昨日、1月30日、「ASTERIA WARP 4.7」の出荷を開始しました。ASTERIA WARPは、6年連続市場シェアNo.1であるASTERIAシリーズのフラグシップ製品です。その最新版である「4.7」は、特に大規模なエンタープライズ環境での適用に必要な点を強化したものです。
製品の説明は、特設ウェブサイトをご覧いただくとして、4.7をベースとした新しい取り組みの一つ「AAA(トリプルA)」をご紹介しましょう。
「AAA」とは、Amazon Web Service (AWS)、Asakusa Framework、ASTERIA WARPの頭文字を並べたもので、ビッグデータの代表的な技術の一つ「Hadoop」(ハドゥープ)をエンタープライズ環境の実システムで活用する具体的な方法を提案するものです。
Amazonが提供するHadoopを利用した大量データ処理サービスAWSのElastic MapReduceと、ノーチラス・テクノロジーズ(写真は、同社代表取締役の神林さん)が提供するHadoop上で大規模な基幹バッチ処理を行うためのフレームワークAsakusa Frameworkに、新しいASTERIAの新機能を組み合わせることで極めて効率の高い大量データ処理を実現できるというものです。
例えば、企業内データをクラウド上のHadoopで処理する場合には、以下のような問題があります。
(1)大量データの転送に多大な時間がかかってしまうこと
(2)複数箇所に分散するデータをまとめ無ければならないこと
(3)システムによってデータ形式やデータベースが違うこと
(4)分析結果を企業内に戻す仕組みを構築しなければならないこと
新しいASTERIA WARPを使えば、(1)発生都度小規模な単位で転送、(2)複数システムからのデータ収集、(3)データマッピングによるデータ形式の統一、(4)社内システムはExcel、PDF等を使ったレポートが実現できます。
1月18日には、「AAA」にフォーカスをあてたセミナーを実施し、またこの組み合わせでの具体的な検証を行い、ホワイトペーパーも提供しています。
ビッグデータもクラウドも、情報収集、お勉強で終わっているケースがまだまだ多いですが、インフォテリアでは新しいASTERIAを通じてビッグデータやクラウドを直接企業の他の届くところに持って行きます。2002年の提供開始以来、一貫してきた「地に足の着いた」連携を今回も実現しています。