日別アーカイブ: 2012年7月19日

言葉が自分を定義する


 ”The limits of my language mean the limits of my world” (人の言葉の限界が、その人の世界の限界である(平野超訳))と言ったのは、哲学者のウィトゲンシュタインで、私も大変共感しているのですが、最近はさらにそれを進めて「人の言葉が、その人自身を定義する」と感じます。

 言葉とは、そもそもその人の考えを言語化したものですが、言語として発することで、その考えを自ら肯定し、それを繰り返すことで、自らをまた定義してしまうと感じるのです。