シリコンバレーにおいて、失敗も経験として評価されるというのはよく知られた話です。事実、シリコンバレーで何社も起業したある友人も、1社目を倒産させた直後に始めた2社目の方がより多くの投資が集まりました。一方で、日本にも「失敗は成功の母」という言葉がありますが、それはチャレンジを評価するということではありません。
新しい事にチャレンジする場合、それが成功するとは限りません。それが大きなチャレンジであれば、なおさら成功する確率は下がるでしょう。いまの日本社会では、減点法的評価が一般的で、失敗した場合のダメージが大きいため、何もやらない方がマシという結論に陥りやすい現実があります。チャレンジの芽があっても、石橋を叩いてプランを詰めているうちに時期を逸したり、結局NoGo(やらないこと)になってしまうということは少なくありません。こういったことが、グローバルな競争力の低下に繋がっていると私は感じています。
月別アーカイブ: 2013年4月
ベンチャーの事業プランが陥りやすい5つの罠
昨日、スタートアップ経営者や起業志望者の小さな集まりで「ベンチャー企業が陥りやすい5つの罠〜事業プラン編〜」という話をしました。私自身の経験を元に、青山学院の技術系ベンチャーの講座でも話をしていたことですが、この機会にあらためてまとめておきます。
内容は、一般的に「常識」とされていることでも、ベンチャー企業が事業プランを立てる場合においては、そのやりかたが命取りになってしまうようなこと〜罠〜がいくつもある、ということです。