米Apple社の「iPad」(アイパッド)が話題です。いよいよ国内の発売も今月末に迫り(追記あり※)、iPhoneの時以上にTVなどのマスコミでも採り上げられています。対応製品として「Handbook」を発表している当社にも問い合わせや取材の依頼が入っていますが、気になるのは、iPadを「電子書籍」と捉えた紹介や、取材が多いことです。
結論からいえば、iPadは電子書籍ではなく、ネットに繋がった革新的な使い勝手のコンピュータです。つまり、「電子書籍」は、iPadでできることの一つでしかなく、同じOSで動くiPhoneに比べても、画面の制約が少ない分iPhone以上にアプリケーションの適用領域が広がります。そして、大切なことは、これらの機器がビジネスや教育の現場にどんどん入ってくるということです。
10万本をこえるというiPhoneのアプリケーションも、まだ多くが個人向けのゲーム、ツール、コンテンツなどですが、これからは、iPhoneでもiPadでも、そしてAndroidにおいても、インフォテリアの「Handbook」のように企業や教育の現場で使うソフトも増えていくでしょうし、いわゆる業務アプリケーションも増えていくでしょう。そう考えると、「iPad = 電子書籍」という図式が不思議に思えるでしょう。
とは言え、そのような現実が訪れるかどうかは、提供されるソフトウェアにかかっています。インフォテリアは、新しいプラットフォームを活かした、ビジネスや教育の現場を支援するソフトウェアの提供にこれからも注力し、その一翼を担いたいと考えています。
※5月8日追記:iPadは、国内では、5月28日にソフトバンクモバイルからの提供開始されることが発表されました。
※5月9日追記:iPad版の「Handbook」の出荷も5月28日から開始することをお知らせしました。