BIツールとの連携による経営分析や帳票作成などの活用法も実現
こうしてパナホームは、統合データベースを構築。同時に、工程ごとのポータル画面を用意し、ASTERIA Warpで情報を抽出して閲覧できる仕組みを実現した。
「この仕組みにより、様々な業務上のメリットを得ています。中でも評価しているのは、お客様との打ち合わせ内容や、設計に関する要望などが1つのデータベースに集約されるため、一度お聞きした話が、その後の工程スタッフにも確実に伝わるようになったことです」(溝渕氏)。これにより、接客対応の精度やレスポンスが格段に向上。顧客満足につなげられている。
また、社内の業務フローも効率化できている。例えば、営業担当者が設計部門に図面作成や見積もりを依頼した場合は、完成したファイルをデータベースに格納し、ポータルから閲覧できる仕組みを構築。営業担当者はタブレット端末を使って、外出先でもすぐに確認することが可能になり、業務の空き時間を有効活用できるようになっている。
さらに、今回の仕組みは、同社が今後の中核事業に位置付けるリフォーム事業の推進にも大いに役立っている。
パナホームは、住宅の引き渡し後、最長60年間を点検・メンテナンス提案などのサポート期間に設定している。今回のデータベース統合では、これらの業務を担当するアフターサービス部門が、商談以降の顧客とのすべてのやり取りをいつでも確認できる環境が整った。
「お子様の成長にあわせたリフォームに関する提案などを、最適なタイミングと内容で行える環境が整いました。またデータベースから取り出したい情報が変わった場合も、ASTERIA Warpなら設定を変えるだけですぐに抽出可能。臨機応変な情報確認が実現できています」と溝渕氏は満足感を示す。
加えて同社は、新たな試みとして、データ分析による経営指標の「見える化」にも着手している。具体的には、各工程で蓄積した業務データをASTERIA Warpで加工し、同一基盤内にあるBIツール用データベースに連携。必要なデータを、いつでもBIツールが取得できる環境を構築しているのだ。
「これにより、例えばお客様との商談の進捗状況を定量化するといったことが実現でき、より的確な営業戦略を定められるようになりました」(田口氏)。分析結果は各職能専用のポータルから参照が可能。この分析のためのデータ変換もASTERIA Warpが担っているという。
「この仕組みにより、様々な業務上のメリットを得ています。中でも評価しているのは、お客様との打ち合わせ内容や、設計に関する要望などが1つのデータベースに集約されるため、一度お聞きした話が、その後の工程スタッフにも確実に伝わるようになったことです」(溝渕氏)。これにより、接客対応の精度やレスポンスが格段に向上。顧客満足につなげられている。
また、社内の業務フローも効率化できている。例えば、営業担当者が設計部門に図面作成や見積もりを依頼した場合は、完成したファイルをデータベースに格納し、ポータルから閲覧できる仕組みを構築。営業担当者はタブレット端末を使って、外出先でもすぐに確認することが可能になり、業務の空き時間を有効活用できるようになっている。
さらに、今回の仕組みは、同社が今後の中核事業に位置付けるリフォーム事業の推進にも大いに役立っている。
パナホームは、住宅の引き渡し後、最長60年間を点検・メンテナンス提案などのサポート期間に設定している。今回のデータベース統合では、これらの業務を担当するアフターサービス部門が、商談以降の顧客とのすべてのやり取りをいつでも確認できる環境が整った。
「お子様の成長にあわせたリフォームに関する提案などを、最適なタイミングと内容で行える環境が整いました。またデータベースから取り出したい情報が変わった場合も、ASTERIA Warpなら設定を変えるだけですぐに抽出可能。臨機応変な情報確認が実現できています」と溝渕氏は満足感を示す。
加えて同社は、新たな試みとして、データ分析による経営指標の「見える化」にも着手している。具体的には、各工程で蓄積した業務データをASTERIA Warpで加工し、同一基盤内にあるBIツール用データベースに連携。必要なデータを、いつでもBIツールが取得できる環境を構築しているのだ。
「これにより、例えばお客様との商談の進捗状況を定量化するといったことが実現でき、より的確な営業戦略を定められるようになりました」(田口氏)。分析結果は各職能専用のポータルから参照が可能。この分析のためのデータ変換もASTERIA Warpが担っているという。
このように、ASTERIA Warpによって統合データベースを軸とする新たな業務基盤を整備したパナホーム。「今後は、スマートハウスと連動したエネルギー使用状況の分析や、省エネルギー設備の提案など、さらに新しいビジネスを開拓するためにもASTERIA Warpを活用したい」と溝渕氏は展望を語った。
システム構成図