ASTERIA Warp導入事例：
株式会社アップ

株式会社アップ

ユーザー負担を最小限に抑え
強固な個人情報漏洩防止の仕組みを実現

[株式会社アップ]

業種：: サービス業
利用シーン：: 業務自動化
連携製品：: Excel / CSV

作業部屋やネットワークセグメントを分離した
より堅牢なセキュリティ環境を実現

株式会社アップは、難関中学受験指導「進学館」・小中対象高校受験指導「開進館」・大学受験指導「研伸館」・個別受験指導「個別館」・学び保育「こども館」など幼児から社会人までを対象とした数々の教育ブランドを展開する教育事業者。兵庫・大阪を中心に120校に及ぶ校舎を運営する。多い日には1日100件以上の問い合わせを受ける同社では、大量の個人情報を取扱うことから、個人情報取扱い規定の強化などにより、情報漏洩リスクをミニマイズしている。例えば、新たにマイナンバーや複数件の個人情報を取扱う業務を隔離された専用のセキュリティルームで処理することやまたその部屋で利用できるネットワークはメール処理が禁止されたセキュアなネットワークセグメントとすることなどである。しかし、この規定を遂行するにあたっては、数々の業務運用上の課題をクリアする必要があった。

セキュアな環境での問い合わせ対応
外部Webサイトからの問い合わせ、資料請求の回答をセキュアなネットワークセグメントでのみ処理できる仕組みが必要に。
セキュリティールーム滞在時間の長期化
経理担当者はマイナンバーを含むExcel業務をセキュリティールームで遂行しなければならなくなり、移動や部門内における意思疎通など業務効率の悪化が懸念された。
個人情報の多重入力
個別指導システムへの個人情報の入力は以前から手間なうえ、さらに複数件処理ではセキュリティールームでの作業が求められることに。

セキュアな業務環境作成の自動化
新規問い合わせや資料請求を受信するとASTERIA Warpがセキュアなネットワークセグメント上のフォルダに情報をコピー。同時に問い合わせログDB上の個人情報は匿名化し、問い合わせが来たことのみを担当者にメール通知（メール内に個人情報の記載はなし）。
個人情報取扱い業務環境の自動切り離し
マイナンバー以外の処理が完了したExcelファイルを特定のフォルダに置くとASTERIA Warpがセキュアなネットワークセグメント上のフォルダに自動コピー。
基幹システムからの個人情報の同期処理
生徒の個人情報を基幹システム（請求管理システム）から個別システムに日次バッチで同期することにより個人情報の入力作業が不要に。

データ転送の即時性と確実性を実現
異なるネットワーク間のデータ転送を自動化。人手を介すことがないため、有人操作に比して転送の即時性、確実性をセキュアに実現。
個人情報取扱い規定違反の防止
問い合わせログDB上の個人情報を匿名化することで、一般ネットワークからの問い合わせ回答処理を不可能に。
セキュリティールーム利用を最小限に
利用ネットワーク間でのデータ移動をASTERIA Warpで自動化することで、１つの業務の中でも個人情報を扱う処理以外は自席で作業可能に。

ASTERIA Warp選定理由

属人性の排除
業務自動化の推進
内製化を容易にするGUIベースのインターフェース

今後の予定

学生講師への翌日の授業の連絡
個別指導システムに登録されているスケジュールを　もとに学生講師に翌日の授業の連絡メールを自動配信。
Accessを利用したデータ処理の置き換え
教室事務担当者によるAccessを利用した個別指導データ抽出業務を自動化。

システム概要図

お客様から一言
ASTERIA WarpのココがGood！

今回、「利便性の確保」と「セキュリティ強化」という矛盾する課題をASTERIA Warpにより解決しました。
セキュリティ強化というと「従業員が気をつけることを増やす」となりがちですが、それは避けたいと考えていました。
今回、ASTERIA Warpで異なるネットワーク間でのデータ転送や個人情報の匿名化を行うことで、従業員の気をつけなければならないことを最小化できたのではないかと思います。今後も引き続き「従業員が不注意で違反をしてしまうことのない安心して働ける職場環境」の実現を目指し、ASTERIA Warpを活用・展開していく予定です。第一管理部　畑田貴史　様