月別アーカイブ: 2015年5月

真のSOAが始まる兆し

先週は、東京でASTERIAパートナーミーティングを開催しました。2015年度のキックオフとなるこのミーティングには過去最大となる約200名のパートナーの方にご参加いただき、セミナーから懇親会まで大盛況で終えることができました。

■史上最多のパートナー様の登壇

今回は、ASTERIA WARP最新版のコンセプト「共存”“栄」を反映し、多くのパートナー企業の皆様にご登壇いただきました。

まず私のセッションで、欧米で急成長中のクラウドBIベンダーTableau Japanの浜田社長(ASTERIAのTableau専用アダプターを本日発表)、各種業務プロセス管理をクラウドで提供するクレオネットワークスの宮島社長、データ解析をクラウドで提供するアイズファクトリーの大場社長にご登壇いただき、各々のサービスとASTERIAの連携でさらに高まる価値についてお話しいただきました。

この4月に新しくASTERIA事業本部長に就任した熊谷晋のセッションでは、私のセッションで登壇いただいたクレオネットワークス様とアイズファクトリー様に加えて、アダプターを開発いただいた信興テクノミスト様、アイ・エス・アイソフトェア様の4社の方々にご登壇いただきデモを含めた具体的なサービスの説明を行っていただきました。

さらに、懇親会においては、先日APIを発表された近々専用アダプターが提供されるSansan様、専用アダプターでASTERIAと簡単連携ができる「kintone」のサイボウズ様にもご登壇いただきました。

■続々増えるクラウドサービスに必要とされる連携

このように、今回数多くのパートナーの皆さまにご登壇いただいたのには理由があります。それは、各社が提供されるクラウドサービスがAPIを持ち、そのAPIにASTERIAがつながることで、「真のSOA」とでも呼ぶべき企業システムの構築を支援していくことができると考えるからです。

企業向けのクラウドサービスといえばSalesforce.comしか代表的なものが無いという時代がしばらく続いていましたが、最近数多くの企業向けのウェブサービスが、APIも伴って提供されるようになってきました。

データ連携の世界では、10年ほど前に「SOA」(Service Oriented Archtechture) というキーワードが踊った時代がありました。企業内のにESB (Enterprise Service Bus) というデータバスを敷いて、それぞれのシステムをWeb Services (WS-*)という規格を使ってつなぐという企業システムの構造です。

当時、データ連携ソフトウェア各社がこぞってSOAを連呼する中、インフォテリアは一貫してこのSOA祭りから一定の距離を置いていました。その理由は2つ。1つはこのESBの考え方が「社内システム」を前提としており社外との連携がスコープに入らないこと、もう1つはこれまでのレガシーシステムの再構築を余儀なくされることです。

そこで、インフォテリアでは、2006年にESBを包含し発展させた形で社外やクラウドサービスともつながる「ESP」(Enterprise Service Pipeline)を提唱し、ASTERIA WARPの提供を開始したのです。私たちの考えは、ITにおいて社内と社外の区別はどんどん無くなって、極めて連続性の高いものになるということでした。

あれから約10年、WS-*を使って社内連携基盤を構築して成功している会社を私は知りません。理想は理解しますが、ESPで唱えた2つのポイントはやはり重要であったと考えています。

■企業システムはクラウドサービスを組み込んで誰もが使う時代に

では、SOAの理想はもう潰えたのかというと、クラウドサービスの充実とそのAPI提供によって逆にいよいよサービス主体でシステムを構築していく正にSOAと呼ぶべき時代が到来しつつあると考えています。それは、2006年のASTERIA WARP発表会で私が述べたように、社内だけの閉じたサービスではなく、APIで提供される社外のクラウドサービスをも組み込んだSOAです。技術的には、WS-*のような複雑な仕様ではなく、RESTとXML/JSONを使ったシンプルな構造です。

これから、APIベースのクラウドサービスはどんどん増えてきます。各社のもつ機能や事業がAPI化されていきます。これまでは、人を経由したり、書類で提供していた自社のもつ価値をAPIで提供できるようになり、それを組み込んでシステムが動き、アウトプットもAPI化されていく世界です。そしてそれを組み合わせて各社システムが作られるようになってきます。これこそまさに「SOA」と呼ぶにふさわしいものではないでしょうか。

そして、その時代にやはり重要なのが、それらAPIの「つなぎ」を実現するためのデータ連携。そして、それをシステム部門だけでなく現場が使えるようになること。APIはApplication Program Interfaceという名の通り、使うためにはプログラミングが必要ですが、現場で使えるためにはプログラミング無しで簡単にサクサク繋いで使えることが重要です。そこでASTERIA。

私たちはこのような時代に向けて、クラウドサービス各社との協業を強め、APIベースの連携アダプターを各社とともに開発し、新しいクラウドサービスベースのシステム開発の実現に貢献していきます。

なぜ夜行便でぐっすり寝られるのか?10の工夫

今日の決算発表のために、昨日早朝にシンガポールから帰国し、朝8時から東京オフィスで執務しています。前日は夕食後のミーティングまでシンガポールで済ませたにもかかわらず。

これが可能なのも、シンガポール〜東京間に深夜発で早朝着の夜行便があるからです。しかも、全日空、日本航空、シンガポール航空各社1便、合計3便もあるのです。私は、この夜行便が週中の移動でも一切職務時間を潰さずに移動できるので、大変好きで重宝しています。しかし、この話をすると、「飛行機では十分な睡眠が取れないので夜行便は避けるべき」とか「時間のために体を犠牲にすべきではない」というアドバイスをよく受けます。

私は、前職(外資系)で、海外出張を頻繁にしていたこともあり、飛行機の中(エコノミー席であっても)でぐっすり寝るのは得意としています。つまり、十分な睡眠は取れているし、体も犠牲になっていないのです。

「それって平野さんだからできるのですよ」と言われることがありますが、私とて夜行便でぐっすり寝ることができるのは、慣れだけではありません。実はいくつもの工夫をしているのです。そこで、今日はエコノミー席であってもぐっすり寝ることのできる私の工夫を紹介しましょう。

(1)窓際の席をとる

窓側の席であれば、他の人のトイレ移動で安眠妨害されることがありません。さらに、眠って傾く方向を固定化できるので安心です。通路側の席だと通路側に傾いたときにガクンとして目が覚めてしまうことがありますし、逆の場合隣の人に迷惑をかけてしまいます。

(2)用を足しておく

トイレで目が覚めてしまわないようにしなくてはなりません。最も大切なことと言っても過言ではありません。またエコノミーの場合は、横の人が眠っていたりすると通路に出るのが難しく、迷惑もかけるので、乗る直前に絞り出しておきます。

(3)寝不足気味にしておく

飛行機に乗る前日の睡眠をいつもより少なめにします。なお、時差ぼけ防止を兼ねる場合は、削る時間を睡眠時間の前にするのか、睡眠時間の後にするのか綿密な計算も必要です。コツは、行き先の時間帯に出来るだけ合わせることです。米国やヨーロッパのように時差が大きい場合には、減らすだけでなく、前日の寝る時間帯もずらします。

(4)食事をとらない

機内食を楽しみにしている人も多いと思いますが、あえてとりません。また、空腹で目が覚めないように搭乗する前にしっかり腹ごしらえしておきます。(水分は控えめで)

(5)アルコールを1杯だけ飲む

搭乗前にアルコールを1杯だけ飲みます。自分の好きなもので良いと思いますが、私は白ワイン。好きというだけではなく、搭乗前の時間がタイトな時に万一こぼしたりしてもダメージが少ないようにです。

(6)聞き流す系の言語プログラムを聴く

耳栓をする人もいますが、私は、耳が窮屈な感じがするので好きではありません。その代わりに私はノイズキャンセル機能のついたイヤホンで聞き流す系の言語プログラムを聴きます。眠くなること請け合いです(笑)。

(7)アイマスクをする

定番ですが、やはり目の前を暗くするのは、効果があります。IoT時代、こんなハイテクのアイマスクも出てきます。

(8)フットレストを作る

エコノミー席の場合は、フットレストがありません。私は、フットレスト代わりに、リュックサックを足下において足を置けるようにします。リュックサックの形によって置き方にも工夫が必要です。

(9)靴を脱ぐ

意外と効果的なのが靴を脱ぐこと。靴を履いたままだと、なんだか窮屈で寝付けません。靴を脱いで、機内用スリッパや靴下に履き替えます。

(10)「起こさないで」と伝えておく

いろいろな工夫でぐっすり寝れるようになっても、安眠妨害されないことが大事です。搭乗したらすぐに、キャビンアテンダントに食事でも飲み物でも「一切起こさないように」言っておくことが大事です。言っておかないと何かと起こされることになります。

いかがでしょうか?これで、あなたも夜行便をホテル代わりにすることができ、翌日の仕事が捗るはずです(笑)。