが、さらにアカウントに紐付いている公開鍵等の詳細情報を合わせて取得するため、1件毎に繰り返して詳細を取るようにしました。
詳細は account/get のAPIに対して、addressを引き渡すことで取得できます。
最後に、重要度の情報と詳細の情報をマージします。
結果はASTERIA Warpが扱いやすいXML形式で出力してみました。
このフローは他のフローから「サブフロー」として呼び出すことも想定しています。
特定の条件にあったアカウントだけに処理を実行するようなフローなどに活用できるかと思います。
次回はいよいよ仮想通貨の取引を実行してみたいと思います。
他の記事についてはこちらをご覧ください。
ASTERIA Warpシリーズ担当のシニアプロダクトマネージャー。ホワイトペーパーの執筆のほか、開発経験を活かしたASTERIA Warpを使ったデモ作成等を実施。
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