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企業にとって顧客ニーズの把握は重要なテーマです。顧客の趣味嗜好や意見などを集約することで、企業はマーケティング営業活動に活用したり、新たな製品・サービスの開発に活用したりすることができるからです。
最近では、デジタル技術やデータを活用してビジネスモデルや働き方を変革し、競争力を高めていくデジタルトランスフォーメーション(DX)実現の観点からも、顧客ニーズをはじめとする「顧客データ」活用の重要性が認識されています。
顧客データ活用については下記よりご確認ください。
一般的に、顧客データには「定性データ」と「定量データ」があります。定性データは、インタビューやアンケートなどを通じて集計される顧客の意見や購買傾向など、数値化が難しいデータのことです。
一方、定量データは、年代や性別、居住地といった個人の属性データやWebでの行動履歴など、数値化が容易なデータのことです。
そして、定性データの収集に役立つアンケートを簡単に作成できるツールとしてよく使われているのが「Google フォーム」(Google Forms)です。これは、Googleが提供するオンラインフォーム作成ツールで、Googleアカウントを持っていれば無料で利用できます。
複数用意された質問形式からアンケートの形式を選択したり、質問項目をドラッグ&ドロップで並べ替えたり、直感的な操作で手軽にフォームを作成できます。
また、回答内容はGoogleドライブ上のGoogleスプレッドシートに自動で集計されるため、アンケート内容さえ設計すれば、フォーム作成の手間がかからない点が大きなメリットといえます。
ここで重要なことは、アンケートで取得したデータの活用をスピーディに行うことです。
アンケートはただ実施して終わりではなく、結果の集計、分析が必要です。そして、いくつかの調査を並行して実施しながら、得られたデータをスピーディに次のビジネス価値創出に活用していくことが重要なのです。
しかし、アンケート結果の集計や、ファイルへの統合・ファイルサーバーへの保存、あるいはチームへの共有といったデータ分析にかかる一連の業務は人力に依存していることが多く、手間も時間も かかる上にミスなどが発生する可能性があります。
データ活用をスピーディに行うには、人力に依存する業務フローを自動化し、効果的な設問項目の設計や、分析業務により多くの時間を割けるような仕組みを構築することが欠かせません。
そこで有効なのが、「自動化」による業務効率化です。たとえば、「ASTERIA Warp Core」のようなノーコードの自動化ツールを使うことも一つの方法です。
「ASTERIA Warp Core」は、データ連携をノーコードで行うことができるデータ連携ツール「ASTERIA Warp」の機能を厳選し、特定の業務を容易に自動化できるようパッケージされたものです。たとえば、Excelへのデータ入出力や、ファイルの送受信処理、データの抽出・クレンジング処理、RPA、クラウドサービスとの連携といった処理を、業務部門の方でも簡単に扱えるノーコードで簡単に自動化が可能で、月額3万円から利用できます 。
こういった自動化ツールを使うことで 、「複数システムへのデータ入力作業」「様々なフォーマットのデータを一つの資料にまとめる資料作成業務」「ExcelやCRM、名刺管理サービスからの顧客情報の抽出・加工処理業務」など、これまで人力で対応していた定型業務を自動化することができます。
さらにASTERIA Warp Coreには 便利な「アダプター機能」も多数用意されています。たとえば、Google スプレッドシートのデータの取得、登録やスプレッドシートの作成、削除などを可能にする「Google スプレッドシートアダプター」や、Googleドライブとの連携をシームレスに実現する「Google Driveアダプター」、そして、各種システムやサービスとGoogleコンタクトとの連携を実現する「Google コンタクトアダプター」を活用することにより、アンケート業務に関する次のような業務フローを自動化することが可能です。
「ASTERIA Warp」のアダプター機能を使えば、顧客ニーズ等の把握に役立つアンケート調査と、得られたデータの集計、分析、共有にかかる一連の業務フローをノーコードで自動化することができます。
スピーディな顧客データの活用によって、新たなビジネス価値の創出につなげてみてはいかがでしょうか。
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