
新年となり、お客様やパートナーの皆様に新年のご挨拶をさせていただく中で、昨年末に発表した「保守割」が結構話題になりました。経営判断としてはチャレンジな面もありましたが、多くの方に歓迎していただいたことで、開始して良かったと感じています。
いよいよ新しい年が始まりましたが、報道されるのは経済の先行き不透明というニュースばかり。特に、グラフでも分かるように株式市場を見る限り、日本以外の代表的な国は復活傾向であるのに対して、日本は取り残されているようです。
なぜでしょうか?
あけましておめでとうございます。
また新たな年の始まりです。
今朝、東京では、素晴らしい初日の出と富士山を拝むことができ、
一年のスタートにふさわしい日和となりました。
私たちインフォテリアは、2010年も新たな挑戦を続けます。
そして、この変化の激しい時代に必要とされる価値を創造してまいります。
仕事柄、私は毎週のようにプレゼンの「本番」があります。また、多くのプレゼンを聴く機会があります。そして思うのは、「ちょっとしたこと」で、もっと聴き取りやすい、もっとわかりやすい、そしてもっと説得力のあるプレゼンにすることができるケースが多々あるということです。
去る11月28日(土)に「肥後啐啄(そったく)塾」という集まりで、基調講演として話をさせていただきました。題して「人生デコポンばい」。デコポンと同じように「見かけは不格好でも中身で勝負」という話です。「肥後啐啄塾」とは、熊本に縁(ゆかり)のあるベテランと若手が集いお互いに切磋琢磨していこうという集まりで、今回が3回目になります。「啐啄」は、もともと禅の用語で、鳥が孵化するときに、ヒナが卵の殻をくちばしでコツコツと中からを叩くこと(啐)と、親鳥が卵の殻を外からコツコツと叩くこと(啄)で、啐啄が同時におこったときに孵化できる現象を指しています。
世界の中で特に日本は景気や株式市場の回復が遅れ、政府はついに「デフレ宣言」、そして「2番底」まことしやかにささやかれ始めている日本経済。昨年来の経済環境においては、以前は普通だった取引すらリスクにさらされることも発生します。特に、事業体としての体力が比較的弱いベンチャーにおいてはたった一つのリスク事項ですら会社の命取りになりかねません。
「自分で自分のハードルを上げてどうする?」
という言い方を聞くことがあります。
そして、多くの人が当たり前のように「そうだよね」と反応します。いわば常識のようにもなっているやりとり。
しかし、私はこの言葉を聞く度に、
「自分で自分のハードルを上げないでどうする?」
と思うのです。
下のグラフを見てください。2000年以降のIPO(Initial Public Offering:新規株式公開)社数の推移です。
一昨年まで毎年100超で推移していたIPOの数が、昨年は50社を切るまでになりました。グラフの通り、ドットコムバブルが崩壊しIPO不調と言われた2003年、2004年ですら120社を超えるIPOがあったのですから、まさに激減と言えるでしょう。そして、このようにIPOが激減すると、IPOをExit(出口)として狙うベンチャーキャピタル(VC)の投資も難しくなります。