2015年10月21日午後14時29分。
「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のドクが、デロリアンで到着したようです。
まずはビデオを観てみましょう。
「未来は自分で作るもの (Your future is whatever you make it)」
ドクに言われるとまた重みが違いますね(笑)。
確かにドクのいう通り、「バック・トゥー・ザ・フューチャーII」で描かれた2015年10月21日と、今日はかなり違っています。例えば、
- ゴミを燃料とした核融合:まだ存在しない。が、超小型核融合装置の研究は進んでいる。
- エアカー:まだ走っていない。が、開発中の企業は存在する。
- ホバーボード:まだ実用化されていない。が、チャレンジしている企業は存在する。
- 映画館の3D広告:まだ存在しない。が、3Dホログラム技術はかなり進化している。
- などなど
一方で、実現している未来もあります。
- テレビ会議
- タブレット端末
- ウェアラブル端末
どうでしょう、実現していないものも途上というものも多いですね。まさに、未来予想が当たっていないということは、未来は確定していない証拠といえるのでしょう(笑)
映画が想定していた30年後の未来への旅。個々のモノの進化は予想の通りではなかったにしろ、30年間を振り返ると世の中で数々のイノベーションがあり、いまや30年前の世界に後戻りして仕事をしたり生活をしたりするのはかなり難しい状況だということがわかります。
ですから、これからの30年もさらにイノベーションは続き、世の中は変わっていくのでしょう。そしてそのイノベーションは、天から降ってくるものではなく、世の中の誰かが作っていくのです。つまり、未来は確定していないだけではなく、世の中の誰かが作っていくのです。
私の座右の銘に、アラン・ケイ博士の「The best way to predict the future is to invent it.」という言葉がありますが、ドクの言葉はまさにこれとかぶります。ドクの言う通り、予想通りにならなくても、これからも自らの未来を作り続けていこうではありませんか。デロリアンで、どの時代を見に来られても恥ずかしくないように。
(参考:ドクの発言全文)
“If my calculations are correct, it is now precisely October 21st, 2015. The future has finally arrived! Yes, it is different than we all thought, but don’t worry, it just means your future hasn’t been written yet. No one’s has. Your future is whatever you make it. So make it a good one.”