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え!生放送!?

「え!生放送なの!?」

ラジオNIKKEIのスタジオに行く道すがら発した私の言葉です。これまでのラジオNIKKEIでの出演が全て「収録」だったため、勝手に今回も収録だと思い込んでいたのです。

先週火曜日(1月14日)、ラジオNIKKEIの「ザ・マネー」という生放送番組に出演しました。この番組、火曜日は、「兜町カタリスト」主宰の櫻井英明氏がパーソナリティー。櫻井さんからの、「番組に出てくださいよ」との話に、気軽に応えてしまったのですが、生放送だったとは!

番組開始約30分前にラジオNIKKEI入りし、打ち合わせと思ったら、番組開始直前に桜井さんが控室に現れ、いくつか質問をされた後に、「じゃ、こんな感じで行きますから!」と部屋をあとに。「え!?これで打ち合わせ終わり?」というのが正直な感想(笑)

手元にいただいた進行表には、「御社の業容について/直近の業績について/今後の動向について」の3行の箇条書きだけなのです。

「大丈夫か?」と思う気持ちと、「なんとかなるさ!」との両方の気持ちが錯綜するなか、あっという間に私の出るコーナーに。「俺は本場に強いんだ!」と自己暗示しながらスタジオに入り(笑)、アシスタントの内田さんの隣の席に座る。いよいよ本番!

そして、どうなったか?
録音が聞けるので、ぜひお聴きください(笑)19分10秒あたりからです。

録音へのリンク

結果的には、思ったよりスムーズにかつ楽しく進行しました。さすが櫻井さんも、アシスタントの内田さんも、生放送の進行に長けていらっしゃるなと感心しきり。質問事項を付き合わせたわけでもなく、話したこともないようなことまで引き出されたにもかかわらず、気持ちよく終えることができました。

実は、席に座ったとたんに、リラックスできたのは、櫻井さんと内田さんの笑顔のおかげです。ニコっとされて、すーっと肩の力が抜けたのがわかりました。やはり、笑門来福ですね(笑)

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

2014年、東京では、澄み切った空に輝く初陽の出で迎えることができました。

新たな1年、政治も経済も社会も激しい変化が予想されていますが、

私たちは、未来を予測するのではなく、未来を創る仕事を旨とし、

新たなチャレンジを続けていきます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2014年1月1日

代表取締役社長/CEO/CPO

平野洋一郎

 

いよいよKindleでASTERIAを学べる日が

お待たせしました!

インフォテリアの主力プロダクト「ASTERIA WARP」の技術解説本が出来ました。明日からAmazon Kindleストアにて提供開始です。また、Apple iBook、楽天koboでも順次提供を開始を予定しています。

ASTERIA WARPは、「WARP」の愛称がついたバージョン4.0から既に7回ものバージョンアップを重ねています。この間、クラウドの進化と普及、ASTERIAの利用シーンの多様化、また企業情報システムの内製化の流れなどがあり、製品添付のマニュアル以外に、ASTERIA WARPの技術解説本が欲しいという要望を数多くいただいていました。

そこで、社内のASTERIA☆LOVEのメンバーの中から、ASTERIA開発責任者の田村健、ASTERIAシニアプロダクトマネージャーの森一弥、ASTERIAの研修担当の木村達也の3人が精魂込めて書き下ろしたのが「ASTERIA WARP基礎と実践」です。

この本は、マニュアルではありませんから、既存のユーザーの方だけでなく、ASTERIAを検討されている方や、クラウド対応を進めたい方、内製を推進したい方など多岐にわたってお読みいただける内容としています。そのために、執筆にあたり3人が特に意識したのは以下の3点。

• 基礎から実践までを網羅すること
• サンプルを豊富に掲載すること
• 開発のヒントを満載すること

また、複数の電子書籍フォーマットで提供することで、スマートフォンを含むモバイル端末でいつでもどこでも手軽に読むことができ、今後のバージョンアップなどにも素早く対応できるようにしました。

いまや、ASTERIAの利用用途は単なるシステム間接続をつなぐだけでなく、ライオン様のように全社のデータ連携基盤として利用されていたり、ブックオフ様のように社内システム開発基盤として利用されているところなど、適用の幅が拡がっています。

「データ連携」を超えて、クラウド時代のシステム開発基盤を支え始めたASTERIA。ASTERIAを愛してやまない「中の人」3人が思いを込めて書いた本書を読むと、なぜASTERIAが4,000社を超える企業で導入されているのかがわかるでしょう。

【出版記念プレゼント】
本書の出版を記念して「ASTERIA 基礎と実践」を、20名の方にプレゼントします。
詳しくはこちら! http://www.infoteria.com/jp/warp/book/

It’s hot! in Jakarta

今日、ジャカルタが熱い!

といっても、赤道直下だからというわけではありません(笑)

「Startup Asia Jakarta 2013」という、スタートアップ/起業イベントに参加しています。インドネシアの首都での開催ですが、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、中国、韓国、日本などアジア各国から1,000人以上の起業家、投資家、関係者が集結し、自社サービスのアピールあり、ベンチャーキャピタルとの交渉あり、ハッカソンあり、起業家同士のネットワーキングありと、熱気ムンムンのイベントです。

今回、私もスピーカーの1人として招待され、明日の「Discussion: Exit Strategies for Asian Startups: M&A and IPO」というパネルディスカッションで話します。私を誘ってくれたAnis Uzzamanからは「日本でゼロから始めてIPOした創業者」としての招待とのことでしたが、ゼロから始めてIPOした創業社長は他にもたくさんいます。私の友人だけでも英語を話せる創業社長は何人もいるので、他に適任がいるのではと言ったところ、英語ができても英語でディスカッションというのは辞退する人が多いのだそうです。

もう一つ、このイベントに参加していてあらためて実感することは、東南アジアの国々で若い人達の起業が拡がっていて、新しい事業が次々と興り、また投資家も世界から集まって実際に投資を開始していること。今回は、アジアの投資家だけでなく、アメリカ、ロシア、イギリスの投資家にも会いました。

言語の話にしても、投資の話にしても、やはり日本のスタートアップ界隈が、最近盛り上がってはきているものの、まだ国内に留まっている感覚を強くします。

ジャカルタは、インドネシア語が母国語です。アジア各国にも母国語があります。それでも、こうやって多くの人が集まって共通言語で情報交換をし意見を戦わせている。アジアの外の人達も引き寄せている。どうしても英語との関連性を抜きに語れません。

もっと英語が必要だという話をすると、すぐに「言語はツールで、問題は中身だ」という「正論」が飛び交います。その通りです。しかし、中身があっても言語がネックで行動できていない状況をみるとその正論も空しく響きます。

外国語が上手である必要はありません。でも喋りましょう。ヘタでも飛び込みましょう。行動しない人に「グローバル」という単語を使う資格はない!

そう感じさせる、熱気溢れる会場からの中継でした(笑)

体育の日とASTERIA市場シェアNo.1

10月10日、1999年までは「体育の日」でした。東京オリンピックの開会式の日にちなんで制定されたこの祝日に、運動会を行う学校や企業・団体も多く、各地でさまざまな競技が行われていました。

「競技」という名称の通り、「競う」わけですが、最近では1位、2位と順位を決めない運動会も少なくないようです。しかし、私は本当にそれが良いのか疑問です。競争の弊害が良く指摘されますが、グローバルに勝ち抜かないといかないいまの時代、競争を排除する弊害も多いと考えているからです。

私自身は、小さいころ運動はまるでダメで、入賞にからんだことは一度もありませんが、足の速い友達は毎年、運動会や大会の前はなんとか1位を取りたいと練習したり研究したりしていました。そこに喜びもあり、悔しさもあります。競争による負けん気、工夫、研鑚が成長のバネとなっていました。これは、運動会に限ったことではないでしょう。

最近は、ナンバーワンよりオンリーワンという意見も多いようですが、やはり競争を勝ち抜いたナンバーワンには価値があると考えています。

と、長い前振りでしたが(笑)、このたびおかげさまで、ASTERIAが2012年度の企業データ連携ソフト(EAI/ESB)の市場でシェアNo.1を獲得しました。これで7年連続のNo.1となります。

今回もNo.1を獲得できたことが大変嬉しいです。それは偶然ではなく、お客様にとってより良いものを届けたいと、ずっと製品を磨いてきた結果だからです。長い間お客様に認めていただいている証拠だからです。

シェアNo.1製品であるからには、最も優れた機能、最も良い品質、最もコストパフォーマンスの高い製品が求められます。これから、クラウドが進展するにあたり、データ連携のニーズ、市場はさらに拡がります。過去の市場シェアNo.1を誇るのではなく、お客様に期待される価値を幅広く提供することで、これからも市場シェアNo.1つまりお客様の支持No.1を獲得できるよう、尽力していきます。

楠木建氏に感じるプレゼンテーションの「センス」

とにかく愉快でした。

大学教授のプレゼンで、私が知る限りではピカイチの面白さ。「経営は、スキルではなくセンスだ」、「100人中、数人しかそのセンスはない」と断言し、厳しいことを語りながらも一方で軽快なトークで会場の笑いを誘う。昨日開催した「Handbook ARISE」の基調講演、一橋大学大学院教授の楠木建さんのプレゼンテーションです。

ちなみに、「Handbook ARISE」とは、昨日からの「Handbook 4」の提供開始に合わせて広く「Handbook」そのものと実際の活用事例を知っていただくために企画したイベントで、300人の会場に365名の超満員での開催となりました。活用事例は、今回新しく東京国際フォーラム様、レノボ・ジャパン様。やはりお客様事例は説得力があります。

さて、件の楠木さんですが、私はすでに著書を読んで「普通の教授」ではないことは想像していましたが、実物は、想像通りというよりも想像以上に愉快な人。1時間の講演に満員の聴衆は惹きつけられていました。

私の仕事柄ウケたのが「代表取締役担当者」。もちろん著書を読んでネタは知っていたのですが、それでもリアルに聴くと面白い。楠木さん自身は、自分の話を「実務経験のない机上の空論」評されていましたが、考える力だけでなく、伝える力もピカイチにお持ちの方でした。

「代表取締役担当者」の具体例をいくつか挙げられましたが、その中に「プレゼン資料を部下に作らせる」という項目がありました。これに合致していなくてホッと胸をなでおろしました。なぜなら、楠木さんのプレゼンの直後が私のプレゼンだったからです(笑)。

楠木さん曰く、経営のセンスがある人は「抽象と具体の振れ幅が大きい」と。私は、楠木さんのプレゼンを聴いていて考えました。昨今、「プレゼンテーションスキル」ということがよく取り上げられているが、プレゼンにも「センス」もあるのではないか?そして、その楠木さんのプレゼンこそにそのヒントがあるのではないか?

まだ、答えは出ていませんが、「経営」と同じように、「プレゼンテーションのセンス」も、「具体と抽象の振れ幅」が関係があるのではないか?私自身の経営道に加えてプレゼン道のテーマとして「センス」を加えてみることにします。

 

インフォテリア新喜劇は「Handbook 4」の切り札になるか?


昨日(9月12日)、Handbookのメジャーバージョンアップで第4代目となる「Handbook 4」の記者説明会を行いました。Handbookは、今回のメジャーバージョンアップで、組織を超えてデジタル化された情報を渡すことのできる新しい段階のMCM (Mobile Content Management)に進化します。

しかし、問題はその新しい概念をどのように記者の方々に理解してもらうかでした。例えば、「ブックドロップ」の機能は、社内で配信したリッチな情報をお客様にもセキュアなままで「手渡し」し、かつその「手渡し」履歴などもフィードバックできるという機能です。記者の方々に出来るだけ理解してもらえるように、デモは、壇上で行うのではなく、出来るだけリアルにお見せしようということになりました。

そこで、この説明会のために結成されたのが「インフォテリア新喜劇」(笑)。ブライダル営業を想定シーンとし、営業シーンから情報を持ち帰っての家庭内での会話の一連の流れを寸劇で表現することにしました。また、そのために記者会見場は、よく使う大手町の会議室ではなく、Handbookを実際にブライダル営業にご利用いただいているハイアットリージェンシー東京様の宴会場にしました。記者の方々に座っていただくテーブルは、もちろん披露宴仕様で円卓にクロスがけ、式次第はフランス料理のメニュー風です(笑)

 

実際のデモのシーンはこうです。

ハイアットリージェンシーのブライダルサロンで、ブライダル営業の方がHandbookを使ってチャペルや披露宴会場を説明。新郎・新婦が「これ、お父さん、お母さんにも見せたいなあ」と言うと、ブライダル営業の方が、「タブレットかスマホをお持ちなら、見せられますよ」と返答。「え?持ち帰れるんですか?」と、驚く2人にHandbookで気に入った資料とプランを渡してあげる(「ブックドロップ」機能)操作をします。

その後、新郎・新婦は家に帰るわけですが、記者会見場内に、ソファーとテーブルが置かれ、新婦の家のリビングを再現。「カタログとか見積もりとかないのか?」という、新郎の父に、Handbookでもらってきた綺麗な披露宴会場の様子(360度パノラマ)や、新婚旅行のプランを見せるというシナリオです。

この寸劇の役者が、インフォテリア新喜劇のメンバー(笑)。新郎、新婦、新郎の父、新郎の母を演じました。そして、ブライダル営業の役は、実際のハイアットリージェンシー東京のブライダル担当の方にお願いしました。

この寸劇、「何が始まったか?」と驚かれていた記者のかたもいらっしゃった様ですが、概ね好評で「次回も寸劇やるんですか?」という質問までいただきました(笑)。今後、リアルな人と人のつながりを支えるソフトウェアが増えていく中で、寸劇が「伝えるチカラ」を増すのであれば、インフォテリア新喜劇の正式結成も検討してもよいかもしれません(笑)

「スマートデバイス活用サミット上海」大盛況でした

先日、ドコモチャイナと共催で「スマートデバイス活用サミット上海」を開催しました。150名という、日系ISVとしては比較的規模の大きいカンファレンスでしたが、定員を大きく超えるお申し込みをいただき、当日も満員御礼でした。

今回、基調講演にNHK Eテレの「テレビで中国語」のレギュラー出演者である段文凝さんを迎えたことで、現地上海での話題性も高かったのですが、それでも基調講演が終わっても席を立つ方は少なく、ベンダー講演や事例講演を含め、多くの方が最後まで聴いていただきました。

上海周辺では、タブレットのビジネス利用はまだあまり進んでいませんが、私たちはこれから数年先を見据えて市場創造に取り組んでいます。インフォテリアとしては日系企業を中心に、そして、ドコモチャイナさんは、日系だけでなく中国の内資系についてもHandbookの販売を推進いただいています。カンファレンスで、上海の活動の成果として、カシオ上海様でのHandbook採用を発表させていただき、また、レノボ様には法人営業での実際のHandbookの活用事例を語っていただき、大変好評を得ました。

インフォテリアの中国展開は、まだまだ緒についたばかりですが、少しずつ着実に土を踏み固めつつあります。昨今、IT企業の海外からの撤退話をよく聴きますが、私たちは、中国と中国語圏に価値を届けられるものと確信しています。これからも、現地のパートナーと組み、地に足のついた展開で着実にユーザーを増やして行きたいと考えています。

追伸:

このカンファレンス、私とお付き合いのある一部の方にも個別にご案内させていただきましたが、本エントリをもって開催の御報告と、御礼とさせていただきます。ありがとうございました。

 

「不格好経営」、それは格好をつけない力

DeNA創業者の南場智子さんの著書「不格好経営」がベストセラーとなっています。私の周りでも話題となっていますが、皆さんが読み進められるに従い、ここのところ毎日のように私に「知らなかった!」という連絡をいただきます。

それは、「不格好経営」の35ページあたりから書かれている、ある事件のことです。DeNAの創業時に外注していた「ビッダーズ」というオークションのシステムが、サービスイン1ヶ月前に実は全く出来ていなかったことが発覚し、そのリカバリーとして急遽インフォテリアがシステム開発を行ったという話です。

DeNAとは投資していただいたVCが同じ(NTVP)という縁で、創業したばかりの南場さんや川田さんと交流がありました。インフォテリアに連絡があったのは、1999年の10月30日。最初の連絡はNTVPの代表の村口さんから。「外注したオークションのソフトウェアが全く出来てていない」とのことで、とにかく何とかならないかという話です。既に、「ビッダーズ」のサービスイン日は11月29日と広く公表しており、周りの注目も高まっている中この日程を変えることは、できないということでした。

土曜日でしたが、とにかく来て欲しいとのことで、現副社長CTOの北原が駆け付けました。

そのとき、私は米国出張中で、状況を把握した北原からホテルに電話が入ります。北原から事情を聞いて、「半年も開発していたというのに使えるコードが全くない」という状況に驚くと同時に「うちが何かできるか?」と聞きました。「ドキュメントはしっかりしている、何とかなるかもしれない」と北原。

しかし、それはインフォテリアのXMLの製品開発を一時的に止め、開発計画を変更することを意味していました。その時インフォテリアは、その2週間後をターゲットとした資金調達の真っ最中でした。しかもVC10社からの出資がほぼ確定の状況で、各社に開発計画を提示した上での資金調達です。しかし、DeNAのオークションシステム開発を行うことは、資金調達時からいきなり計画が遅延することを意味していました。しかも、ビッダーズは大きな注目を集めていた期待のサービスだったので、問題が起きたことやインフォテリアがリカバーに入ったことなどVCにも誰にも話せません。

もう一つ問題がありました。

インフォテリアは受託開発ではなく製品開発を行うために作った会社で、開発エンジニアは皆そのためにジョインしてくれた人ばかりでした。それが、いきなり会社に泊まり込み確定のデスマーチのようなシステム開発プロジェクトをやるということになるのです。

私は北原に聞いてみました。

「他の会社ではできないのか?」

「時間がない。他では無理。うちしか可能性はない。」と北原。

その時、私の脳裏によぎったのは、南場さんの顔でした。我々にしかできないことなのに、困り果てた南場さんを前にして逃げる訳にはいかない。南場さんたちの役に立てるのであれば「やろう」と決めました。

実際、相手が南場さんでなければ断っていたのは間違いありません。資金調達の最中に計画変更が必要で、その理由は公言できず、30日という短期間でリスクもとても高い。しかも、インフォテリアは受託開発をしないことを公言していた会社でしたから。

それでもやろうと決めたのは、著書の言い回しを借りれば、南場さんの「不格好力」だったのでしょう。

「不格好経営」と南場さんは言いますが、それは私が直接感じたままで言えば「格好をつけない経営」です。いや経営どころか、南場さん自身がそう。いつでも素の自分をさらけだし、いつでも自分の思いに全力、もがいていることも隠さない。若くしてマッキンゼーのパートナーになって、肩で風切って歩いていそうな人が、格好をつけず笑い、泣き、悲しみ、怒る。熱く語り、悔しがる。凄い!と思わせた直後に、可愛い!と思わせたりする(笑)。この格好つけなささが、心からこの人と仕事をしたい、役に立ちたいと思わせる。気がつけば、ほんの短い間に私は南場さんのファンになっていたようです。これは、たぶん私だけではなく、周りの人皆が今でも感じていることではないでしょうか?

ワールドクラスの経営戦略コンサルタントが、ロジックでもメソッドでもないその対極のところに強みを持つ。いや、弱みを隠さないからこそ力を持った人達が集まる。この不格好さ、つまり人間味溢れる格好をつけなささが、周りの人達を自発的に動きたくさせる、これが南場さんの「不格好」の力の真髄だと感じるのです。

[2013/7/5] タイトル長調整で5文字削除

今年は、抹茶フィナンシェ

今年は、「抹茶フィナンシェ」です。

毎年、グリーンをテーマに選んでいます。

さて、何でしょう?

それは、インフォテリアの今年の株主総会のお土産です。毎年、新しくインフォテリア製品のユーザーになっていただいたお客様の商品をお土産にさせていただいています。

そして、今年はPascoこと敷島製パンさんの「抹茶フィナンシェ」。Pascoさんは、昨年度新たにHandbookのユーザーになっていただき、経営会議をはじめとする社内会議でご利用いただいています。

さて、最近のスイーツブームでだいぶメジャーになってきたフィナンシェですが、「それは何?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。フィナンシェとは、フランスを起源とする焼き菓子の一種です。綴りは「financier」で、この綴りからも想像がつくとおり、元々は「金融家」「お金持ち」という意味なのだそうです。投資家の方々にぴったりではないでしょうか?(笑)

通常は、黄金色が多いフィナンシェですが、今回は、インフォテリアのコーポ—レートカラーにちなんで、抹茶を練り込んだ珍しいグリーンのフィナンシェです(写真)。実は、Pascoのロゴもグリーンです。

今年のインフォテリアの定時株主総会は今週土曜日6月22日です。この週末関東地方は台風が来るかも知れないという予想もありますが、会社の最高決議機関にぜひご参加ください。抹茶フィナンシェとともにお待ちしています(笑)。