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おかげさまで、東証一部上場へ

3月19日、インフォテリア株式会社は、東京証券取引所市場第一部(東証一部)への上場市場の変更について承認をいただきました。おかげさまで、インフォテリアは3月26日より東証一部の上場企業となります。

これもひとえに、創業以来20年間の成長を支えてくださった、パートナーの皆様、ユーザーの皆様、株主の皆様のおかげであり、また、「思い」を「現実」に変えてきた社員、そして支えてくださった家族の方々のおかげです。心より感謝を申し上げます。

誠にありがとうございます。

しかしながら、「世界で通用する製品/サービスを開発し提供する」というインフォテリア創業以来のミッションは、未だ道半ばです。東証一部への上場は、ミッション実現のために重要なステップではありますが、ゴールではありません。

国内外の有名企業が多い東証一部にあっては、インフォテリアはとても小粒の会社です。しかし、ソフトウェアを輸出産業にしたいという思いはどこにも負けません。ソフトウェアを、家電や自動車と同じように世界中に役立つ産業にすることができると確信しています。その実現のために、創業理念を忘れず、経営理念を貫き、さらに製品、サービスと自らを磨き、世界市場での価値創造に挑戦してまいります。

今後とも、ご指導、ご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

電気自動車の充電サービスにブロックチェーン

先日TVを含め報道された、中部電力の「ブロックチェーンを使った電気自動車等の充電に係る新サービスの実証実験」。インフォテリアは、福岡に本社を置くnayuta(栗元憲一社長)と組んで、この実証実験に協力しました。具体的には、インフォテリアは実証実験で使うソフトウェアを担当、nayutaはハードウェアを担当しました。

実証実験の当日、記者の方々にお見せしたデモは、以下のような流れです。

  • 充電ステーション脇にPHV(トヨタ プリウス)を配置。
  • PHVユーザー自身が持つスマホ上でのアプリの説明。
  • 上記スマホから充電ステーションに1ポイントを送る。※1ポイントあたり1分充電される設定
  • 充電ステーションの電源装置がポイントが到着したことを認知する。(LEDが光る)
  • 電源装置がオンになり1分間充電を行う。

これだけでは、どこにブロックチェーンが使われているのか分からないかもしれません。この実証実験で、ブロックチェーンが使われているのは「ポイント」の部分です。このポイントが、ブロックチェーン上の「デジタルトークン」なのです。そして、このデジタルトークンが、インフォテリアが開発したスマホアプリの指示によって充電ステーションの電源装置(nayutaが開発)に向けて送られ、電源装置がデジタルトークンが送られてきたことを検知すると、そのトークンの数値に応じた時間だけ電源をオンにするというものです。

このような、電気自動車等の充電インフラへのブロックチェーンの適用は、世界でもまだ報道されておらず、金融領域以外へのブロックチェーンの適用として大変わかりやすく、その利用価値が明らかなものでしょう。

インフォテリアが企画・開発したソフトウェア、今回は実証実験用に使いましたが、実際には実用に値するレベルのものです。これを、企画から開発まで1ヶ月以内で完了できたのは、まさにブロックチェーン上のアプリケーションとして作ったからです。

インフォテリアでは、これからも様々な社会シーンでのブロックチェーンの適用を推進していきます。