今週は、23日の「iPad mini」と「iPad第4世代」の発表、そして明日26日は「Windows 8」の発売と、タブレット端末市場で新しい大きな波の起点となる週です。
「iPad mini」は、おおかたの予想通りの内容とはいえ、このサイズを心待ちにしていたユーザーは私の周りでも数多くいます。また、Androidでは導入に踏み切れず「Windows 8」のタブレットを待っている企業ユーザーも多く知っています。つまり、単にベンダー側の発表ということだけでなく、ユーザーにとっても、タブレット端末の新たな大きなうねりが起こり始めるのが今週です。
また、インフォテリアのようなソフトウェアベンダーからすれば、「iPad mini」は、新たな開発を必要とせず、これまでの「iPad」向けソフトウェアがそのまま動き、市場が広がるのは大変魅力です。
一方、「Windows 8」は、新たな開発は必要ですが、ユーザー側にしっかりとした新たな選択肢が出来て、タブレットの普及が加速されるのは大歓迎です。「Windows 8」搭載のタブレットは、マイクロソフトだけではなく、下記のように多くのハードウェアベンダーから提供が開始されます。
acer | ICONIA W |
DELL | Latitude |
富士通 | ARROWS Tab, STYLISTIC |
HP | ENVY |
Lenovo | IdeaTab |
NEC | Lavie Y |
Panasonic | Let’s NOTE AX |
SONY | VAIO DUO |
これで、タブレット市場は、OSではiOS、Android、Windows 8の三つ巴、そしてハードウェアメーカーとしては、全メーカー参戦でようやく本格的普及の環境が整ったと言えるでしょう。
インフォテリアのHandbookは、すでにiOS、Androidでの実績を積み、Windows 8対応版の出荷予定も既に発表しています。まだまだ混戦のタブレット市場で、企業ユーザーが特定のOSの盛衰に翻弄されることなく、また今後広がるBYOD (Bring Your Own Device)による混在タブレット環境でも、誰でも使える情報配信・共有プラットフォームとして、これからもHandbookは進化を続けます。