No.1の裏には激しいシェア争いがあるのか?

unitshare07.png 先週発表になった、テクノシステムリサーチ社の市場調査において、インフォテリアのASTERIAがEAI(Enterprise Application Integration = 企業データ連携)市場において出荷数シェアNo.1であるとの調査結果が出ました。これも、ASTERIAのコンセプトを支持していただいた顧客企業の皆様、パートナーの皆様のおかげです。ありがとうございます。

 ASTERIAが1位になったのは、昨年調査からで今回で2年連続となります。一昨年は、ASTERIAは2位、1位はMicrosoftのBizTalk Serverでした。昨年、1位と2位の順位が逆転し、今年もその順位をキープしたこととなります。ちなみに、今年は1位から5位まで昨年と全く変わらない順位でした。ただ、シェアのパーセントは変わっていて、ASTERIAは21.3%へ上昇。2位のMicrosoft BizTalk Serverは、17.4%と昨年と同値。そして3位〜5位の各製品は全てシェア減少という結果でした。

 このような事を書くと、ビジネスの現場では競合製品同士で熾烈なシェア争いをしているのかとイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうではなく、ASTERIAの最大の競合は今でも「手作り」なのです。いまこのエントリを読まれている方の中も「データ連携をパッケージでやるの?」と思われる方がいらっしゃると思います。

 国際的に有名な某リサーチ会社の調査でデータ連携にパッケージを利用している割合は約3割という結果がありました。この結果を、「企業の3割しか使っていないので市場は狭い」と見るのか、「残り7割もあって市場は広い」と見るのか?これは有名な「アフリカの靴市場の話」に通じるところがあります。インフォテリアは、これからの市場ポテンシャルの大きさに目を向けています。競合との戦いに汲々とするのではなく、まだ新たな価値をご理解いただいていない多くの企業の方々に価値を届けて市場を広げていきたいと考えています。

※《あるアメリカの靴会社のセールスマン2人が市場開拓のためにアフリカに派遣された。二人が渡った土地では皆が裸足で暮らしていた。一人のセールスマンは「アフリカでは皆が裸足なので、靴は売れません!」と報告した。もう一人のセールスマンは「アフリカでは皆が裸足なので、靴はどれだけでも売れます!」と同じ事実に対してまったく逆の報告した。》という話。


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