パッケージ製品のカスタマイズを最小限に抑え、導入時の開発コストを大幅に削減
信興テクノミストはユーザー視点のデザインやアイデアで、お客さまの想いを実現するITトータルソリューションカンパニー。
同社の基幹システムは10年以上運用・管理されていることから様々な問題がが顕著化していた。それらの問題を解決するために自社のビジネスに適合する業務パッケージを複数検討。特にプロジェクト収支管理と財務会計をカバーする統合業務ソフトウェア「OBIC7」へのリプレースを実施した。他システムとの連携はOBIC7をカスタマイズで対応する予定であったが、より高速に柔軟に連携処理を作成するためにデータ連携ツール「ASTERIA Warp」を用いることになった。

- 頻発するシステム障害への対応
従来のシステム間連携処理は障害が頻発しており、原因の特定や手作業によるデータ修正など複雑な作業が発生していた。給与データの連携処理もあり、ミスが許されない作業は担当者の精神的負担に。 - システム開発期間の短縮
プロジェクト着手日が予定より約1年遅れたことでシステム開発にかけられる時間が約1/2に短縮。 - 機能拡張でのコスト増
システム間連携処理をすべてOBIC7のカスタマイズで対応すると業務内容変更時や新システム導入時に発生する処理修正コストがかかるため、柔軟に対応できないことが懸念された。

- システム間連携
勤怠システム「リシテア」上にある全従業員500名分の勤務時間データを1時間おきに出力し、OBIC7のフォーマットに変換。月末には給与計算システム「GrowOne Cube 給与」上の給与・賞与データをOBIC7に連携。 - 1人月で短期開発
開発担当者が1ヵ月で処理を作成。その後仕様調整やテストを含め予定より短い期間で開発が完了。 - 開発・運用部門間のスムーズな引き継ぎ
運用部門は開発部門とは異なるため、運用担当者も処理を理解し、修正を行うことができるようフロー内の処理を色分けし視覚的にわかりやすく作成。

- 安定稼働で運用者の負担軽減
従来のエラー原因となっていた異常データはASTERIA Warpで自動修正しOBIC7に連携することで、頻発していた変換エラーがなくなり、手作業によるデータ修正もゼロに。担当者の負担を大きく軽減した。 - 連携処理の一元管理
分散していた連携処理をASTEIRA Warpに 統一することで、実行タイミングの管理やログ確認など運用管理を簡略化。 - 処理改修コストの削減
法改正などによる変換処理や連携項目の修正は、マッピング画面で簡単に修正可能。
利用者の要望に素早く対応することが可能に
ASTERIA Warp選定理由
- 開発生産性の高さ
開発工数を大幅に削減する超高速開発の実現だけではなく、運用者への引継ぎや処理のメンテナンスが容易。 - エンジニアの推薦
パートナーとして数多くのプロジェクトを遂行し、習熟したプロフェッショナルエンジニアの推薦。
今後の予定
- システム間連携処理の拡張
システム毎に入力しているデータの連携や、新しく導入されるシステムとの連携など、利用用途を拡張予定。 - 運用ノウハウの蓄積
運用ノウハウをため、これまでの開発ノウハウも含め、一気通貫でASTERIA Warp外部プロジェクトを提案できる体制の構築。
システム概要図
『GrowOne Cube 給与』は『GrowOne 給与 SX』の旧製品です。