電気自動車の充電サービスにブロックチェーン

先日TVを含め報道された、中部電力の「ブロックチェーンを使った電気自動車等の充電に係る新サービスの実証実験」。インフォテリアは、福岡に本社を置くnayuta(栗元憲一社長)と組んで、この実証実験に協力しました。具体的には、インフォテリアは実証実験で使うソフトウェアを担当、nayutaはハードウェアを担当しました。

実証実験の当日、記者の方々にお見せしたデモは、以下のような流れです。

  • 充電ステーション脇にPHV(トヨタ プリウス)を配置。

  • PHVユーザー自身が持つスマホ上でのアプリの説明。

  • 上記スマホから充電ステーションに1ポイントを送る。※1ポイントあたり1分充電される設定
  • 充電ステーションの電源装置がポイントが到着したことを認知する。(LEDが光る)

  • 電源装置がオンになり1分間充電を行う。

これだけでは、どこにブロックチェーンが使われているのか分からないかもしれません。この実証実験で、ブロックチェーンが使われているのは「ポイント」の部分です。このポイントが、ブロックチェーン上の「デジタルトークン」なのです。そして、このデジタルトークンが、インフォテリアが開発したスマホアプリの指示によって充電ステーションの電源装置(nayutaが開発)に向けて送られ、電源装置がデジタルトークンが送られてきたことを検知すると、そのトークンの数値に応じた時間だけ電源をオンにするというものです。

このような、電気自動車等の充電インフラへのブロックチェーンの適用は、世界でもまだ報道されておらず、金融領域以外へのブロックチェーンの適用として大変わかりやすく、その利用価値が明らかなものでしょう。

インフォテリアが企画・開発したソフトウェア、今回は実証実験用に使いましたが、実際には実用に値するレベルのものです。これを、企画から開発まで1ヶ月以内で完了できたのは、まさにブロックチェーン上のアプリケーションとして作ったからです。

インフォテリアでは、これからも様々な社会シーンでのブロックチェーンの適用を推進していきます。

 


2 thoughts on “電気自動車の充電サービスにブロックチェーン

  1. 鈴木貴之

    平野社長お疲れ様です!
    質問なんですが、インフォテリアはソフトウェア担当のようなのですが、実用化する際インフォテリアにどのくらいの恩恵(利益)が入ってくる感じなのでしょうか?素晴らしい取り組みなんですが、これにアステリアが絡んでくる感じなのでしょうか?

    お答えできる範囲で構わないので、教えていただけると嬉しいです🙇‍♂️

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    1. 平野 洋一郎 投稿作成者

      今回は、あくまで実証実験なので、当社の売上に関しては未定です。

      返信

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