ASTERIA Warp導入事例：
三機工業株式会社

三機工業株式会社

Microsoft Dynamics 365(CRM)と
基幹システムの連携を完全内製化
アダプターを活用し2ヶ月間での短期開発を実現

[三機工業株式会社]

業種：: 建設業
利用シーン：: 内製化, 基幹システム連携
連携製品：: Microsoft Dynamics 365

Googleマップを利用した施工物件検索システム早期カットオーバーで事業推進に貢献

三機工業株式会社は空調・衛生・電気等の建築設備、搬送設備や水処理設備など、様々な社会インフラ事業を展開する創業92年の総合エンジニアリング企業。同社の長期ビジョン『Century2025』に掲げる「LCE(ライフサイクルエンジニアリング)事業のさらなる推進」を実現するため、新たに「Googleマップを利用した施工物件検索システム」を、同社が開発基盤として導入した「Microsoft Dynamics 365」上に構築した。この検索システムではGoogleマップ上に過去に施工した物件がプロットされ、視覚的に物件を把握可能になり、「設備更新時期を迎える物件に対して先回りして更新プランを提示する」といったLCEに基づく提案営業活動が容易になるという。

過去の施工物件の保守メンテナンスやリニューアル工事を着実に受注することは営業上重要であるが、既存の施工履歴DBでは、物件名や住所の変更に対応できていないことから、過去の施工履歴から現在の物件（の所在等）を検索・特定することが困難なケースがある。
新システム開発にあたっては、Microsoft Dynamics 365と基幹システム上の施工履歴DBとのデータ連携が不可欠だが、連携プログラムを自社開発すると膨大な工数がかかる。

「Googleマップを利用した施物件検索システム」をMicrosoft Dynamics 365上に構築。
Microsoft Dynamics CRMアダプター（アーカス・ジャパン社製）を使い、基幹システムとの連携を内製開発。
ASTERIA Warpを使用した月次処理では約100万件のデータを検索し、その中から新たに更新された約2,000件をMicrosoft Dynamics 365に反映。

新検索システムにより特定地域、特定条件の設備更新時期を迎える物件を地図上で簡単に確認できるようになり、該当物件に対し迅速な営業提案が容易に可能となった。
膨大な開発工数のかかる連携プログラム開発が不要となり、２ヶ月の短期開発を実現。
高いプログラミングスキルを持たない部員でもデータ連携の作成、設定が可能に。
ASTERIA Warpの仕様書出力機能によるメンテナンス性の向上。

ASTERIA Warp選定理由

アーカス・ジャパン株式会社よりMicrosoft Dynamics 365連携用のアダプターが提供されていること。
自社開発システムでは実現できない高可用性、高信頼性。
運用・管理の負担を減らす可視化された処理フロー。

今後の予定

各部門がExcelで管理している作業現場や社員住所などを地図上にプロットすることで災害によるBCP（事業継続計画）にも役立てていく。
Active Directoryと社内全業務システム内のユーザー情報を連携し、人事異動と連動したID連携を行う。
uSonar*アダプターを使用しLBC(データ統合ソリューション)と社内DB顧客情報を連動し、名寄せ・クレンジングを行う。

利用イメージ

お客様から一言
ASTERIA WarpのココがGood！

ASTERIA WarpはGUIベースですのでなじみ易く、且つ書籍・セミナーなどの利用者向けサービスが充実しているので、部門内に展開する際にもハードルが低くなり助かっています。

また、Microsoft Dynamics 365との連携をJavaでコーディングすると膨大な開発工数となりますが、今回アーカス・ジャパン株式会社のMicrosoft Dynamics CRMアダプタを使用したことにより、コネクション名とクライアントIDを設定するだけで簡単に連携できたのも良かったです。情報システム室
和泉吉亮様