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はじめまして、株式会社ハイマックス の田島です。
弊社では、2018年5月7日より、リモートRPAサービス「RPA on DaaS Connect」を提供しております。
プレスリリースについてはこちらをご覧ください。
「RPA on DaaS Connect」は、「ASTERIA Warp」とRPAツール「WinActor」をDaaS上で提供するサービスです。
近年、長時間労働の是正や生産効率向上を目的にした「働き方改革」の動きの中でも業務自動化が注目を集めており、この「RPA on DaaS Connect」を利用することで、コミュニケーションツール運用業務の自動化をスピーディに実現することが可能になります!
そこで今回は、「RPA on DaaS Connect」の中でも、データ連携に効果を上げやすい「ASTERIA Warp」の活用に着目した取組みをご紹介したいと思います!
弊社ではSlackを部分的に導入しており、部門間でのコラボレーションも積極的に行っています。
ただ、なにかと便利なSlackなのですが、メンバーが増えてくるとユーザー管理が結構大変だったりします。
何が大変かというと、まずユーザー招待作業。
何十人もいるユーザーを一人ずつポチポチ追加していかなければならず、これが地味に煩わしい…。
というわけで、この作業をなんとか自動化できないかと考え、実行したのがこちら!
<ユーザ管理用のSlack連携アダプターを作って、ユーザー招待作業を自動化>
まず、ユーザー招待コンポーネント「UsersInvite」をご紹介します。
下のフローでは社員マスタDBから新入社員情報を取得し、「UsersInvite」コンポーネントで招待メールを送信します。
さっそく実行してみましょう!
まずは「RDBGet」コンポーネント。
今回のテスト用に社員番号、姓、名、メールアドレス、入社日のシンプルなテーブルを作りました。
(Where句では当月入社の社員だけ取得するようにしてます)
社員マスタテーブルから取得した情報を「UsersInvite」コンポーネントにマッピングします。
設定可能なプロパティは下記の6つです。
名前 | 説明 |
---|---|
トークン | Slackワークスペースで発行 |
姓 | 招待するユーザーの姓名 登録時にデフォルト表示されます |
名 | |
メールアドレス | 招待するユーザーのメールアドレス |
参加チャンネル | デフォルトで参加するチャンネルID。今回はあらかじめ作った「welcomeチャンネル」のIDを設定しました |
招待メール再送 | 招待済みユーザーに再度メールを送信するか?:True or False |
フロー実行後、招待メールが届きました!
招待メールのリンクから登録画面を開くと、フローで設定した氏名が入力されています。
ログインするとデフォルトで「welcomeチャンネル」にも参加していますね。
さて、今回はユーザー招待を自動化してみましたが、これはSlack運用業務のほんの一部に過ぎません。
将来的には「チャンネル管理」や「ユーザー管理」コンポーネントも作りSlack運用を完全自動化に近づけようと思っています。
Slack運用の自動化については、こちらの事例でもご紹介しています!
労働時間の見直しが迫られている今、機械が出来る業務はどんどん自動化して効率的に仕事を進めていきたいですね。
「RPA on DaaS Connect」ではRPAツール「WinActor」を組み合わせることで、更に様々な活用方法が生まれます。そのような活用方法と合わせて、今後も業務自動化の実施例をご紹介できればと思います。
システム化の企画から、設計・開発、稼働後のメンテナンスまでのシステム・ライフサイクルの各領域にわたるソリューションの提供と、ASTERIA Warpサブスクリプション/テクニカルパートナーとして、リモートRPAサービス「RPA on DaaS Connect」の提供を行っています。
このパートナーの紹介ページ
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