「自粛」ではなく「工夫」を

 今日も「被災地のことを考慮して自粛」と数多くのイベントの中止が発表されています。もちろん、被災地の方々のことを思い、気持ちを捧げるのは忘れてはならないことです。しかし、同時に忘れてならないのは、「自粛」からは何も生まれないということです。


 「自粛」の連鎖が続くと、経済が停滞し、復興支援のパワーすら失われて行きます。復興支援どころか、企業の資金繰りの悪化、倒産などに繋がれば災害がさらに連鎖していきます。現実に私の知り合いの飲食店でも、今回の震災の影響で閉店を余儀なくされました。日経ビジネスでも警鐘を鳴らす記事が掲載されています。

 「被災地の方々は大変なのに私達だけが元気で普通に活動していいのだろうか」という葛藤があるでしょう。しかし、再び言いますが「自粛」からは何も生み出されません。「自粛」ではなく「工夫」をして停電や交通機関の状況に配慮しながら、出来うる限りの活動をしましょう。被災地の周りが元気に活動することが間接的に復興にもつながります。

 「自粛」すれば聞こえは良いかもしれません。「自粛」しなければ「不謹慎」と言われるれるかもしれません。しかし、皆さん一人一人が復興を信じ勇気をもって「自粛スパイラル」に陥らず、「工夫」をして元気に普通に活動されることを是非お願いいたします。

 インフォテリアも、義援金などの直接的な支援だけでなく、震災対応を「工夫」して企業活動を続けることで間接的にも役立ちたいと考えています。社員一同、被災地および被災された方々の復興を心より祈念しております。


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