月別アーカイブ: 2013年5月

私は、こんな人になら金を出す!

 インフォテリアも登場する新しい本が出版されました。ベンチャーキャピタリスト(NTVP代表)の村口和孝さんの「私は、こんな人になら金を出す!」(講談社)という本です。

 村口さんは、DeNAの投資の大成功からベンチャーキャピタル業界では知らない人は居ない人。その村口さんが、DeNAの前に投資していただいたのがインフォテリアです。その縁でDeNAの創業当時には立ち上げの手伝いもしました。本書には、DeNAほどでではないですが、インフォテリアの過去、表からは見えなかった危機なども書いてあります(笑)。

 上場後5年を超え、いまは海外子会社を3社持つインフォテリアも、創業は6畳一間のアパートでした。そこから村口さん率いるNTVPをリードとする総額27億円のベンチャーキャピタル投資を受けたことで、現在の主力製品ASTERIAの開発に欧米並みの多額の投資をすることができ、その後の成長につながったのです。

 日々のビジネスでは、先の事ばかりに意識が行きがちです。本書を読んで、創業の頃のこと、苦しかった頃の状況が思い出され、村口さんをはじめ多くの お世話になった方々や既にインフォテリアを卒業したメンバーへの感謝の気持ちが溢れました。

 それでも、経営は未来を作る仕事。これからが大切です。今回の著書ではDeNAがメインですが、村口さんの次の著書では、インフォテリアがメインでフィーチャーされるよう頑張りたいものです。

落語に感じるプレゼンの極意と「伝える力」

 ゴールデンウィーク中に、友人の三遊亭楽麻呂さんの独演会に行きました。
 私は、落語を聴くときに、娯楽としてだけでなく、ストーリーを多くの人に伝えるプレゼンテーションの一つの形態として研究してしまいます。職業病かもしれませんが(笑)
 最近は、プレゼンテーションブームと言ってもよいくらいプレゼンテーション本が出版されています。これは、『伝える』ことの重要性と『伝わる』ことの感受性でへの意識の高まりではないでしょうか。独立系ソフトウェア開発会社の集まりであるMIJSでも、4年前からプレゼンテーション合宿というものを実施していて、初回からずっと私が先生をさせてもらっています。