月別アーカイブ: 2016年6月

ブロックチェーン推進協会が本格的な活動を開始

4月に発足したブロックチェーン推進協会(略称:BCCC)が本格的な活動を開始します。

会員企業数は目標を大きく超えて増加しており既に60社を突破しました。技術提供会社が中心となって発足したBCCCですが、最近では「元祖フィンテック」と呼ばれるジャパンネット銀行や、海外において先進的な実証実験を行われているPwCグループのPwCあらた監査法人など利活用側の企業も加盟されました。さらに、利活用側、提供側の大手企業の方々が何社も加盟に向けて動いていただいており、理事長として身の引き締まる思いです。

そのBCCCが、本日6月30日に第1回総会を開催し、7月から本格的な活動を開始します。当初の活動は、普及委員会(委員長:大谷健@日本マイクロソフト)、技術委員会(委員長:杉井靖典@カレンシーポート)、運営委員会(委員長:平野洋一郎@インフォテリア)からスタートします。

普及委員会は、ブロックチェーン技術に世界的にコミットしているソフトウェア大手の日本マイクロソフト株式会社のエグゼクティブプロダクトマネージャー大谷健氏(BCCC理事)に委員長を務めていただきます。この委員会は、会員内外の普及啓発の活動を行います。会員内は、ブロックチェーンの最新の正しい知識を体系的に学ぶ仕組みを用意し、これ以外にもセミナーなどを開催する計画です。また会員外については、広報部会を設置し、各委員会や会員企業の活動を広く伝えていきます。

技術委員会は、国内ブロックチェーン関連スタートアップにおいてトップクラスの技術と実績を持つカレンシーポート株式会社代表取締役社長の杉井靖典氏(BCCC副理事長)に委員長を務めていただきます。この委員会は、会員内でのブロックチェーンの利活用推進と社会への告知・共有を行うもので、個別メンバーの実装に関する相互支援や、複数会員での実証実験などを行います。意欲的な実証実験の計画案についても総会でお話しする予定です。

朝山貴生氏、杉井靖典氏、栗元憲一氏、Lon Wong氏などBCCCのコアメンバーが執筆に貢献し会員企業のビットバンク株式会社から出版した書籍「ブロックチェーンの衝撃」もAmazonをはじめ各書店でもベストセラー入りしており、ブロックチェーンへの注目と期待の高さを感じます。私たちは、ブロックチェーンが一時の流行ではなく、またフィンテックのためだけのものでもなく、組織と社会の未来を変えていく重要な技術だと捉えており、これから注目や関心の波があっても、しっかりと健全にブロックチェーン技術とその関連ビジネスを育てて行くことを改めて決意し、活動を積極的に進めていきます。

ブロックチェーンに関心がおありの企業は、まずは情報収集からでもかまいませんので、ぜひご参加ください。

BCCC – ブロックチェーン推進協会

より参加しやすい株主総会に

一人でも多くの方に参加していただきたい。そう願っています。

今年も定時株主総会を土曜日に開催します。今週末、6月18日です。

インフォテリアの株主は個人の方が多いため、個人の方の時間が比較的自由になる土曜日に開催しています。また平日は株主総会が多いので、他の上場企業との重複を避ける意味もあります。定時株主総会を意図的に集中日に合わせて設定する企業もありますが、株主の方々と直接対話の出来る貴重な機会ですので、インフォテリアでは上場後一貫して、少しでも多くの方に参加いただけるようにと考えて開催日を決定しています。

今回の株主総会は、2016年3月末現在の株主の方を対象とした株主総会となります。前回との大きな違いは、株主数が大きく増えたことです。前回は3,000名強であった株主数が、今回は12,000名強となり約4倍の株主数となりました。総数が増えることで、オペレーションとしては難しくなる面もありますが、参加される株主の方々にはできるだけ負担をかけず、分かりやすく、参加したい株主総会にしていくことに今年も取り組んでいます。

インターネット生中継
2010年から実施している、Ustreamを使ったネット生中継を今年も実施します。これによって、地方や海外在住など実際に足を運んでいただけない方でもリアルタイムに株主総会を観ることができるようにします。(インターネットから質問はできません)

事業戦略説明会
株主総会は前年度の報告が主になってしまい、これからのお話しをなかなか出来ません。そこで、株主総会終了後にこれらの考え方や計画などを説明します。今年は、先日発表した「中期経営計画」を中心に説明をする予定です。また、株主総会内では、総会の目的事項に沿った質問しか受けられませんが、事業戦略説明会ではインフォテリアの事業に関して幅広く質問を受けさせていただきます。

招集通知のカラー化
少しでも分かりやすいご報告にするために、今回初めて株主総会招集通知、事業報告、参考書類をカラー化して読みやすくしました。これまで分かりにくいとのご指摘をいただいた会場の地図もカラー化で分かりやすくなりました。カラーは、コーポレートカラーのグリーンを基調としています。

質問スタンドの設置
より多くの方に効率よく質問をしていただくために、今年は新たに固定マイクを設置して質問スタンドを設けます。これによってマイクのお渡しなどにかかっていた時間を削減します。

お土産はユーザー企業の商品
定時株主総会では毎年、インフォテリア製品ユーザー企業の商品をお土産にさせていただいています。今年のお土産は、ASTERIAユーザーであるJオイルミルズ様の食用油セット。同社は、外資系のデータ連携ソフトウェアから乗り換えてASTERIAをご利用いただいています。

いよいよ、その株主総会もあと今週末に迫りました。総会では、一人でも多くの株主の方とお会いできることを楽しみにしています。

【インフォテリア株式会社 第18期 定時株主総会】
日時:2016年6月18日(土)午前10時〜 (受付開始9:30)
場所:東京都品川区大井一丁目50番5号 アワーズイン阪急
<株主総会> 午前10時〜
<事業戦略説明会> 株主総会終了後(所要時間30分)
生中継URL: http://www.ustream.tv/channel/infoteria
Twitterハッシュタグ:#infoteria

中期経営計画と「Triple Twenty」

さる5月13日に、インフォテリアの第18期の決算を発表し、同時に中期経営計画を発表しました。

決算は、インフォテリア株式会社(日本)に加えて、海外の5つの現地法人の連結決算です。結果は一言で言えば「増収増益」。特に利益は大きな伸びとなりました。これもユーザーの皆様、パートナーの皆様のおかげであり、大変感謝しています。誠にありがとうございます。現時点では、まだ日本の会計基準のみの発表ですが、6月末までには国際会計基準(IFRS)での数値も発表する予定です。

また、同時に中期経営計画も発表しました。これは、2016年度(2017年3月期)〜2018年度(2019年3月期)までの3ヶ年計画です。3年後の姿として、売上1.5倍、営業利益2倍を目指します。またさらにその中のテーマとして、「Triple Twenty(3つの20)」を挙げています。「Triple Twenty」と聞いて、「ニヤリ」とした人は、ダーツをやる人ですね(笑)。

ダーツで「Triple Twenty」とは、ダーツ板のもっとも最高得点の場所です。さてそれはどこでしょう?

ダーツの当たった場所の得点は、外周にかいてある数字で、1から20まであります。そして、ブルと呼ばれる中央は50点。そして、一番外側にある細い枠がダブルと呼ばれて、そこの数字を2倍します。つまり、3のダブルに当たれば、6点です。そして、その内側にある細い枠がトリプルと呼ばれて、ここは3倍。ですから、3のトリプルに当たれば9点です。

さて、勘の良い人はもうわかったと思います。そう、最高得点は、20のトリプルで60点。ここが最高得点で、Triple Twentyなのです。

新しい中期経営計画は、この最高得点を意識し、さらにその上を目指して、売上・利益計画の達成を支える指標にしました。

具体的には、以下の通り。
・営業利益率を、20%台に上げる。
・海外比率を、20%台に上げる。
・フロー比率を、20%台まで減らす。

このTriple Twntyの達成を目指します。さらに、中期経営計画を支えるものとして、「3つのD」、「3つの製品」があります。ソフトウェア製品ベンダーとして意欲的な取り組みをしていきます。興味のある方は、資料を公開していますのでぜひご覧ください。
https://www.infoteria.com/jp/ir/about/strategies/

インフォテリアの、これからの飛躍にご期待ください。