公開講座:IPO激減時代のベンチャー投資と経営とは?

 下のグラフを見てください。2000年以降のIPO(Initial Public Offering:新規株式公開)社数の推移です。
ipo-number2008.png
 一昨年まで毎年100超で推移していたIPOの数が、昨年は50社を切るまでになりました。グラフの通り、ドットコムバブルが崩壊しIPO不調と言われた2003年、2004年ですら120社を超えるIPOがあったのですから、まさに激減と言えるでしょう。そして、このようにIPOが激減すると、IPOをExit(出口)として狙うベンチャーキャピタル(VC)の投資も難しくなります。

 昨年から青山学院大学大学院で技術系ベンチャー経営の講座を受け持っていますが、特に技術系ベンチャーの場合は成長のための資金調達は大きなテーマの一つです。そして先に述べたように、世界的な金融危機によって、その環境は大きく変わっています。その講義の一部(第5、6時限)として11月7日(土)13:10より、NTVPの村口和孝さんをお迎えして、このような厳しい環境下におけるベンチャーキャピタルとベンチャー企業経営のあり方について現役キャピタリストの視点で語ってもらいます。村口さんは、独立系ベンチャーキャピタリストとして「モバゲータウン」のディー・エヌ・エーを成功に導いたことで有名な方で、インフォテリアも設立時からハンズオンの支援を受けました。

 今回は、私の講義と違って多くの方々の役に立つお話となると思いますので、対象をオープンにして、少しでも多くの方に村口さんの話を聞いていただければと考えオープン講座にしました。参加資格は一切ありませんが、学内開催のため事前の登録が必要になりますので、参加を希望される方は、参加申し込み用特別アドレス( yhirano.aogaku@gmail.com )に参加希望のメール(氏名、所属)を送ってください。また、講義の後には、1時限をかけて質疑応答およびディスカッションの時間を設けています。多くの人と一緒にこれからの時代のIPOとベンチャー経営について意見を交わしたいと思いますので、興味のある方は是非ご参加ください。

講演:「IPO激減時代のベンチャー投資と経営とは?」
講師:NTVP代表 村口和孝氏
日時:11月7日(土)13:10 – 16:20
   ※前半:村口氏講演、後半:質疑応答とディスカッション
場所:青山学院大学大学院(青山キャンパス内)
   ※教室の情報は、メールをいただいた方にお送りします。
申込:yhirano.aogaku@gmail.comにお名前と所属をメール。


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