横浜市
横浜市は、人口約377万人を擁する全国最大規模の政令指定都市である。同市では、デジタルの恩恵をすべての市民、地域に行きわたらせ、魅力あふれる都市を目指して「横浜DX戦略」を2022年に策定。「デジタル×デザイン」というコンセプトに基づき、各種申請・手続きの利便性の向上に加えて、その事務処理が担当部局内、および部局間を自動で流れる仕組みの構築を目指した。そこで、新たな予算・財務情報管理システムの導入を決定し、株式会社 日立製作所(以下、日立)がクラウドサービスのServiceNowを用いて構築。同システムでは、執行管理や資産管理、未収債権管理、契約管理、職員情報管理などの各システムとのデータ連携を前提としており、そこにデータ連携基盤として日立が「ASTERIA Warp」を導入。各業務システムの情報をServiceNowのワークフローへ連携することで、多大な手間を要していた予算見積もりや、事業局側での取りまとめ処理の大幅な効率化を実現した。
ASTERIA WarpのココがGood!
今回のプロジェクトは、連携先となるシステムの多くが同時並行で開発されていたため、プロジェクト開始時点で開発対象のデータ連携機能の要件が確定していないほか、プロジェクトの途中で追加・変更等が発生しましたが、ASTERIA Warpの開発に特別なスキルが必要なかったことから、アジャイル開発メンバーが他機能の開発と兼務しながら、アジャイルの予定工数内で顧客要件となる機能を実装することができました。また、ServiceNowのアダプターは全てのデータ連携をREST-API(https)通信により実現するため、総務省が定めるセキュリティ要件を満たすことができたことも成果のひとつです。 日立製作所 開発担当者 様
企業名 | 横浜市(株式会社 日立製作所が構築したシステム内で導入) |
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URL | https://www.hitachi.co.jp/public-it-inq |
所在地 | 東京都千代田区丸の内一丁目6番6号 |
会社概要 | IT、エネルギー、インフラなど幅広い分野で社会イノベーションを推進している |
事例公開日 | 2025年07月 |
『誰でも、もっと ASTERIA Warp』をコンセプトに、専門的な技術がなくても利用できる データ連携の基盤製品で、企業内の新旧さまざまなシステムやクラウド上のデータをスムーズに連携し、コストの削減や業務の効率化をサポートします。
業種や規模、用途を問わずさまざまなシーンでお使いいただけ、ノーコードにより非エンジニアの方でも手軽にデータ連携がはじめられます。
ASTERIA Warp製品の技術情報やTips、また情報交換の場として「ADNフォーラム」をご用意しています。
アステリア製品デベロッパー同士をつなげ、技術情報の共有やちょっとしたの疑問解決の場とすることを目的としたコミュニティです。
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