昨日、サイボウズの青野社長を迎えて、ついにASTERIA WARPの「サブスクリプション」(月額利用料型)とkintoneアダプターを同時に発表し記者発表会を行いました。会見では、青野さんからも「kintoneアダプターを待っていました。インフォテリアとの連携を成功させていきたい。」との力強い言葉をいただき、これから、クラウド時代の企業向けソフトウェアを一緒に牽引していきたいとの思いを共有しました。
さて、「kintone」は、ご存じの方も多いと思いますが、既に1,900社を超える企業で使われている、クラウドアプリケーション開発ツール。名前の由来は、「西遊記」で孫悟空が乗っている「キント雲」です。雲=クラウドに乗って、自在に迅速に動けるということを意図してつけられた名前です。kintoneを使うとシンプルな業務アプリを月額使用料だけで自在に迅速に作ることができます。しかし、kintoneでの業務アプリが増えていくと中には既存のシステムやExcelのデータと連携したいことが出てきます。
そこでデータ連携No.1のASTERIA!となるわけですが、これまではASTERIAがkintoneのように月額で使える提供形態はありませんでした。今回、このようなクラウドサービスとの連携や、短期的な利用のために、クラウドだけでなくオンプレミス(設置型)での利用も含め「サブスクリプション」という新しい月額使用料型のモデルを開始することにしたのです。
記者会見では、このモデルを開始することで、売上が落ちるのではないか?との質問もいただきましたが、全く逆です。現在ASTERIAを購入いただくお客様は、データ連携やその基盤として長期利用がほぼ全てで、長期利用の場合にはサブスクリプションよりも従来の一括購入の方がコスト的に安くつくため、サブスクリプションを選ばれるケースはとても少ないと考えています。それよりも、いままでASTERIAをご利用いただけなかったようなシーンに、新たにASTERIAをご利用いただけることで、企業や社会を「必要な時にだけ繋ぐ」ことができる変化に対して柔軟性の高い構造にしていくことが大きな貢献になると考えています。つまり、中長期的には、大きな価値を出せるため、売上としても十分に大きな好影響を出せると期待しています。
ASTERIAの「サブスクリプション」そして、kintoneアダプターによって、さらに多くの企業がkintone雲(キント雲)に乗ってクラウド時代を駆け抜けていく未来を想像しています。