Steve Jobsと同じ事を成し遂げた日本人

 先日、「史上最年少上場」の株式会社リブセンスの上場記念パーティーに参加して来ました。最年少記録を塗り替えた主役は社長の村上太一さん。そして参加者は、ほとんどが20〜30代の経営者。青山のカジュアルなパーティースペースで堅苦しくなく、若いパワーで盛り上がりました。

 村上さんは、国内史上最年少=25歳で上場ということで脚光を浴びていますが、これは、「Steve Jobsと同じ事を成し遂げた」ということでもあります。そう、Steve Jobsが創立したApple Computer社(当時)が上場したのも彼が25歳の時だったのです。


 20代、30代の経営者に混じって、私は先輩上場経営者の一人としてパーティーに招待してもらいましたが、48歳の私がその場では最年長でした。しかし、当日の挨拶でも触れましたが、上場企業の中では50歳近い私でも「若手経営者」と言われます。パーティーには「若手」国会議員からのメッセージも届いていましたが、国会議員にいたっては50代でも「若手」です。おかしくないですか?

 この国の問題は、リーダーが高齢化していることだと感じます。

 まだ50前の私ですら、自ら「老害」の片鱗を感じることがあります。それは何か?それは「判断」を自分の過去の経験に照らし合わせてしまうことです。世の中はどんどん変わっているのに、過去に照らし合わせて判断する。それも無意識にやってしまい、「しまった!」と思うことがあります。

 「これまで」より「これから」の時間が長い、若いリーダーに社会を任せていきましょう。この新陳代謝がないことで、どんどん意思決定がよどんでいくのではないでしょうか。

 上場した村上さんは、これからより多くの経営の先輩に会う機会があるでしょう。しかし、最年少だからといって「若輩者」だとか「僭越」だとか恐縮せずに、Steve Jobsばりに大手を振って若いパワーをガンガン発揮してほしいものです。

 応援しています。


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