ASTERIA Warp導入事例:
ヤンマー情報システムサービス株式会社

ヤンマー情報システムサービス株式会社

アジャイル開発基盤でグローバル固有業務を効率化

[ヤンマー情報システムサービス株式会社]

業種:
製造業
利用シーン:
開発基盤
連携製品:
自社システム

海外10拠点の業務に潜んだ様々な非効率を解消

建設、エネルギーから農業、海洋まで様々な事業領域向けの機器を開発し、グローバルに事業展開するヤンマーグループ。同グループの情報システムを担うヤンマー情報システムサービス株式会社では、世界各拠点が補修用部品を調達する際に使うシステムと、拠点個別の業務システムとの連携に、「ASTERIA Warp」を活用してきた。さらに近年は、新たな用途にも積極的に利用を拡大。情報システム担当部門が行うデータ抽出作業を自動化するなど、海外各拠点の現場に潜む非効率な業務を削減し、同社の計画するグローバル展開をサポートしている。
王氏写真

ヤンマー情報システムサービス株式会社
販売管理システム部
部品システムグループ
王 馳氏

部品調達に関する情報の連携に
長年ASTERIA Warpを活用

 トラクター、コンバインなどの農業機械、建設機械、産業用/船舶用のディーゼルエンジンなど、様々な機械製品を提供するヤンマーグループ。早くから海外事業を推進してきた同グループは、創業100周年を迎えた2012年から「次なる100年」を見据えた戦略を展開。グローバルにおけるヤンマーブランドの一層の価値向上に向け、多彩な取り組みを実施している。
 また同グループは、海外ビジネスを支えるITシステムの整備も以前より行ってきた。具体的には、複数拠点が共通で利用するシステム基盤を用意することで、従来は拠点ごとに行っていた業務の標準化・効率化を進めていた。
 「例えば、補修用部品の受発注を一元管理するシステム『RPMS(Regional Parts Management System)』を2008年に構築。海外子会社10拠点で利用してきました」と同グループの情報システムを担うヤンマー情報システムサービスの王 馳氏は話す。
 その際同社は、各拠点側が保有する会計システムや他の周辺システムとRPMSのデータ連携にASTERIA Warpを採用。各国の業務時間が異なるため、24時間止まることの許されないシステム間のデータのやりとりに活用してきた。「導入にあたっては、ノンプログラミングで連携フローを開発できる扱いやすさや、多様なデータ形式に対応している点、安定性などを高く評価。実際、RPMSができる前は、部品管理システムはメインフレームで開発・運用していたため、新たな拠点が増えても、システムは容易に連携させることができませんでした。その点、現在はASTERIA Warpですぐにフローを追加でき、ビジネスの俊敏性が高まっています」と同社の長谷川 健裕氏は述べる。
 一方、近年はASTERIA Warpのメリットを、より幅広い業務に適用できないかと考えるようになっていたという。そのきっかけについて、王氏は次のように語る。
 「ある海外拠点に出張したときのことです。その拠点は、自前の会計システムがRPMSに接続できないと思い込んでおり、補修用部品の調達に関する作業を手作業で行っていました。そこで私は、容易に各拠点独自のシステムとの連携可能なASTERIA Warpでの連携を提案。実際に連携フローを短期間で構築してみせたところ、現地担当者に非常に驚かれ、感謝されたのです」。そのとき、ASTERIA Warpは、こうした隠れた非効率な業務を削減するためのツールとしても活用できるのではというアイデアが生まれたという。
 ASTERIA Warp マスターパートナーであるパナソニック インフォメーションシステムズが迅速かつ適切なサポートを実施してくれたこともあり、同社は、ASTERIA Warpの活用拡大を検討。それまでの利用経験を基に、効率化が図れそうな業務領域を精査し、システム連携を適用する方法を模索し始めた。
長谷川氏写真

ヤンマー情報システムサービス株式会社
販売管理システム部
部品システムグループ
長谷川 健裕氏

繰り返しの作業を自動化し
データ抽出業務を大きく省力化

 まず着目したのが、王氏が所属する部品システムグループ内での活用だ。具体的には「他部門から依頼されるデータ抽出作業の自動化」である。
 ヤンマー本社の部品システムグループには、部品管理業務のレポートに必要なデータをRPMSから抽出・提供してほしいという要求が、各国の拠点から月70件以上寄せられるという。そうした際、従来はシステム担当者がその都度手作業でデータを抽出し、送付してきた。「週次や月次で同じ依頼を受けることが多いのですが、手作業のため簡略化できず、業務の阻害要因になっていました」(王氏)。
 そこで、必要なロジックをASTERIA Warp上であらかじめ組んでおくことで、依頼受付からデータ抽出、受け渡しデータのアップロードまでの処理を自動化。一度受けた依頼は、次回以降、自動で対応できる仕組みを実現した。これにより、各部門が必要なとき、迅速にデータを確認できる仕組みを確立。抽出作業を行う部品システムグループの業務負荷が抑えら れているという。
 ここでカギとなったのも、導入時の評価ポイントであったASTERIA Warpの使いやすさだ。コード変換やジョブコントロールなどのロジックも含めて、構築はほぼすべてアイコンのドラッグ&ドロップで行える。「効率化すべき業務を見つけたら、まずは手軽に仕組みを作ってみることが可能。動かし、問題があれば修正するといったアジャイルなアプローチで開発できるため、細かな業務の効率化に非常に適していると感じました」(長谷川氏)。
 また、担当者間での引き継ぎも容易だ。例えば王氏は、前任担当者からASTERIA Warpを中核とする仕組みを引き継いだ際、約60本のフローが既に存在していたという。「それでも、画面やヘルプを見るだけで、どんな連携が行われているかすぐ理解でき、1カ月程度で大抵の作業が行えるようになりました。将来的に連携フローを変える必要が出た場合も、担当者に依存せず、修正対応が行えるでしょう」(王氏)。

効率的で確実な業務の仕組みを提案
小さな改善の積み重ねで全社に貢献

 現在もヤンマーグループは、王氏・長谷川氏が所属する部品システムグループが主導するかたちで、ASTERIA Warpによる業務効率化を推し進めている。具体的には、海外各拠点と顧客、および仕入先企業とのシステム連携などにASTERIA Warpの利用を検討中。手始めに、アメリカの中古エンジンの回収・販売ビジネスにおける仲介業者との受発注情報をASTERIA Warpでやり取りし、その原価管理情報などをRPMSに格納する仕組みの開発を進めている。稼働開始の暁には、より多くの事業領域の部品原価や利益を、RPMS上で一元管理できるようになる予定だ。
 「一つひとつは小さなものでも、多くの業務が自動化されれば、最終的な成果は大きなものとなります。またシステムの自動化により、人手を介さない部分を増やすことができれば、必然的にヒューマンエラーのリスクも減る。ASTERIA Warpの機能をフル活用することで、一層効率的で確実な業務の仕組みを全社に提案していきたいと考えています」と王氏。こうした改善策を継続的に提案できる情報子会社は、グループにとっても重要な存在となる。ASTERIA Warpは、グループ内での同社の価値向上にも一役買っているといえるだろう。
 今後は、当初からの活用法であるRPMSと海外拠点システムとの連携も拡大予定。直近では、アジアの新興国の拠点とのシステム連携が控えている。ヤンマーグループのグローバルIT戦略に欠かせないツールとなったASTERIA Warp。その多彩な機能と使いやすさにより、これからも同グループのビジネスを支えていくだろう。
ヤンマーシステム構成図

システム構成図

ヤンマー情報システムサービス株式会社

大阪府大阪市淀川区宮原4-1-14
住友生命新大阪北ビル12F

URL:https://www.yanmar.com/jp/yiss/

ヤンマーグループ複数社からの機能分社化により、1986年9月に設立されたグループ唯一のソフトウェア会社。生産管理から販売管理、経営管理に至る一貫したIT技術とノウハウを基に、ヤンマーグループの情報システム戦略を支える。従業員数195名(2016年2月現在)、売上高67億円(2014年度)。

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