一昨日(7月5日)、中国大連市のソフトウェア大手Neusoft(東軟)グループ企業との契約調印式を大連で行いました。具体的には、東軟信息学院の全学生14,000人でHandbookを使い、また、東軟教育服務有限公司で、中国全土に向けて販売を開始するための契約です。
この調印式には、日中双方の記者の方々も同席いただき、私は、自己紹介、中国の皆さんの震災復興への支援の感謝、インフォテリアの会社説明、製品説明、今回の提携の意義、期待などについてプレゼンテーションを行いました。これまでは、中国でのプレゼンは、日本語か英語で行って通訳してもらっていたのですが、今回、生まれて初めて全編中国語で話しをしました。時間にしてトータル約4分半です。
正直に言って、前日まで、通訳に入ってもらおうかどうか迷いました。
しかし、やはり中国で初めてのインフォテリアの販売契約を行うことに対して、ある程度間違ってもいいから、私たちインフォテリアの気持ちをNeusoftの皆さんに伝えたいと考え、「準備万端」とは到底言える状況ではありませんでしたが、全編中国語でやることに決心しました。
結果は・・・
一応、一度も詰まることなく、中国語で最後まで通すことができました。もちろん発音や四声は間違ったところがいろいろあったと思います。しかし、「謝謝大家!」で終わった瞬間、大きな拍手をいただき、少なくとも気持ちは伝わったことを実感しました。
さらに感動したのは、温涛学長(兼東軟集団高級副総裁)も挨拶の最初の部分を日本語で話してくださったことです。先方のメンバーによると、このような正式な場で、温学長が日本語を話したのは初めてで彼らも驚いたということです。調印式が終わってから、温学長に聞いてみたところ、前日に私が「中国語で話す」と聞いたことから急遽原稿を起こして練習されたそうです。
これを聞いて、私も思いきって中国語でやって良かったと思いましたし、言葉の持つ力を改めて認識し、これからも中国語の学習を続けていくことに胸の中で燃えるような意欲を感じました。