月別アーカイブ: 2014年8月

ALSアイスバケツチャレンジに参加

ALSという難病の原因究明および治療薬発見に取り組むための寄付を募るチャリティ運動に参加しました。(バトンはAWSの小島 英揮さんより)

本来、アイスバケツをかぶるか、$100寄付するかの選択ですが、両方を選択しました。ALSのみならず、多くの難病に多くの方が関心を持ってくださることを祈り。

恥ずかしいことですが、私はこのチャリティ運動によって初めてALSのことを詳しく知りました。このような、お祭り騒ぎ的なチャリティーに疑問をお持ちの方がいらっしゃることも承知しています。しかし、それでも、この連鎖のおかげで私が知る事ができ、寄付をできたこと、多くの寄付が集まっていることは事実です。このチャリティーを考え出し、そしてここまでつないできた皆さんに敬意を表して、実行しました。

私の生まれ故郷である熊本で難病と戦う人に、少しでも支援と祈りが届けばと考え、くまモンの着ぐるみ、そして阿蘇の名水入りの氷水ででチャレンジしました。

私のバトンは、以下の3名に渡します。

・私の大先輩で、個人的にも難病に取り組んでいらっしゃる、はなまる学習会の高濱 正伸

・インフォテリアの社外取締役で、シリコンバレーのFenox Venture Capital CEOのAnis Uzzaman

・世界に羽ばたく熊本県のしあわせ部長「くまモン」氏

の3人に渡します。ALSへの$100の寄付か、Ice Bucket Challenge、できればその両方を!ぜひ、よろしくお願いします。

※ALSについて詳しくはこちら

ASTERIAが8年連続第1位、導入4,500社を突破

インフォテリアの主力製品「ASTERIA」。この度、独立系調査会社のテクノ・システム・リサーチ社の市場調査の結果で、2013年の集計でASTERIAが8年連続市場シェアNo.1であったことを発表しました。少し前に発表されている、アイ・ティー・アール社や、富士キメラ総研の調査結果でもASTERIAは市場シェアNo.1です。

また、時を同じくして、この6月末で、ASTERIAの出荷本数が4,500社を突破して、4,504社となったことも発表しました。

さて、ASTERIAが初めて市場シェア第1位を取ったのは2006年ですが、市場シェアと導入社数の数字はその2006年の時点ではどうだったのでしょうか?

まず、2006年の市場シェアは、18.3%で第1位。2位とは僅差です。それが、2013年のシェアは47.0%になりました。次に、2006年度末の導入社数は、360社。それがこの8年間で10倍以上の4,500社です。

2006年は、ちょうどASTERIAの第4世代にあたる「ASTERIA WARP 4.0」を発表した年です。それから8年間で、8回のバージョンアップを行ってきました。それぞれのバージョンの強化点をピックアップしてみましょう。

4.1:アダプタ開発キット、カスタム対応強化、パイプライン機能のUI強化
4.2:100 項目以上の要望対応、Excelコンポーネントの機能強化、2フェーズコミット
4.3:ITガバナンスへの対応強化、フロー差分比較ツール、新セキュリティプロトコル
4.4:開発・保守の見える化強化、フローデバッガ搭載、チャート作成機能強化
4.5:クラウド対応(Azure、AWS)、Excel XSLX形式対応、RDB挿入・更新高速化
4.6:モバイルデバイス対応、SharePoint対応、パフォーマンス向上
4.7:大規模対応、ビッグデータ対応、仮想化対応強化、Enterprise版の追加
4.8:クラウド利用促進、データ活用促進、管理・運用の効率化

これらの強化点は、バージョンアップ内容の一部ですが、これだけ見ても、ASTERIA WARPが、その時々のユーザーニーズに応え、または先取りして提供されていることがわかります。

これから、クラウドやモバイルが進化するに従って、企業の情報システムは、よりデータ中心になっていきます。データのあるところ、必ずデータ連携は存在し続けます。私たちは、ASTERIAが、今後10年、20年とユーザーに支持され、そしてNo.1であり続ける製品となるよう、製品を磨き続けていきたいと考えています。

Handbookの採用件数が700件を突破

昨日発表した2014年度第1四半期決算で、「Handbook」の採用件数が700件を超えて、707件となったことを発表しました。(ちなみに、「ASTERIA」と違い「件数」としているのは、大学や団体など企業でないところも多いため)

「Handbook」は、この6月で発売から5年を迎えましたが、その間、多くの先進企業や教育機関でご利用いただき、着実に採用件数を増やしています。

最近新たに公開された事例としては以下のようなところがあります。

最近は、事例でもわかるように特に営業やマーケティング等のセールスワーカー用途で大規模な導入が進んでいるのが特徴です。

なお、Handbookは、iOS (iPad, iPhone), Windows Tablet, Android, Fire OSのメジャーなタブレットOS全てに対応していますが、ユーザー数としては、まだiPadが圧倒的に多い状況となっています。

 

BSイレブン「財部誠一の経済深々」に出演

BSイレブン「財部 誠一の経済深々」の出演が終わりました。

この放送は、経済ジャーナリストの財部誠一さんが、毎回1人のゲストを呼び、その経営や哲学について30分強の時間をかけて鋭く切込むという番組です。この手の番組には珍しく生放送。

本番より少し早めにスタジオ入りしたのですが、全く打ち合わせなしで「流れに任せてください。いつも通りでいいですから」と、シナリオもリハーサルもなしで生放送の本番に突入!

「最初に会社のことを少し紹介します」ということで、唯一用意した(それもスタジオで(笑)Handbookの画面は、生放送ならではのハプニングで、表示されずに生放送内でやり直し(笑)

それでも、財部さんの軽快なリードのおかげで、緊張する暇もなく、あっという間に放送が終わりました。

放送の冒頭で「こういう内容は収録でやることが多いですよね」と言ってしまったのですが、財部さんが生放送にこだわっているのは、「Larry King Live」のように、ライブならではの面白さを引き出すことなのだそうです。

確かに、大企業の経営者のインタビューを「収録」にしてしまうと細かなカットや編集が入ってしっかり管理された内容になりそうですが、その分「生の声」の度合いは下がってしまうに違いありません。

前回の出演者はJR東日本社長、そして次回は三井住友銀行頭取、といかにも場違いな今回の私の出演でしたが、ライブ感だけは前後の社長に負けない自負はあります(笑)

星に願いを(シンガポール編)

先日、Handbookの新パートナーである内田洋行様の施設をお借りして実施したインフォテリアの戦略ラウンドテーブル(説明会)において、新しくシンガポール子会社を設立すること、そしてそこには私が赴任して立ち上げを指揮することを発表しました。

シンガポールは、インフォテリアにとってサンフランシスコ、上海、杭州、香港に続く5つめの海外拠点です。2年間ほどリサーチを続けて来た結論として、東南アジア展開の拠点としてシンガポールを選びました。また、これは今春に実行した新たな増資による投資の第1弾となります。

今回のシンガポールへの進出については、数多くのメディアにカバーいただきました。たいへんありがとうございます。

▼ASCII.jp 平野CEOがシンガポール赴任!インフォテリア、海外に本腰
▼ZDNet Japan インフォテリア、シンガポールに進出–ASEAN全域で事業を展開
▼Asahi Shimbun digital インフォテリア、東南アでソフト拡販-現地ITと提携積極化
▼ITpro インフォテリアが海外展開を加速、IoTにも注力
▼ITmedia Enterprise インフォテリアが海外進出を強化、2020年に売上比率を50%超に
▼Cloud Watch インフォテリアが海外展開を加速、「ASTERIA WARP」でIoT連携も視野に

余裕があるから進出するのではなく、本気だから、必死だから進出します。私自身が、外から見る目と感覚を肌で掴む事で、海外展開を加速するだけでなく、日本市場の価値、日本での活動の価値も、さらに高められることでしょう。

ところで、日本では国の名前を漢字で表すことがあります。例えば、アメリカ=「米」、イギリス=「英」、ドイツ=「独」、のように。では、シンガポールは何と書くか知っていますか?

答えは「星」です。

「米国」、「英国」のように国をつける場合は、「星国」となります。

インフォテリアのASTERIAも「星」に由来する名前(ギリシャ語で「星座」、ギリシャ神話の「星の女神」)なので、とても親近感が湧きます。しかし、なぜ「星」なのでしょうか?

答えは、「星」は中国語で「シン」と読むからです。フルで書くと「星加坡(シン ジァ ポー)」。その後、シンガポール国内の中国語を北京語化する流れで「新加坡」に変わったものの、「新」の字はニュージーランド(「新西蘭」と書く)とかぶるので、1文字で書くときには今でも「星」のままなのだそうです。

この秋から、インフォテリア全体のビジネス拡大の志と願いを胸に、星の国に赴きます。

【お知らせ】
8月8日(金)「財部誠一の経済深々」(BS11/21:00〜21:54)にメインゲストとして生出演し、海外展開の話をします。

(写真は、星国からはよくみえる南十字星