4月1日と言えば、年度の始まり、異動日、入社式。厳粛な気持ちで迎える日です。一方で4月1日と言えば、エイプリルフール。世界中で、ジョークの面白さが競われます。企業で取り組んでいるところもあり、今年もいくつもの企業サイトが話題になりました。
仕事関係の人にエイプリルフールの話をすると、一部のエンタメ系の会社がやっている不真面目な習慣と言う人や、「この不景気の時にあんなのやってるなんてお気楽だねえ」と揶揄する人もいますが、私はとても面白い良い習慣だと思っています。特に、このような不景気で、毎日暗いニュースばかりの時にはなおさら良いと思うのです。
多くの人が言っているように、景気は「気」ですから、世の中に少しでも多くの笑い声、笑顔が増えれば、それだけで明るくなるではないですか。WBCでの優勝も「久々に明るい話題」と評価されましたが、各社が智恵を絞って発表しているエイプリルフールを見ると、その真面目さ具合に大笑いしたり、細かさにニヤリとしたり、多くの人の「気」に良い影響を与えていると思います。見る方だけでなく、作る方もアドレナリンが出て、いつにない創造性、チームワークが発揮されているのではないでしょうか(笑)。
新年度4月1日、厳粛にしかめっつらで過ごすより、笑ってで過ごす方が明るい年になるような気がしませんか?
国内でエイプリルフールを行っている企業はメディア系、ネットサービス系などごくわずかな企業に限られますが、あなたの会社でもやってみませんか?国外では、BMWやBBCなどの老舗企業も参戦したりしています。例えば、社員研修のチームビルディングの題材とするなど、実践として多くの企業が取り入れて競えばすこしは景気の高揚に寄与するかもしれません(笑)。Webサイトが難しいなら、部門でジョークを競いあうなど(笑)。
というわけで、今年度も「笑門来福」は、厳しい経済環境の中、水面下では白鳥の水かきをしながらでも、少しでも多くの皆さんの笑顔に触れることができるよう張りきって続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。